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SWITCHインタビュー達人達 堤真一×重松清「とんび」以来の「泣くな赤鬼」

印象

堤:重松さんは出版者の方がいらっしゃったけど、プロテクトがすごくあるような感じではなかった
重松:なにかね、堤さんのやってらっしゃるお芝居とか、全部含めてね、根っこに太い芯がある人なんだろうと。僕も小説でね、架空の人間を作っている。お芝居もその役になるんだけど、やっぱり僕の小説でも、僕の人間っていうものはどうしても滲んじゃうと思う。それと同じでね、お芝居の仕事でも自分がどうしても滲んじゃうものなのか、にじませてはいけないものかすごく知りたい。

前半 堤真一

シアターコクーン稽古場

舞台の面白いところは、どんなに演出家にぼろくそ言われても、舞台に立つの僕じゃないですか。やめることも僕に権限があるんです。やめて帰ることもできるんですよ。全然違うセリフ言うこともできるんですよね。勝手に。そんな勇気はないですけど(笑)稽古場でけちょんけちょんに言われて、精神的にも心理的にもお互いに探っていく中で「アレ 誰にも止められないんだ」って思った時ちょっと楽になった。

舞台にこだわって、年に絶対二本は出たい。僕自身が役者やってるのは、たまたまなんですね。役者になりたくて上京してきたわけではない。

高校卒業後、21歳で坂東玉三郎の舞台「天守物語」獅子役で参加。玉三郎のすすめで舞台の世界へ。

役者としてではなく、黒子、裏方でいいから関わっていきたいと思った。
古田新太とかそういう奴ら、もう学生の頃から演劇が大好きでって人たちと仕事するときに、ものすごく負い目っていうか。僕はそこを目指してないのに、たまたまこういうことをやってる。今でも、僕は役者として未熟すぎる。舞台が一番、役者の度量とか器量とか、いろんな意味での基礎になるものだから、それをまだ学んでる状態です

演出家 デヴィッド・ルヴォーに影響を受けた。

「とんび」広島弁と格闘。方言を考えながら言うのが嫌だった。

サワコの朝 2019.6.15

高1で野球をやめて不登校になった。母親はストレスで腕が動かなくなり、息子を心配して号泣した(結局父に「サラリーマンの苦しみがわからん奴は何をやっても一緒」と言われたのもあって中退せずに卒業)お母さん、ツレの悪口を息子に言ってたのやな。基本、息子は母親が好き。
父は19歳の時に末期ガンで亡くなったが、30代を過ぎて本当は好きだったことに気づいた。関西弁交えてしゃべったの、むちゃくちゃ面白かった。曲は佐野元春「SOMEDAY」ナオト・インティライミ「花びら」遅刻した丹波哲郎(故人)「僕が来たから大丈夫」いやいや。モノマネまでご丁寧にw

後半 重松清

早稲田大学戸山キャンパス

2016年から教鞭を執る。
仕事が遅くていっぱい受けちゃうから、分刻みで。締切30分前にメールでバーンと。そういう時に限って文字化けしてんだよねえ。読めませーん開けませーん。

泣くな赤鬼

僕がやってほしいなって世界はみんな(映画で)やってくれたんだけど、それに加えて新しいオリジナルの脚本、シーンが結構あって。夏ロケに行った時は、わざわざさあ、群馬県まで行ったんだよね。そこのシーンてさ、ないんだよ原作に(笑)なんで俺わざわざ自分が書いたわけでもないシーンの見学に行かなきゃなんないんだと思って。あれ、どっからどこまでオリジナルで...あれ?俺どっかで書いたかもしんない、って。
ただ舞台と似てるなあって思うのが、セリフなんかの言い回しで、俺の小説の登場人物は、そんな風には言わないよってのが結構わかるのね。今回は全然それがなかったから、ああよかったって。

転校と出会い

学校の先生のことを、懐かしく思い出すだろうなって願いながら書いた。僕はすごく転校が多かったんですよ。小学校だけで4回。先生とすごく出会う回数が多い。学校変わるから。知らない街に引っ越してきて、知ってる大人はいないわけですよ。先生を通じてその町を知るとか、その街の大人っていうものを知る。自分がすごく先生に大人になったって気持ちがするんですよ。先生を頼りにしたり、もちろん反発もしたり。沢山知るってことはもちろん嫌な先生もいるわけです。俺未だに大っ嫌いな先生いるからね。
先生とか友達関係の話も多いんだけど、子供の頃、中学生や高校生の時にもやっとしていた、あのモヤモヤ。何とも言えない気持ちを今だったら言葉にできるんじゃないかな。結構多くの小説が、僕が子供時代に感じていた「勉強ってなんのためにするんだろう」とかがベースになってる

子供の頃色鉛筆は12色しかなかったけど、大人になって色の種類が増えた。昔なら青としか表現できなかったものを、色が増えたのならいろんな色を使いたい、というのがすごくあって。

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自分の中でのベスト6 きよしこその日のまえに、流星ワゴン、十字架(※映画では小出恵介くちぶえ番長、赤ヘル1975。
「泣くな赤鬼」は、短編集「せんせい。」所収

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かつては人生案内の回答者だった。