私は醜い
2015.3.30 読売新聞
私は醜い。
そんな感情ばかりが頭の中をぐるぐる回っている。
外へ出れば同年代の子がかわいい服を着て楽しそうにしている。
私は劣等感を感じ家に戻る。
外出時はなるべくブサイクが隠れるようにしている。
家族や友人は「誰もそんなに見てないから大丈夫だよ」と言う。いや、あんたらブスを見て笑ってんじゃん、
と思う。
私みたいなブスがかわいい服を着ても・・・
と思い、オシャレはできない。自分を長時間見ることに耐えられず
化粧もできない。いくら性格をよくしようと
勉強を頑張ろうとこの顔が変わることはない
そう思うと、何をやるにもやる気がなくなり
全てがおっくうになるなんでこんなに私は醜いんだ
死にたい
布団にもぐって泣いている。こんな日々がこの先何十年も続くのかと思うと
とても恐ろしい。
恐ろしい恐ろしい
人生案内が始まって以来、現時点で最高傑作(失礼)
添削のしようがない、非の打ち所のない見事な文章。
母親が書いたのかと思った。
「笑ってる場合ですよ」の「ツービートのロック&ブス」思い出した
笑ってる場合ですよ!100回記念大会 OP
「こいつ(きよし)の姉さんがあんまりブスなんで、政府から感謝状が来た」だの、こんなのもあったし↓
ツービート「THE MANZAI」 での「勝ち抜きブス合戦」と「暴力団対抗歌合戦」 - YouTube
あなたが80年代に中学生じゃなくて、本当に良かった。
美人のルーツはオカメ顔。78年に紅屋おかめが歌ったものを、2009年カレンがカバー。
カレン/泣くなオカメちゃん - YouTube
小学生の頃、高階良子の「地獄でメスがひかる」を読んだ。めっさ怖かった。家族にも虐げられていた超醜いブスが超美人の人造人間になる話。
あれ以来「自分のブスを棚に上げて、同じ立場の人をからかってはいけない」と固く心に誓ったのに。またやってしまった。もうしません。ダメ、ゼッタイ。

- 作者:高階 良子
- 発売日: 1976/09/05
- メディア: コミック

- 作者:高階 良子
- メディア: 文庫
うちの坊主(17歳)いわくブスでもお化けでも性格が良ければいい。会話の返しが面白ければそれでいい。「どうせ」とか言って、いじけて下向いてる奴が一番ダメ。・・・全然慰めになってない。ボディブローのようなコメントだ。
最相葉月さんの回答(抜粋)
怖い怖いと思っていると、枯れすすきも幽霊に見えます。私はブスだブスだと思っていると、何をしてもブスに見えてしまいます。「私はブスだ」という呪文は
あなたの願望や心にブレーキをかける悪魔のようです。だいたいあなたの手紙は
相談文ではない。
どうせ答えられないでしょ、
そんな風にこちらを拒絶している。この出口なしの洞窟から抜け出すには、強い意志が必要。簡単ではない。
でもあなたはできる。
他人と比べてしまうのは、魅力的な女性になりたいという
願望が人一倍強いから。要は負けず嫌い。
思い当たる節はありませんか。
家族や友人の一言に傷ついた
男子に揶揄された死にたくなるほど勝ちたいから負けが大きなエネルギーにある。その負のエネルギーを行動に変えたら凄まじい力を発揮するはず。
思春期は多くの人が同じように悩みます。そこそこで割り切るのも前進。いや、そもそも思い違いの可能性もある。未来を先取りして悩んだら鬼が笑います。
「おにがわらいます」→「鬼瓦います」と誤変換しそうになった。冗談じゃないよ。
追記 2020.3
自分だったらどう返答するのかを考えた後に回答を読むのが好き。
— 読売ファミリーサークル【公式】 (@yfc_fun) 2020年3月9日
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●【人生案内】14歳女子 なんてブスな私 最相葉月さんの回答(別館.net.amigo)https://t.co/EDRzakJEmH