あいみょん
10代の頃は官能小説がすごく好きだった。言葉の言い回し、比喩表現の勉強になった。最近は読者として楽しんでるだけ。今回紹介する本はちょっと気持ち悪い、ちょっとおかしいジャンル。結構そういうのが好き。なんでそういう感性になるんやろ?って、そっちを掘り下げちゃいますね。
木になった亜沙/今村夏子
亜沙の手から渡したものを誰も食べてくれない。給食当番になると、誰も亜沙のところに並ばない、金魚も彼女が上げた餌を食べない。ついに彼女は割り箸になる。←えっ
絶対自分じゃこんな物語思いつかないですし、その視点ってどっから来るんやろ?思ったぐらい、すごいなって思いましたね。同じ表現者としてみてしまうと、生活覗いてみたいなと思います。人それぞれいろんなコンプレックスがあるじゃないですか。誰も自分の手から食べてくれないというその視点がすごい。すごい結末が待ってます。これよんだとき、あいみょんのイメージがしたから、バキバキに引きちぎられたりする?ごめんなさい(笑)
他人事/平山夢明
理不尽な暴力が詰まってる。読んでるだけで痛い。それを他人事と笑って読めちゃう自分も怖いですし、恐ろしいなと思うぐらい夢中で読んでますね。
理解不能な他人たちが登場。14編。特にオススメは「仔猫と天然ガス」
体が不自由な女性の家に、急に男の子2人組が来て、体とかバキバキに引きちぎられたりする。
ごめんなさい(笑)ありえない話じゃないですか。お姉さんプロレスしようって骨バキバキやられて。身に覚えがないけどゾクゾクして面白い。人間のグロさを描く
※特に「定年忌」がおもろい。なぜか気持ち良かった。年のせいだろうか