【感想・まとめ】山下達郎　周南市文化会館ライブ2023のこと、サンソン書き起こし

周南市文化会館
- 2023.7.9
サンソン書き起こし
- 2023.7.9放送
まとめ
達郎まりや沼

周南市文化会館

2023.7.9

豪雨と通行止めと在来線終日運転無し。どうにか新幹線は、動いた。

約2時間40分のライブ。sparkleで始まリ、アンコールの締めはyour eyes。誠に素晴らしい中期高齢者の歌声でした。顔写真チェック、免許証かマイナンバーカードさえあればいけます。思ったよりざっくりしてた。まあ1800人収容だし。達郎さんがやりやすいと言うだけあって、音は素晴らしい。土曜日の恋人、潮騒、梅雨も明けないのにクリスマスソング。いやあよかったよかった。高気圧ガールは記憶にないが、セトリは島根と同じ。

「この近くに山口放送がありますが、30代の頃はよく局にお邪魔しました」※ライブの主催はFM山口。当時のアナウンサーは誰だろ。勝津さん？雪彦さん？よもや岡本さんかな。なお、ブログはライブ前日に6割がた書き、当日サンソン聴きながら徳山駅の蔦屋、ライブ後にはホテルでスマホ打ちしたため、誤字脱字または妙な文章になってた申し訳ない

サンソン書き起こし

2023.7.9放送

業務提携をしていた松尾潔氏がこの度契約終了となり、私の名を挙げたことで色々と書かれております

私はTwitter、Facebook、インスタ、一切やっておりませんので、ネットで発信することができません。唯一の発信基地であるサンソンにて皆さんにお聞きいただこうと思います

まずもって、私の事務所と松尾氏は彼から顧問料をいただく形の業務提携。雇用関係にあったわけではない。また、彼が所属アーティストだったわけではなく、したがって解雇にはあたりません。弁護士同士の合意文書も存在しております。契約終了については、事務所の社長判断に委ねるかたちで行われました。松尾氏と私は、直接何も話をしておりませんし、私が社長に対して契約を終了するよう促したわけでもありません。そもそも彼とは長い間会っておりません。年にメールが数通来るだけです。

今回、松尾氏が、ジャニー喜多川氏の性加害問題に対して、憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません。他にもいろいろあるんですけど、今日この場ではそのことに触れるのは差し控えたいと思います。ネットや週刊誌の最大の関心事はですね、私がジャニーズ事務所への忖度があって、今回の一件もそれに基づいて関与しているのではという、根拠のない憶測です。

今の世の中はなまじ黙っていると、言ったもん勝ちで、どんどんどんどんウソの情報が拡散しますので、こちらからも思うことを正直に、率直に、お話ししておく必要性を感じた次第であります。

えー、今話題となっている性加害問題については、今回の一連の報道が始まるまでは漠然としたうわさでしかなく、私自身は、1999年の裁判のことすら聞かされておりませんでした。

当時私のビジネスパートナーは、ジャニーズとの業務を兼務していましたけれど、マネージャーでもある彼が、私にそのような内容を伝えることはありませんでした。性加害が本当にあったとすればそれは許しがたいこと。被害者の方々の苦しみを思えば、第三者委員会等の事実関係の調査が必須であると考えます。

しかし、私自身がそれについて知っていることが何もない以上、コメントの出しようがありません。

自分はあくまで、いち作曲家、楽曲の提供者であります。ジャニーズ事務所は他にもダンス、演劇、映画、テレビなど、業務も人材も多岐に渡っておりまして、音楽業界の片隅にいるわたしに、ジャニーズ事務所の内部事情など全くあずかり知らぬこと、まして性加害の事実など知る由も全くありません

私が中学生だった1960年代に、初代ジャニーズの楽曲と出会って、ジャニー喜多川さんという存在を知りました。何年か後に初代ジャニーズの海外レコーディングを聴いて、とても感動して。私の番組でも特集したことがあります

私の音楽を偶然に聴いたジャニーさんに褒めていただいて、そのご縁で数年後に、私のビジネスパートナーが近藤真彦さんのディレクターとなったことから「ハイティーンブギ」という作品が生まれました。

その後もジャニーズに楽曲を提供する中で、多くのすぐれた才能と出会い、私自身も作品の幅を大きく広げることができ、成長させていただきました。たくさんのジャニーズのライブに接することができたおかげで、Kinki Kidsとの出会いがあって、そこから「硝子の少年」という作品を書くことができて、昨年まで彼らとの絆はずっと続いています

芸能というものは人間が作るものである以上、人間同士のコミュニケーションが必須です。どんな業界、会社組織でもおそらく変わらないでしょう。密なコミュニケーションが構築できなければよい作品など生まれません。そうした数々のタレントさんを輩出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は、今も変わっていません。

私の人生にとって一番大切なのは「ご縁」と「ご恩」です。ジャニーさんの育てたタレントが、戦後の日本でどれだけの人の心を温め、幸せにし、夢を与えてきたか。私にとっては素晴らしいタレントさんやアーティストとご縁をいただいて、時代を超えて長く歌い継いでもらえる作品を作れたこと、そのような機会を与えていただいたことに、心から恩義を感じています。

一個人、一ミュージシャンとしてジャニーさんのご恩を忘れないこと、プロデューサーとしての才能を認めることと、社会的倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題。作品に罪はありませんし、タレントさんたちも同様です。繰り返しますが、性加害を擁護しているのではありません

正直残念なのは、素晴らしいグループだったSMAPの皆さんが解散することになったり、最近ではキンプリが分裂してしまったり。あんなに才能を感じるグループがどうして、と、疑問を感じる。何もわかりませんがとっても残念。願わくばみんなが仲良く連帯してと思うのは私だけではないはず。Kinki、末永く活動していって。近い将来、キンプリ、嵐の再集合が実現することを、竹内まりやともども願っております
(冒頭２割がスマホ打ち、残りは自宅でタイムフリー聴きつつPCキーボード)

完全版がでとった goodjob
山下達郎のサンデー・ソングブック書き起こし