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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

SWITCH インタビュー 達人達 出口治明×ミムラ 面白い本を見つけ出すコツ 読書術 

面白い本を見つけ出すコツ

お金がかかっている本を選べ

ミムラ:図書館に来て、本を選びましょうとなった時に、どうやって選びますか?
出口:綺麗な本かどうかですよね。
ミムラ:装丁も大事ですか
出口:ええ。綺麗な本って、お金かけてるじゃないですか。出版社が「これぐらいに違いない」とやってるわけですから。きっと面白い可能性が高い。

最初の10ページで判断せよ

出口:選んだら、最初の10ページを読みなさい。人って、読んで欲しいところが決まってて。だから、最初の10ページは一生懸命書くんですよ。だから、最初読んで面白くなかったら「綺麗やったけど、さようなら」
ミムラ:面白くないと思ってても、無理やり読んでる人、いますよね。面白いと思わないと続かないです。
出口:「好きこそものの上手なれ」
ミムラ:そうですね。私テレビドラマによく出させていただくんですが、やはりつかみなんですよ。冒頭の5分10分で、お客さんを掴めるか。3ヶ月ぐらいお付き合いいただくので、やはりそこはディレクターとかも力を入れてくれるので。本の10ページは、そこにあたりますね。

出身地の地方史は歴史が苦手でも面白い

出口:ご出身はどちらですか
ミムラ:埼玉県の深谷市という、ネギの名産のところですね(二人で「深谷市史」を手に取り)とっても楽しそう

書く人がわかっていたい

嘘をつくのはしんどい

ミムラ:多分ほかの人の書き方だったらわからなかった話が、出口さんの書き方だったらすごくよく分かる
出口:国語の授業でよく言われていたのが「分からないことを言う人は、自分が分かっていないか、或いは、難しい言葉を使って格好つけているだけだから、どっちみち読むだけ時間の無駄やで」すごく頭に残っていて、やっぱり、何を言うにしても、分からなければ意味がないので。
ミムラ:あともうひとつ、同じ話が何回か出てくるんですよ。それが当たり前だなと思ったんです。結構たくさん本を出されてる人で、全く話がかぶらない人が時々いらっしゃるんです。あたしそれが不思議で。同じ人が同じことについて話すときに、なんで全く違う話になるんだと。え?どっちが本当?って。なので出口さんは本当に本音を書いてくださっているんだなって。読者としてすごく安心いしたんです。

出口:それはありがとうございます。でも、嘘を言うってすごくしんどいんですよ(笑)僕は29歳で東京へ来たんですよ、関西から。で、初めて先輩が「お前銀座とか知らんやろ」言って、小さいスナックに連れて行ってくれて、そこでお姉さんがいて「いくつですか」と聞かれて、29と言えばいいのに27とか言っちゃった。カッコつけて。「じゃぁ干支は?」聞かれて、答えられなくて。その時に、嘘ついたりかっこつけたりするのはこんなにしんどいんやと思って。それから正直に言うようになりました。カッコつけてもしゃあないと。

大人が頭で考える「子どもらしさ」は、意外と的外れです。
子供は純粋でか弱くて、未熟な存在ではありません。「エルマー」はそのことを大人に教えてくれる役割をも果たすでしょう。
「教養は児童書で学べ」より

教養は児童書で学べ (光文社新書)

教養は児童書で学べ (光文社新書)

エルマーが好きですね。絵の感じと文章の感じのマッチングが最高。ある意味、人生の森羅万象の全てがある。
エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)

エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)

読書術

他人にしゃべりまくれ

ミムラ:付箋の貼り方はまず、長いのが興味深さの度合いですね。カラーで分けて、初めて知ったことが青、黄色が共感したこととか、自分の何かとつながって、あっ!と思ったこと、ピンクはただ好きなだけとか、ま、いろいろ分けてるんですけど。
出口:すごいですね

※パッと見た感じ、こんな付箋だったような。どっちかな。

蛍光★半透明ふせん(極細)300枚

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ミムラ:見ると、私の興味深さとか(反対側にすると)苦手なジャンルがわかる。苦手なところは知識がないので、あまり貼ってないんですよね。でも出口さんはあまり付箋を貼られない。読んだら結構覚えてしまうという話を伺って
出口:覚えるのは、実は、言葉に直すこと。だから、言葉に出すと、いろんな話を聞いても、自分の言葉に直すことによって(頭に)入るんですよ。
ミムラ:なるほど(頭に)貯まっている記憶ですよね。ここに吸収しました、入っておりますという状態をまた出すとなると、格段とレベルが上がるんですね。
出口:言葉に直すことによって初めて記憶も定着するし、考えも紡いでいける。よく「本を読んで、どうやったら頭に残りますか?」聞かれる。メモもいいんですけど、僕は「近くの友達にしゃべりまくれ」って言ってやる(笑)
ミムラ:私も「出口さんの本に書いてあったんだけどね」さんざんしゃべりました。それで覚えました。
出口:ありがとうございます。

言葉の始まり

出口:言葉はなんで始まったかという話があって、昔は例えば、素敵なミムラさんに花を持っていくと。それをそのうち「素敵ですね」コミュニケーションの手段として発達して、言語が発達したというのが、オーソドックスな説だったんです。でもよくよく考えたら「好きです」「素敵です」を言うのに、言語って本当に必要ですか?
ミムラ:これはお芝居にも関わってきますね
出口:最近の説は「人間の脳が発達した」脳が考えるためには、言葉を介さなければ思考が紡いでいけないので、考える手段として、ホモサピエンスは言葉を生み出した。それがコミュニケーションにも使えるので、進化してきたという
ミムラ:じゃ、コミュニケーションは二次的なことだったと。
出口:はい。考えるツールだと。

ミムラは絵本マニア。大人が主人公の児童書が好きなのだそう。

文集

文集

トットてれび」向田邦子の模写を300枚やったとは驚き。再放送して欲しいもの。

追記 2018.3.27

ミムラさん、美村里江に改名。
headlines.yahoo.co.jp