辞書作りの最大の魅力
新語集めとズレ
飯間:昔なかった言葉が出てくるのもひとつのズレ
マツコ:同じ言葉でも言葉の意味も変わったりする
飯間:少しずつずれてくる。それをいち早く見つけて「昔と今とちょっとここが違ってますよ」それを指摘するというのがね
マツコ:怖い顔(笑)下着泥棒みたいな顔(笑)
飯間:ちょっと似てるかもしれない
辞書に載る言葉の主な条件
今後も長く使われ続ける言葉
世間に長く使われてる言葉
新しく載せた言葉
ホニャララ
※幼少時から聞きなれていた。久米宏よの。
1970年代「ぴったしカンカン」から出た言葉。
ぴったしカンカン 第1回 ●久米宏 - YouTube
マツコ:ホニャララって昔と同じ?使い方
飯間:はい
マツコ:なんで今また流行ってんの
飯間:流行ってるわけじゃなくて、辞書に新しく載せた言葉
マツコ:ずーっと使われてるんだけど
飯間:ホニャララなんて辞書に載る言葉じゃないよ、って
ですです、黒歴史、ラスボス
飯間:強調する言い方ですよね
マツコ:知らない。初めて聞いた言葉なんですけど
スタッフ:めちゃめちゃ使いますよ「これってアレだよね」「ですです~」
マツコ:ふざけんな!ってなるわよ←※スッキリした。Twitterのやり取りで見かけた。あんま好きじゃない。
飯間:黒歴史は∀ガンダム。隠された歴史っていう意味で出てまして。どうもそれが一般化したようですね。ラスボスが一般化したと感じたのは、小林幸子さんが紅白歌合戦でラスボスって紹介された(2015)。司会者の人が「ラスボス!小林幸子さんです」ニコ生のほうが先だったと思いますが。
昨年の「紅白」では、小林幸子さんの歌紹介で「ラスボス」の解説があり、その瞬間に、「ラスボス」ということばが各世代に認知されたと思います。「紅白」のような番組では、こういうことがたまにあるので、私としては目が離せないんですね。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) December 31, 2016
辞書から削られた言葉(抜粋
女の腐ったよう
マツコ:明らかひどいわね
飯間:時代錯誤
マツコ:男の人に言う言葉だもんね。あたしたちはシャレオツな使い方。おかま同士でね。「女の腐ったの!」「ここには女誰もいないじゃない!」
昔読んだ漫画で男の子が「女の腐ったのでいいから紹介してくれ」って言ってた
古い、言われてあまりいい気のしない言葉
ペイテレビ、MD、握り屋、ハッピーマンデー、コギャル、着メロ、テレカ、夏男、スッチー、キーパンチャー、ちょい借り、とらばーゆ、企業戦士、タカラジェンヌ、ザ・エンド←※ジじゃないんだ
意味が変化した言葉
鉄板
現在は「失敗する恐れがない様子」「競馬から出た用法」2016年頃一般化した
マツコ;予想の方々が絶対外さない
飯間:「この馬券は鉄板ですよ」が一般化した
鉄板が硬い~確実性が高い時の「堅い(手堅い)」が転じたといわれる
辞書比較
現代語重視
理想も大事だが、今どのように使われているのかを重視。
凡人:これといった長所や特徴を持たない普通の人、平凡な人
品格のある日本語重視の明鏡
明鏡国語辞典 第三版
新明解
味のあるクドい語訳でファンが多い。面白いのは第四版。
恋愛/二人だけで一緒に居たい、できるなら合体したい。それが常にかなえられないで、ひどくこころをくるしめる(抜粋)
ばか/記憶力・理解力の鈍さが常識を超える様子、またそうとしか言いようのない人(抜粋)※爆笑、ひどいw
凡人/自らを高める努力を怠ったり、功名心を持ち合わせてなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人
←※けなしすぎ
実例重視
凡人:特に優れたところのない普通の人 など、解説が1語につき2行半程度と簡潔で分かりやすい。学生時代から、ずっと広辞苑。わたしのような常識を超えた理解力の鈍い者にぴったしカンカン。
マツコ;なぜ理解しがたいことを凡人で例えた。その凡人の深さがもうちょっとほしい。
飯間:皮肉が入ってる。例文に入るのもったいない
広辞苑 第七版(普通版)
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