坂本美雨
人間はなぜ歌うのか
ジョゼフ・ジョルダーニア著/森田稔訳
人類の進化における、歌うことの起源の考察。
難しくて、私あんまり読み進めてないんですけど(笑)全然歌の教育を受けてこなかったから、こういうところで歴史に触れるのは大人になってからしていて。ちょっと勉強しようと思って。
性悪猫
やまだ紫
猫本棚の中からおすすめ。漫画なんですけど、ポエティックというか、猫に語らせるんですよ。生きるとは?みたいな。人生ってこういうものよね、みたいな。押し付けがましくなく、ぽろって、猫が言うんですけど、それが素晴らしくて。
キャベツくんとブタヤマさん
長新太
ナンセンスな世界がたまらない。娘さんのお気に入り。ブタヤマさんて「ブキャッ」って言う。結構ひどいの。
やまのなかの たかいつりばしのうえです。
キャベツくんが「こんにちは」というと
ブタヤマさんが「フー おなかがすいてめがまわる こんなたかいところだから よけいにめがまわる」といいながらキャベツくんをみて ぺろりと したをだしました。
したをみると おおきなさかなが キャベツくんとブタヤマさんをたべようとしています...
なんか勇気づけられる。人生、急に何が出てくるかわからない。ナンセンスだし、思ったようにいかないしっていうようなことが詰まってる気がして。こういうのを小さいときに読んでおくと、なにかサバイバルできるんじゃないかな(笑)ナンセンスって本当に必要だと思うんですよ。
菊池 そうだね、大人になると理屈っぽくなっちゃうからね
バーンと思いつきのまま、イマジネーションを爆発させて、そのまんまにする(笑)投げっぱなし
キッチン
んぐまーま
ザボンの花
庄野潤三
子育て中の自分を励ましてくれる。人間っぽいお母さん像がすごく好き※高校の現代国語を思い出す
千枝は、そもそも、木に登って嵐だあと叫びたい人間であり、そんな風に育てられてきたし、そんな風に生きていきたいのだ。
そんな風に生きたくても、生きられないのが、生活なのだ。
菊池 主人公たちの年齢を追い越すのが、最近よく思うことで。なんかちょっと寂しくもあり、ちょっとホッとした自分がいたの。自分がそこに立ってることのしんどさみたいな、そういうところから一歩降りられた。そういう頑張りをいい感じにやめられた。主人公を降りられた。
坂本 宇野千代さんみたいな可愛いお婆ちゃんになれたらな
坂本美雨の夫はブックディレクター・山口博之さん。
母親が絵本が好きで、絵本館に通っていた。自分の背よりずっと高い本棚があって、はしごで登るのがすごい好きだったし。父の部屋は、一つの壁が全部本で、もうひとつの壁は全部レコードだったんだけど、父の書斎だからあんまり入っちゃいけない雰囲気はあった。けど、いない時に忍び込んで宮沢賢治とか、あぶなげな大人っぽい香りのするエロいやつとか(笑)小さい頃トイレ本10冊ぐらいは常に置いてあった
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