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人生案内メモ、文字起こし、感想。

久米書店midonight 最終回 国谷裕子 キャスターという仕事(抜粋)

クローズアップ現代

最初は2年ぐらいかなと編集長に言われて。
NHKは9時のニュース番組を2年ほどしたらやるんじゃないの?ということで2年契約でお願いしますと。

久米:徹子の部屋を拝見したんですけど。ちょっとポン友なものですから(笑)僕、黒柳さんと同じ感想を持ったんですよ。徹子さんも僕も古い人間だからそう思ったのかもしれない。国谷さんは結婚してると思わなかったって。

※生い立ちも含め、話しておられたのはこれですね
ami-go45.hatenablog.com

国谷:え~~?どうしてそう思われるのかしら
久米:結婚している人間が、毎晩の生放送をできるはずがないってどっかで思い込んじゃってる。偏見です。完全に。
国谷:キャスターになった時には、結婚してました。
久米:ニュースステーションが始まったのは85年10月。番組ご存知ですか?
国谷:もちろん(笑)
久米:ニュースステーションが始まった年の暮れに結婚なさってる
壇蜜:偶然ですねそれはまた

生い立ち

日本語が苦手な理由

久米:この本のベースに書かれているのは「日本語が苦手」家族では日本語を話すんですが。
国谷:親には英語で話すようになってしまって
久米:親も英語で答える?
国谷:いや、答えないです。ですから日本の小学校に行った時に言われてる言葉はわかるんですけど、出てくる言葉は英語なので「ヤンキー・ゴー・ホーム」
久米:先生じゃないですね?
国谷:子供達に。同級生にからかわれて。英語しか話さないから。小学校は日本の小学校。公立も私立も両方。西日本では私立
久米:おじい様がお作りになった小学校

※大阪・帝塚山学院小学校/曾祖父 田附政次郎が創設

国谷:作ったわけじゃない。ちょっと作るのに貢献した(笑)中学は香港~日本のインターナショナルスクールで中学高校。自分たちのことは「変ジャパ」って

ニューストゥデイ(1988)

キャスター抜擢後、半年でリポーターに

久米:ソウルオリンピックの時NHKが「ニュースセンター9時」ずっとやってた。なんで知ってるかというと、僕の番組の裏だったですから。ニュースセンター9時が模様替えをして「ニューストゥデイ」に。ま、ニュースステーションをぶっ飛ばせってのもあったんですけど(笑)
国谷:80分になったんですけど

久米:完全にニュースステーションに食い込もうと。敵味方だったの。うちは3年しか経ってなかったから潰しにかかろうと。国際ニュースのキャスターでお入りになったの
国谷:理由があると
久米:小さい声で。あまりうまくいかなかった
国谷:「あまり」っていうのは優しい言い方ですね。全くうまくいきませんでした。失敗できない空気が満ち溢れていて。毎日毎日アガってしまって、てにをははおかしいし、視聴者からすると自信無げなキャスターはすぐ伝わってしまう。クレームがいっぱい来て「あの人はなんだ」って。ホントに期待して抜擢されたのに、応えられない。悔しい思いと悲しい思いと不甲斐なさで、局から出て涙がボロボロ溢れながら帰る
久米:半年ぐらいで、リポーター、外に出されちゃった
国谷:キャスターから降ろされました
壇蜜:突然言われるんですか?
国谷:80分だった番組が「ニュースステーションにはかなわない」と思われたかどうか知りませんが、60分になったんです。
久米:知ってます。ものすごくよく知ってます。
国谷:リストラされたんですよね
壇蜜:激動で傷心の1年だった

巻き返し

久米:普通はここで物語が終わるんです。そういえば国谷某っていたなと。彼女が普通じゃないのは、捲土重来、巻き返し。目にもの見せてくれる。その根性はどこから?

国谷:不本意なパフォーマンスをして、外も歩けなくなってしまうような。自意識過剰だったかもしれない。まともに外を歩けない感じ。「あの人は出来の悪いキャスターだ」とみられてるような。なんとかキャスターとして認められなければ自分は歩けない。もし久米さんが大衆の前で毎日毎日自分を否定されるようなパフォーマンスをしたら、認められたいと思いますか?
久米:ニュースステーション始まって3ヶ月そうでしたから。
国谷:3ヶ月、ダメだったんですか?
久米:ダメなんてもんじゃないです。最悪です。コテンパンに批評されるわ、数字は上がらないわ。打ち切りだって覚悟しましたから。ほんとにひどかった

壇蜜:親近感が今湧きました(笑)
国谷:嬉しいわ。分かってくれる。

久米:ザ・ベストテンて番組やってて。歌番組だとかクイズ番組、料理番組で食べ歩きなんかしてるんで。チャラチャラしてる代表だったんです。   芸能畑の人間をメインに1時間以上のニュースをやると、
   考えること自体が無謀なんです。だからそれ見たことかと。
国谷:よく引き受けましたね
久米:ふぁ~い(笑)案の定なんですよ。
   だから言わんこっちゃない、久米宏なんてうまくいくはずないと何ヶ月も言われ
   失敗ですから。どうしようもない
壇蜜:泣きながら帰ったんですか?
久米:いやっ、僕はノー天気な人間だから一晩寝たらケロッと(笑)そういう性格じゃなきゃできない。(中略)テレビを見ている人の8割ぐらいは、国谷さんはNHKの職員だと思ってる。前からずっと思ってたのは、国谷さん、肩書きに「フリーランサー」と書くべきだった。だって国谷さんは職員じゃないんですから。たとえば会長に言及するなんて、職員じゃできない。命がけの発言に対しスルーしちゃうなんてもったいない。僕は個人でしたから。自分の意見はどんなに注意されても言う。怒られたらクビにしてくれと。
国谷:わたしは、私見はむしろ言わないでおこうと。

話は来週、後編に続く

2017.3.31追記
タイムラインでいきなり流れてきて驚いた。終わっちゃうんだこれも