短気な夫(抜粋
付き合っている当時から気を使ってきた
結婚式の時も逆鱗に触れ、耐えられないほど責められました。涙をこらえて式場に入ったことを思い出します。それでも親に心配をかけたくないと頑張ってきました。
働いている方が自由なので、いざという時のために仕事を続けています。
母が亡くなった時や私が病気になった時、夫がいて良かったと感謝したことも。ただ、夫は私の体のため、食事に細かい制限を設け、守らないと「面倒を見てやらない」といいます。電気料金の安い時に家事をするよう求めてくるなど窮屈。ストレスを訴えても理解してくれません。夫婦なので仕方ないのか、別れるべきか悩んでいます。
大日向雅美先生の回答(抜粋
絶対的な正否はない
夫の言動に不満を覚えつつ、夫婦なら仕方なく我慢すべきなのか尋ねられるとそれは違うように思います。
あなたの夫は他者に対してかなり支配欲の強い人のようです。自信もおありなのでしょう。相手を傷つけているのではないかという発想もあまりなく、自分は正しい、他者に対して良いことをしてやっていると思い込むタイプのようです。
心底いたわられているというより、夫の自己中心性を感じざるを得ないというのは辛いですね。
最も離婚すべきか否か、絶対的な正否はありません。あなたにとって継続するに値する結婚なのかどうかが一番大切なことであり、他人が意見することは難しいように思います。どちらか決断する前にひとりでじっくり落ち着いて考える時間をお持ちになれますね。この先も夫に隣にいて欲しいと思えるかどうか、率直にご自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。
どの相談にも「ご自分に問いかけてみては」が使える説

- 作者:読売新聞生活部
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: 単行本