【関ジャム】スタレビ　根本要の歌い方　木蘭の涙　ロングトーンの秘密

根本要

根本要

ロングトーンの秘密

力を入れず、声をマイクに細く長く入れるだけ。

ロングトーンていうけど、たいへんなことじゃないんですよ。

だって例えば、クラシックの方たちとか、オペラをやられるかたは、いかに体を柔軟に遠くまで出すか。

僕だってマイクがあるわけですから。このマイクで自分が小さい声を出したら（スタッフが）音量を上げてくれるんですよ。だからちっちゃい声でずーーーッとやってればいい。あとは、会場に音響いてますから、会場の音も利用して、口開けてるだけで、ず～～っと（笑）

ここらへん（喉）に、ボリュームをつけておく

よく、プロのシンガーの方でも、それを悪いと思わないけど、「わ～～」って（マイクをかなり離して）歌う人いるでしょ。声が逃げてるわけですよ。それをここにすればここにすれば（口に近づけて）ずっと声が（全部マイクに）入ってる。

マイクにどうやって入れるかが大事かな。安心して聴けるのは、音楽が一定に鳴っていること。ライブになると、声の音量が上下する。これが一番聴きづらい

口元にマイク→音量は喉でコントロール。このままずっと、デカい声も低い声も高い声も。訓練でできたんです

「木蘭の涙～acoustic～」スターダスト☆レビュー【LIVE】 - YouTube 「木蘭の涙～acoustic～」スターダスト☆レビュー【LIVE】 - YouTube

「今夜だけきっと」スターダスト☆レビュー【LIVE】 - YouTube

ある民謡歌手の方（※金沢明子かな）ろうそくを前にしても揺れない。おそらく僕も揺れないと思うんですよ。呼吸を出してるんじゃなく、呼吸を、ただただ、呼吸だけに使っているレベル。声を出すんじゃなくて、逆に引っ込めてる。マイクに入るのを伸ばしてるだけ。

ボイトレなんかしない、メンテなんかしない、のど飴なんか絶対舐めない。

MISIA：同じ年齢の女性より肺活量が低い。上手に空気を震わせ、マイクに声を入れられるかが重要

小田和正さんのこと

僕は小田和正さんと何度かやらしていただいてるんですけども、大御所の隣で歌うって、ムチャクチャ気合が入るわけですよ。一生懸命唄おうと思うの。終わると「失敗しちゃった」とか思う。小田さんが、僕の肩たたいて「要、リハの方がよかったな」(爆笑）僕は「リハは良かったんだ？！おれ、リハ何にも準備してねぇや」とにかく何も考えずにテキトーに歌えばきっといいんだ、と思って。この10年ぐらい、やっと鼻くそほじるような気持ちで（笑）一生懸命脱力する。難しいけど