「多感な時期にパンツ一丁でうろうろする父が許せなかった」まだかわいい方ではないか。
「物事を否定することから始める」確かに。父は頭ごなしにものをいう生き物。
ジェーン・スー
生きるとか死ぬとか父親とか
自分の父はこの本を読んだ翌年に亡くなった。ドラマ版(吉田羊・國村隼を先に見たせいか、映像の帯版(万里紗・有福正志)ちょっと上品すぎ。BGMのせいか。そうだ、そうに決まった。
父はあまりにも多面体。自分の知ってる父は一つの側面に過ぎない←※言い得て妙。
最後は父も娘も素っ裸なのに「お父さんまだ着てたの」
カトーコーキ
そして父にならない
ミュージシャン、陶芸家を経て現在はエッセイ漫画家。2016年「しんさいニート」が反響を呼んだ
父から受けた呪いを、父にならないことで解いた。
戸籍上親子になってもならなくても、友達ってスタンスでずっといようと思う。
絶対に父親にならない、この強い意識。この裏側
大人の都合で育てることは管理につながる。当時は子供だから傷ついたままへこたれたままだったのを、あまりおいしいものじゃないけど飲み込んでいくことで成長していく。
彼は自分の子供を自分の所有物と認識し、人格の境界線を曖昧にすることで子どもは親にコントロールされて然るべきとの考えを肯定した。
父親が嫌いになりかけている人に。
色川武大
百
ナルコレプシー。麻雀中に眠ってしまったり。89年、60歳で死去。色川さんは父親が40歳を過ぎてできた子。すごくかわいがられもしたし、一方で、就学以前に読み書き算術を教えられたり、人前で体罰も辞さずといった、厳しいしつけを受けた。教室にやってきて授業を見学(監視)も。※父が息子に依存していたともいえる
映像の帯は実の親子でもある浜田学、浜田晃。晃さんは「仮面ライダーストロンガー」謎の紳士・タイタン、時代劇の名悪役。学さんは「~姫たちの戦国~」真田幸村。大河ドラマ、映画など幅広く。親子共々どっかで見覚えがある
色川武大・阿佐田哲也 電子全集4 色川文学のエッセンス『百』『遠景 雀 復活』ほかうらおもて人生録 (新潮文庫)
作家の食卓 (コロナ・ブックス)