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【猫も、杓子も】漫画家・西炯子(にしけいこ)大ちゃん「昨日、今日、明日 そしてネコと」

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4匹の猫

保護猫なっちゃん(10歳)

のんちゃん(10歳)

フクちゃん♂(5歳)近所の公園で鳴いていた。

大ちゃん(3歳)

小笠原の野良猫が、天然記念物の動物を食べてしまうことがあるんで、猫を捕獲して、東京都のこっちへ持ってきて、協力してくれる動物病院の、里親を探す事業をやってて。捕まえた猫に一匹妊娠してるのがいて。オス貰うって言ったら来たのが大ちゃん。

天気予報で小笠原って出るじゃないですか「大ちゃんの実家は晴れだよ」

必ず大ちゃんはのんちゃんの上に乗りたがる。そのうちのんちゃんも根負けして。

男女のおきて

教員から漫画家へ

最初教員になったんですけど、やっぱ向いてなくて。やめたんですね。食べるために漫画を描き始めた。これでなんとか自分を養っていかなきゃいけない、最初その必要に迫られたので。憧れて、これが描きたくて、マンガ家になりたくて組の作家では、実はない。

そんなに恋の話を描くからってクリエーターが恋をいっぱいしてるわけじゃない。

なんちゃって教育者ではあったので、どちらかといえば教条的な話を描きがちなんですよ。たとえば不倫の話。果てには絶対結婚がなければいけないと思ってるんですよ。不倫の果てに二人自殺をするではダメなんですね。二人だけで夢の世界に行こうではダメで。誰も幸せにしない。自分たちだけよければいいのかよってことで。邪道な恋愛は描けない。最後は必ず正道の、あらまほしき男女関係に絶対持って行くぞ、それが恋愛漫画に課している掟といえば掟ですね。

教条主義とは
教条主義とは - コトバンク

昨日、今日、明日 そしてネコと

わたしは三十年と少し、漫画を描いて、ひとりで生活している。

その間、わたしの家にネコがいなかったことはない。

子供の頃からネコがただ好きだったけれど、自分で飼うようになってからは、ネコと一緒にいるということの意味が変わってきた。

まずわたしは、ネコを長らく、自分の愛の置き場所にしてきたと思う。

子供の頃の幾度かの転校で、人間関係に臆病になるくらいには、ナイーブになったわたしは、いまもって人間関係のつくり方が、うまくはない。

愛し下手、愛され下手なわたしは、彼らとの付き合いの中に、自分が望む愛の形を、勝手に見てきたのだ。

痛くても辛くても離せないですから、相手の気持ちにこっちから踏み込んでいかなくちゃいけないという、恋愛にも似た(笑)恋愛は人と人ですから「サヨナラ」で済むけど、ネコは済ませられない。