【感想少々】ザ・カセットテープ・ミュージック　別れの曲　ユーミン　荻野目洋子

さよなら/オフコース（1979）

のっけからオフコースが出るとは。研ぎ澄まされた無駄のないイントロ。G→Em、実際にスージーさんが弾いて解説。普通に流れずにG9を入れ、Em9に。

スージー　9thが入ることで張り詰めた感じ。パクチー。泣け泣け泣いてみろ。イントロから張り巡らされてる。
マキタ　そうか　イントロから別れる前のちょっと張り詰めた感じ。レモンスカッシュをカラン...もう、終わりだな（笑）

昭和のドラマっぽい名曲ということで。イントロの話だけでサビとかへの言及はなかった。
※「3年B組金八先生」第１シリーズ、トシちゃんが名取裕子に思いを寄せる回で流れたのは覚えてる。当時は他のドラマでもここぞというところでオフコースが流れることがあった。ディレクターの趣味なん？

海を見ていた午後/荒井由実（1974）

マキタ　僕がこの曲に触れたのは中学生、高校生。よくよく詞を見ていると、僕なんかが見たこともないような景色、情感を教えてもらうわけですね。
スージー　「山梨には海がない」論ですね
マキタ　三浦岬が見えたんですよ（笑）学校の近くに買い食いのできる場所があったんですけど、買い食いしかしたことがなくて、海岸沿いにあるすかいらーくしか知らないんですよ
スージー　何回も同じアプローチ聴いてるのになんでこんなに面白いかな（笑）おもろいな
マキタ　ドルフィンってイルカのことなんだけど、静かなレストランって言ってるから山手っていうところにある、おそらくレストランなんだなと思うんだけど、行ったこともないんだけど、その中でひっそりと女の人が...　当時ほとんど女の人と付き合ったこともない。だけど別れの物悲しさみたいな情感はものすごくわかる。48歳のおじさんとしてこの詞を見ると、自慢話に見える（※まあ確かに50歳が再読しても）ユーミンの存在って、今のインスタグラマーみたいな感じがする。メカを使ってすぐアップロードするんじゃない、熟成させて、音楽を使って情感を遠く山梨にいるマキタ少年とかに、いいね！ボタンを押させてくれたんです。どんだけ自慢だったかってことなんですね。

スージー　実際に行きました。根岸のほうが近いんです（笑）でも根岸のドルフィンだったらインスタ映えしないでしょ？山手のドルフィンだからこそ　＃ソーダ水

ハイファイセット「冷たい雨」（1976）もセレクト。