新宝島
打席テーマ曲
山口 大野さん、大野選手、どっちですか
大野 大野くんで(笑)いきましょう
山口 ちょっと「くん」はキツいなあ。大野「さん」でいいですか
大野 「選手」にしますか
山口 大野選手、ぼくらの「新宝島」を、バッターボックスに立つ時に使ってくださってるじゃないですか。あれって、自分で選んでるんですか
大野 はい。それぞれ各選手が好きな曲であったりとか、チョイスしてますね
山口 あれって、打つ前に気持ちを高めたりする為の音楽だったりするんですか
大野 はい。そうですね。テンションが上がる曲といいますか、僕の場合そうやって使わしていただいてます
山口 新宝島使ってヒットが出たとき、めちゃめちゃ僕テレビの前で飛び跳ねてる。
メンタルの整え方
SNSの功罪
山口 結構すごいなと思うのは、メンタル。試合中と試合後のメンタル、2つあると思うんですけど。試合中にいい投球をするための心構え、いろいろ準備もあると思うんですけど。試合後の、例えばヤジとか、あとSNSもあるじゃないですか。メンタルの整え方、選手の中でそれぞれあると思うんですけど、どうなんですか。
大野 すごく難しいですよね。僕もやっぱりそこが野球選手といいますか、スポーツ選手、いろいろな業種の方、人間なので、メンタルが一番仕事に影響出る。球場でヤジ飛ばされるの仕方ないと思ってるんですよ。ほんとにふがいない結果、仕方ないミスもあるんですけど、許せないミスとか確かにあると思いますし、ファンの方からすれば。そういう時のヤジは仕方ない。SNSは使い方難しい
山口 ミュージシャンもSNSで誹謗中傷とか受けたりすることももちろんあるんですけど、プロ野球選手ホント厳しいですね
大野 それだけ期待していただいて、本気で応援していただいてるからだと思うんですけど、心痛めることもありますし、流せないこともありますよ正直
野球選手と年棒
給料バレてるじゃないですか
山口 すごい特殊な職業だと思うのは、給料バレてるじゃないですか(笑)
大野 いや、たまんないですねホントに。ありえない
山口 言えないっすよ「この人は毎年このぐらい出て、こういう活躍してます」ってのを見せつけてるわけですよね。キツイっすよね。
大野 キツイですよね...ほんとに、得すんの誰?って話ですよね(笑)出してて
山口 なんの文化なんですかね。プロ野球選手が給料公表しなきゃいけないっていう。一括なんですか年棒
大野 出てる数字の純二分割。
山口 あの給料がわかるシステム
大野 勘弁して欲しいですね
DH制推し
山口 夢の売り方もうちょっと考えようよ。セ・リーグでもDHとか、大野選手はどう考えてるんですか
大野 僕はDH制がいいですね。導入して欲しい。DH制になれば、強打者がひとり増える。投手の分を野手が一人立つ。セ・リーグは自分たちが打席に立つ。すごく大変なんです。試合中の準備。普段の練習でバッティング練習とかバント練習は全然苦じゃないんですけど、試合の中でそっちにも気を使わなくちゃいけないのがすごく大変なんですよね。それを感じないのが交流戦。打席に立たない。投げたらベンチに戻って。また投げてベンチに戻って。それがずっと1試合続くので、メチャ楽やんと思う。投げることだけに集中できる。僕はDH推しですね。
タイトルを獲った話
自分自身の変化
大野 最近自分でも変わったなと思うんですけど、2019年に初めてタイトル獲ったんですよ。防御率。2020年は沢村賞。周りからの見られ方も変わって、自分自身もやっと自覚が芽生えてきたといいますか、立場が人を変える。ホンマにその言葉のとおりやなあと。エースの自覚なんですかね。賞をいただくたびに怖さが出てくる。怖さなのか自覚なのか。
山口 この成績を続けていかないといけないという怖さですか、それとも責任感ですか
大野 責任感ですね。もちろんプラスに働いてはいるんですけど。年齢も33歳になって、ほとんど上はいなくなりましたし。タイトルはさらに成長させてくれてる
※大学4年の時に怪我をしたままドラフトなった話など/ギタータイムアタック好きやな。もう最終回か。復活しそうな気がする