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【関ジャム】玉置浩二へ10の質問より 一発録り、人生で残したい1曲

玉置浩二の回答

声や歌い方の変化、意識したことはある?

ある。これは、バンドやってたんで。ロックというか、安全地帯やってたんで。最初の頃無理に高いキーにしてた。その時間がすごく長かったんだよね。元々はキーが低いほうなんだよね。だから本来のキーに戻ったの。今でも時々無理をすることはあるけどさ。

レコーディングでの決まった流れやこだわりは

昔はあったかな、安全地帯の頃は。声が無くなるまで歌うとか。ソロになってきてからは、ファーストテイク、いわゆる一発録りだね。1日に1回しか歌わない。それを2度か3度行う。歳をとってきてからは、人前では歌わない。静かにエンジニアを呼んで、自宅のスタジオで歌う。歌いたいときに歌う。挑戦するみたいな歌い方は、もうないかもね。心のままにマイクはNEUMANN(ノイマン)U87

世界中のスタジオで使用されている定番マイク
NEUMANN U 87 Ai studio set コンデンサーマイクロホン (ノイマン)

ー 部分的に録っていく、ってことでしょ?

うん。そういう時もあったけど、でも結局通して歌うかな。歌の最後の方は、さらに良くなっていくときもあれば、ずっと歌っているんだから、だんだん声もなくなってきて切なくなってくるときもあってさ。でもその感じのほうがなんか自然なんだよね。切って歌うより。通して歌うと、良いところがいっぱい出てくる。レコーディングも気持ちのほうが大事ってことかな

声を出すまでのルーティン

楽屋を出る前は一番高い地声でフェイク。1番低いファルセットでフェイク。そしてステージサイトでは、なるべく力を抜いて、両手を広げて左右上下全部を受け止めて、脚を2回たたく。

歌いやすい姿勢

リハーサルの時に本番の衣装を着てやる。軽く本番と同じメイクをして、本番の靴を履いて。そこからが長いんだけどさ、本番まで。リハの時と本番は全然違うので、観客の皆さんはいないんだけど、本番よりお客さんがいっぱいいるイメージで歌うようにしているかな。で、姿勢は真っ直ぐ。腹とのどで歌わない、背中で歌う感じ。やわらかい声も、空を突き破るようなデカい声も。真っすぐ立つ、真っ直ぐ。さあ、かかってこい!っていうような感じで、ガチっと自分を掴む。

声を保つために気を付けていること、やめたこと

気を付けていることはずっとなかったんだけど、60になって母親が死んで、親父も死んで、変わったかな。日々早寝早起きで。常に朝、コンサートと同じ長さの時間をウォーキング。有酸素運動、持久力つけるのにね。

声はどこかダメになってると思うんだけど、逆に昔なかったものが出るようになってるかな。やっぱり気持ちかな。気持ちを大事に、いつもね。自分も歌を歌って救われるということが分かったので。

これは親がいなくなったことに関わるんだけど、いつも自分の心の中にいるから。だから故郷(両親)を思うような気持ちで歌えるようになったよ。それがとても大事なことだと思う

平原綾香:昨年父が亡くなったので。玉置さんが一緒に悲しんでくださって。父のために一緒に歌ってくださって。うれしいですね、こうやっておっしゃってくれるのは。デビューしたての頃、久しぶりにコンサートに伺った時に、その時の玉置さんも素晴らしかったんですけど「もうダメかも」ぽろっとおっしゃって。宝物の声をほんとに大事にしてほしい。最近も楽屋で話してた時に「最近洗濯物たたむんだ」やることが歌につながるって。今まで音楽家玉置浩二が強かったんだけど、人間として、いろいろな心の機微を大事に生きてるって。その姿勢を見たときに、ああ、ほんものだなあって。

V あのとき - YouTube

参考にした歌手=ばあちゃん

ばあちゃんの民謡が子守唄だったんだよね。いつも体の中に流れてるんだよなぁ、郷愁とか哀愁とか。ばあちゃんの声が、いつもあるんだよ。

一番難しいもの、楽しいもの。

一番難しいものは、詞かな。やっぱり「玉置浩二」っていうやつに書いてるので。特に長くやってくると、もうだいたいのこと言ってきたので。歌い手の玉置浩二に書くのは難しい。

1番楽しいもの、それは歌だよ。その歌を歌うために、日々生きているようなものだから。音楽は、自分そのものだよ

普段どのような音楽を聴く?

ジャンルを問わず、良いなぁと思うものはみんな良い。SNSとかよくわからないんで、誰だかわからないまま、イイねって聴いてることはある。ちなみに僕は操作できません

人生で1曲しか残せないとしたら何を選ぶ

鼻差で「メロディー」か「田園」、、かな。玉置浩二として、大人も子どもも知ってくれていて、喜んでくれる曲だから

かなえたい夢

歌う人たちがみんな集まって、いい歌を作って、、みんなで歌って。その日1日くらいは世界中が武器を置く、そういう日があってもいい。夢というより願い。音楽を始めた頃のように、純粋に音楽と向き合っていきたい