接客業のバイトは特別好きじゃない（抜粋）
今春大学2年生
仕事が楽しいという感情が理解できず、困っています。
真面目に取り組んでいますが、私にとってはお金を稼ぐ手段でしかなく、特段好きな仕事ではありません。
ほぼ毎回辞めたいと思いますが、それでもお金のために働いています...「慣れたら楽しくなる」と言われましたが、これっぽっちもそんな気は起きそうにありません。もともと緊張しやすい性格のため、正直なところ接客業は向いていないと思っています。
仕事に対する私の考えを周りに言うと、反論が返ってきて苦しいです。楽しくても好きでない仕事を選んで、お金のために働くのはおかしいのでしょうか。
おかしくはないけど
異業種の仕事をしてる人に言ったほうが違うリアクションが返ってきて面白いと思う。そこから思わぬ誘いが転がり込んでくるかもしれないし。
うちの坊は今春大学4年。留年せずに済んだらしいよかったよかった。部活の合間のバイトは数々やった。接客業、コンサートの設営・撤収作業、引越し...あ、ガタイがいいので体動かし系ばっかり。接客は喫茶じゃなくて居酒屋やったけど、社交的な性格でも酔客が嫌んなってやめたって（いや、飲み屋なんだから最初からわかってたはずだが）言ってたな。
自分自身の今やってる仕事も、楽しいからやってるんじゃなくて生活のためだな。非正規非常勤で何年もやってるけど当然待遇悪いしなんも変わらない。お金のために働くなんてのは何ら間違いじゃない。基本、人間関係が悪いならやめれば良いし、そうでなければ続ければいいと思っている。
仕事以外に夢中になれるものを見つければなお良い。
出口治明先生の回答（抜粋
焦る必要はない
※ところで、大学生からの相談はこれまで山田昌弘先生、哲学的に答えるなら鷲田清一先生だったのだが（たまに出久根達郎さんや増田明美さん）
あなたが楽しく感じられる仕事をさせてあげます、などと契約書に書かれてはいません。仕事の本質は、お金を稼ぐ必要があるから働くということ、それで必要十分なのです。ほとんどの人はそれがわかった上で、同じ時間拘束されるなら楽しい方がいいと考えているのです。
僕自身.....最初の仕事は宛名書きで全然楽しくはありませんでした。でも仕事とはそういうもので、...かわいい名前だったらきっとかわいい人かなと思い、字を丁寧に書く。なんて、そんなアホみたいなことをやっていました。
工夫をしても楽しくならないのなら、それはそれで構いません。間違っているとは全然思いません。
大学生活はまだまだ時間があります。もし楽しい仕事を探したいのなら、他のタイプのアルバイトも探してみましょう。焦る必要はありませんよ。
志望動機書くのほんとに苦手...
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イチローの記者会見全文、何度も読み返す。映像だとちょっと何言ってるかわからない部分も、文章にするとすんなり頭に入ってくる。
色々なことにトライして、自分に向くか向かないかというよりも、自分が好きなものを見つけてほしいなと思います。
純粋に楽しいということは…。やりがいがあって、達成感を味わうこと、満足感を味わうことはたくさんありました。
ただ、楽しいかと言うとそれとは違うんですよね。
Nスペ「イチロー 最後の闘い」では
自分なりに頑張ること。これを人は見てくれたんだなって思ってます。やっぱり日々懸命に生きたい。それを重ねていく。懸命に生きられる何か、モチベーションを見つけていくっていうのは生きていく意味だと思うので、それを重ねていきたいと思います。新たに見つけるのか、見つかるのか、それはわからない。そのために一歩踏み出すってことですよ。
- 作者:出口治明
- 発売日: 2019/03/19
- メディア: 単行本
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