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【まとめ】松田聖子スペシャル風に向かって歌い続けた40年。篠山紀信、大村雅朗 

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松本隆・松任谷由実(呉田軽穂)

松本 この人の声は自分の詞に合うだろうと思って。ほかの作詞家さんついてるから縁が無いだろうと思ってたら、書きませんかと言ってくれて。
「あなたが時計をちらっと見るたび泣きそうな気分になるの」人間の繊細な心の動き、微細な心境の変化が描けたら。
産みの苦しみはいつもあるんですけど。だってずっと1位取ってるけど、次もまた1位取れるとは限らないから。そういう中で僕らは作品作んなきゃいけないから。時々ユーミンのことを戦友って言うじゃない。聖子さんも戦友だし。たとえば10年ぶりぐらいに会っても10日前に会った感じで接しているから。そのぐらい濃い体験をしたってこと。10年ぐらい天下を取ったってことはそういうことなんだと思う。

松任谷 アイドルが嫌いだったんですよ私。当時アイドルの世界は強大で、仮想敵国みたいなふうに思わないとやってけないところがあって。そこを打ち負かしてやる的なね。変な危害があったところに舞い込んだお話で。挑戦的なところがありました。一緒の時間を共有できて、本当に光栄だと思っています

制服

聖子 もう素晴らしい方々に曲を書いていただいたり、もうほんとにみなさんに感謝でいっぱいです。あの素晴らしい曲があったから、今の私がいることができるので。胸がいっぱいですね(※ユーミンが歌う制服のデモテープは初めて聴いた)
カップリング、昔で言うB面なんですよ。でもまるでA面。

松任谷 卒業の歌になるとは思ってなかったんで
松本「制服」もみんな誰でもあるわけじゃない。卒業証書を持ってさ、門から出るみたいな。その門から駅までの道の間に自分が過ごした学園生活みたいなのが蘇ってきて、それに別れを告げるみたいな。そこまで描けたら普遍的なのよ。それがみんなに受けたんじゃないかな

松田聖子 制服

渚のバルコニー

聖子 先生いろんなことをお考えだったんですね。私には何もおっしゃらなかったですけど(笑)「渚のバルコニー」すごく好きなんですよ。あがっていくところ、ワクワクする。
松本「ばかね♪」のところ、歌えるかなって。さすがだな。スピーカーから声が出てきたら、すごいな、って。

財津和夫

チェリーブラッサム、夏の扉...

私みたいな人間にね、どこでどう間違ってオファーがあったのかなと最初は思ったんですけど。聖子ちゃんは声がすごく届く人だったので、とにかくまずは「すごいな」と思ってました。

目指したのはニューミュージックと歌謡曲の融合


大村雅朗

SWEET MEMORIES

聖子 年齢が近かったので、音楽だけじゃなくて、いろいろ話を聞いていただいたり。すごい助けていただきました。精神的にも。それこそ今まで歌ってきた曲と全然違う。英語の詞になってるんですよ。これ歌えるのかなあってすごい悩んで。大村さんはすごい優しいから「とりあえずやってみようよ」

セイシェルの夕陽

すごく印象的なエピソード。レコーディング、夜中で。ちっともセイシェルの夕陽みたいにならなくて。すごく落ち込んで。その時に大村さんが、当時黄色いワーゲンに乗ってらしたんですけど、乗せていただいて。用賀にマクドナルドがあったんですよ。聖子ちゃんはマクドナルドに行けないと思うから、僕が買ってきてあげるから、何を食べたい?って。じゃチーズバーガーとシェイクを、ポテトもお願いしますみたいな感じで。買ってきていただいて。車の外で夜風に吹かれながらポテト食べていろいろ話を聞いていただいて。そしたら「もっかいセイシェル行ったつもりで歌ってみようよ」思い出がありすぎて語り尽くせないです

松田聖子 セイシェルの夕陽【HD】


篠山紀信

アメリカでの奮闘

年代を超えて三冊出してる人って聖子さんしかいないですよ。やっぱニューヨークってクリエイターもたくさんいるし。危ないところもあるんだけどこの人全然引かないんだよ。聖子さんって物怖じしないのね本当に。私はここで勝負かけるんだ、やるんだって決めたらそのままどんどん突き進む。なんといってもかっこいい。

聖子 当時は(アメリカ進出が)珍しかった。行ったおかげでアメリカの厳しさもじゅうじゅうわかりました。自分の言葉で意思の疎通ができるようにならないといけない、甘いもんではないと実感しましたね