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【アナザーストーリーズ/ザ・プロファイラー】スヌーピー シュルツ最後のメッセージ   

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2022年 ザ・プロファイラー

作者シュルツ

生い立ち

正直ピーナッツはうまくゆくだろうと思ってました。だってなんといっても6歳の時から温めていたプランだったのですから。

1922年ミネアポリス生まれ。一人っ子。幼稚園で先生に「いつかきっと絵かきさんになる」と言われ、生涯忘れることはなかった。のち、2年飛び級で進学するもクラスになじめずいじめに遭う。成績も下がり中学で落第。孤独を癒したのは愛犬スパイク。見た目はスヌーピーに似ていた。着想の源になる。

理髪店を営む父がシュルツの絵を新聞のコラムコーナーに投稿、掲載。
17歳の時母の勧めで美術学校の通信コースに入学。絵が認められることはなかった。売り込みをするも不採用が続く。20歳の時第二次大戦、陸軍徴兵。母はガンで死去。

終戦後、通っていた美術学校に就職、通信教育の指導員に。再び地元の新聞に売り込み、25歳で「リル・フォークス」が掲載された。27歳で配信会社と契約。ピーナッツ(「子供たち」という意味)連載開始。

50歳、妻ジョイスと離婚。性格の不一致。翌年、ジーンと再婚。

ピーナッツができるまで

名前の由来は母の言葉「次に飼う犬はスヌーピーという名前がいい」
掲載当時は7誌のみ。3ヶ月で打ち切りになった新聞も。仕事仲間と結婚後、5人の子供に恵まれ、登場人物が増えていき、人間関係に深みが増した。

ルーシーのモデルは長女「イライラさん」おもちゃのピアノからシュローダー誕生。ライナスは長男がモデル。

カリフォルニアへの引越しからも様々なエピソードが生まれた。

上を見続けるんだ、それが人生の秘訣さ

最後のメッセージ

1本のペンでキャラクターを描き分ける。
雑談はしない。天気の話もしない。頭の中でオチの一言をずっと考えている人。最後のコマこそ命。

私の作品では、子供が大人っぽいことを言っているのではない。注意深く観察すれば、子供の言っていることの本質は、大人と同じだとわかるはずだ。

連載最後までの20年間は病との闘い。晩年は手が震えるようになった。術後は新たな作風を生み出し、不機嫌なルーシーはあまり登場しなくなった。

2000.2.13 連載終了

ペイジ・ブラドック

32歳でプロデビュー後、シュルツのアシスタントとして採用される。

シュルツの死後、キャラクターを描くことを許されている。
スヌーピーの頭はピーナッツ型。体はボウリングのピン。

一度彼に「あなたはピーナッツで何を伝えようとしているの」と聞いたことがあります。
彼の答えは「みんなが子供の頃に体験した”失敗やはかなさ”を伝えたかった」と。世の中の残酷さみたいな、切なかったり悔しかったりする感情は、地球上の誰もが味わう感情です。そんな気持ちを伝えたいと彼は言っていました。

成績優秀で小学校を2年飛び級したがいじめられ、成績も下がり落第。軍隊を経て漫画家に。赤毛の女の子へのプロポーズは失敗。どん底の中でピーナッツが生まれた。

スヌーピーの50年~世界中が愛したコミック「ピーナッツ」

チャールズ・M・シュルツ/三川元好訳

2001年にでっかい本を美術館で購入。のち文庫化された。1950年代-90年代までの作品が網羅されており、年表もある。
番組中に出てくるものはだいだいこの本に。なお、ブラドック氏の言った「電車のおもちゃ」編は載っていない。「凧食いの木」はカラーで1ページのみ。

わたしはたこ上げが苦手で、その言い訳として、たこを上げられるだけのスペースのあるところに暮らしたことがないからと言ってきました。
そんな自分の弱点を思って、たこ上げが苦手なチャーリー・ブラウンを思いつきました.....

チャーリーブラウンの小さな赤毛の女の子に対する恋心は、私自身が若い頃にセントポールで、赤毛のドナ・ジョンソンに恋していたという経験に基づいています。

実家には鶴書房時代のピーナッツ(谷川俊太郎訳)が何冊かあったはず。処分してないといいけど。鶴書房は79年倒産。のち角川書店から出版。また買い集めてる。
子供の頃、チャーリーブラウンの声といえば谷啓またはなべおさみ、ルーシーはうつみ宮土理。ライナスは野沢那智。80年代にNHK東京児童劇団になったんだよな。※チャーリーブラウンの声だけでも劇場版含め10人いる。野沢雅子とか。
なぜ長年「シュレーダー」と覚えていたのだろう。「シュローダー」だよね。

本人のインタビュー映像から

チャーリーブラウン、ここまで入れ込んで描いた友はいなかった。最終回の原稿に自分名前をサインするときには泣いてしまうかもしれない。
チャーリーブラウン、ライナス.....もうチャーリーブラウンが二度とフットボールを蹴ることはないんだ。