好きなもの≠得意なもの
今まで自分の好きなものが、得意になったことがありません。
下手の横好きといいますか
人より時間をとって練習や勉強をしても
後から始めた人に追い越されて悲しくなる。
逆に嫌いなものの評価は、高いことが多い。
ほめられても素直に喜べません。
就活をしなければならないのに
「好きな世界で生計を立てる」
「得意な世界で生計を立てる」
どちらに進んでいけばいい?
好きでやってることじゃないんだけど、仕事が長く続く。
好きなんだけど(自分が)思うような形になってないわけで。
完全にスタンドプレーの仕事って少ないし
自分に向いていると思って就いたのに
環境、人間関係が最悪な場合もある。
やってみなければわからない。
趣味と就活の違いは、人間関係が左右するかしないか。
それで給料もらうんだし。
「できそう」だから就職したのに、うまくゆかず
転職することもある。理想と現実の差。
どうやって社会に出たの?
マツコ:21歳だっけ?
そんなに周りが評価してくれる得意なものって、なんなんだろ
有吉:プロスポーツ選手?
どっちみちつまんなくなってくるからね。
だったら得意なもんのほうがいいかもね。
マツコ:ま、得意だと思ってるものがつまんなくなってくることって、結構・・
後々しんどくなんない?
だったら嫌々やってるものの中から
なんとなく面白いなって思ってるものを見つけた方が
・・いや~わかんないね~
有吉:メシ食えるのがいちばん。
夏目:今のお仕事どうですか?
好きだから、始めたところ、ありますか?
有吉:マツコさんそうじゃないの?最初から・・
マツコ:私は流れ着いたからね。
だからあんまり、自分で決めないほうがいいのかなあと思うんだよね。
最初は自分で決めなきゃいけないけど、
人が「アンタこういうの向いてんじゃない?」って
言ってくれたことをやったりした連続よ。
好きとか嫌いじゃない。
やれって言われたことを頑張ってやるだけ。
それだけよ、仕事って。
有吉:元々は好きだし得意だと思って入ったけど
全然違ったよね。結局ね。今となっては。
今、好きでもねぇし得意でもねぇ(笑)
マツコ:まぁでもね、本当にそうなのよ。でしょ?みんなも?
こんなオカマ、カメラで撮ってていいのかと思うでしょ?
何かあったでしょ、撮りたいもの?
カメラさん:スポーツ・・(爆笑)
マツコ:なんだとお前!もっと気を使えよ!(笑)
マツコ:しかも一番スポーツに向いてないこんなね、
有吉:好きなところに入れるわけじゃないからね。
巨人師匠んとこをクビになって、20歳で太田プロ。
そういう意味では顔ぶれ変わってないです。先輩も同期も。
マツコ:ダチョウ倶楽部さん、土田(晃之)さん、劇団(ひとり)さん・・
有吉:徐々に出始めて徐々にMCやってって、みんな。
たまにマツコさんと一緒にやるけど
基本的にお笑いの人たちの顔ぶれ、変わんない。
マツコ:それ言うとあたしは、随分コロコロ変えてきたなあ・・
でも結果的にこれにたどり着いたってこと。
ここに来たのは意思が全くなかったわけではない。
ほんとに嫌だったらやってないよね。
有吉:こんな動きのないものを(笑)
マツコ:美容学校出て、インターンやったけど何か違うと思って。
90年代の頭だったから、ゲイのアクティビストの人たちがいっぱい出始めて。
ゲイをテレビで語ったりしてるのを見てるうち
自分の出生について考えたことがなかったから
もう一回ちゃんと見直さなきゃと思って。
いろいろ書いたりする方に行ったんだよね。
で、出版社に入っていろいろ関係ができてくじゃない?
そこでものを書いてみたら?テレビに出てみたら?って。
女装は20年以上ずっとしてた。夜遊びの時に。
ショーに出たら?からこの仕事に・・
だから
(好きか得意かなんて)どっちだっていいのよ!
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おまけ ほめ言葉に舞い上がる
的外れな賞賛に気をつけろ
マツコ:賞賛ってそんなにしたい?わかんないんだよね
ネットで批判がうごめくのはすごくわかるの。
人間って何かを批判したいし批評したいわけ。
でも「どうしても賞賛したいんだ!」って人は
・・あたし、信じてないのよ。
その人を疑る癖がついちゃってるから。
有吉:真に受けるとやばいことになるのがわかってるから。
マツコ:天狗って言われて。
良かれと思ってやってることも、そうじゃなくなる。
賞賛とかは極力ないものとして考える。
有吉:ほめられて、くすぐったいぐらいでちょうどいいんだよね。
うまい返しってコミュニケーションには必要かもしんないが
なんか返した瞬間から、むず痒さが持続する。
かと言って批判も、その表現によっては
非常に耐え難い悪口に変わってしまうし。
まぁ難しいよね。