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球辞苑 ブルペン 浅尾拓也 山崎康晃 平野佳寿(アクアマン)長田勝

ブルペンでの過ごし方

浅尾拓也

治療。練習終わって試合までの間、4~5回まで。トレーナーさんに体をほぐしてもらったり。中盤までブルペンに入らない。メンテナンス終了後ブルペン入りは6回。ストレート、インコースアウトコースを2球ずつ投げる。スライダー、パーム、フォーク。セットに変えてスライダー、パーム、フォークをインコースアウトコース。再確認1~2球。合計13~14球。登板直前、2回目はだいたい7~8球ぐらいですね。必要最小限。毎日試合あるので2~3球変わると、144試合あったら300球近く変わってきますし、それが1週間に1回か二回の試合だったら全然変わってきますけど、中継ぎて結構蓄積されるものがあるので。だんだん緊張が上がってきますし、どれだけ冷静に投げられるか考えましたね。特に前のピッチャーが抑えて帰ってくると「うわぁ回ってきた..」みたいな。自分がちゃんと抑えなければならないぶん、余計プレッシャーも上がってきますので。岩瀬も僕も行くのは遅かったので、普通に試合見て、ああ勝ってるな、負けてるな、このバッターはこういうとこ打つんだね、とかそういう会話とかです。

気持ちの高ぶりを抑えるにはジャンプを繰り返す

山崎康晃

ブルペンで何を思い浮かべるか、やっぱり「仕事場」
試合が始まる前に食事が始まって、2回ぐらいからトレーナーマッサージ、前後にお風呂入って。だいたいブルペンに入るまでの時間を本当に大事にしている。お風呂に入って代謝を活性化させる意味でも、アイスバス入ったり、熱いお湯に入ったりってこともするんで。必ず入るようにはしてます。

5回にユニフォームに着替え、6回にブルペン入り。7回に最初の肩作り。
キャッチボールでは10球ぐらいですかね。体にどっか異常が起きていないかなとか、チェックしながら、もちろん18.44mの長さをしっかりとって10球投げて1回終わる。最初はキャッチャーを立たせて。2回目は座らせて、よく投げるのはカーブ。試合ではカーブはあまり投げないんですけど。いい体の使い方ができる、トップの位置がしっかり作れる。ちゃんとトップができてなかったら、ストレートも腕が走らないと思いますし。

やっぱりコミュニケーションと緊張感ですね。ひとつは後輩たち、もちろん緊張してたら声かけるし。ガチガチになりすぎてもいけないと思います。いいブルペンの雰囲気を大事にしていますね。あとは緊張感。わざと、あえて緊張する試合もありますし。緊張させて興奮してから行く試合もありますし。アドレナリンにも力を借りている。決して自分だけの力ではない。絶対必要なことだと思っていますね

(2019年もけん制をしませんか?※プロ入り以来一度もしたことがない)よく聞かれるんですけどね。球辞苑さんがまとめていただいたおかげで「いつ牽制するの」と突っ込まれてですね、僕も牽制するタイミング完全に失ってて。初めて牽制したらぜひ球辞苑さんでまとめていただいて、出していただきたい

アメリカと日本の違い

ブルペンデー....中継ぎ投手が試合開始から登板し、その後短いイニングで継投していくこと。
オープナー...中継ぎ投手が先発し、二人目に本来の先発投手がロングリリーフする。

2018年、レイズが57試合に導入。初回を確実に抑えて試合の流れを作る。

日本のブルペンピッチャーは、おそらく先発ピッチャー同様、自分たちのルーティーンがたくさんあり、それを試合に活かす。アメリカの場合は「〇〇行くぞ」電話切られたらブルペンでパッパッパと投げてすぐマウンドに行って投げる。日本とは質が違うのかも。
日本はほとんどブルペンが外に出ていない状況(メットライフ、神宮のみ出ている)MLBの、ほぼ全てのボールパークブルペンは、ファンの視線にさらされている。

平野佳寿

投げないで体をしっかり作って、呼ばれたところでしっかり投げる。メジャーは本当に出番が来る直前ですか、前のイニング終わって、自分のチームが攻撃する前ぐらいに「次の回お前が行ってね」言われる。バッター2人前ぐらいですかね、電話で呼ばれる。これがアメリカじゃ当たり前。
登板がなければその試合、1球も投げずに終われるんで。体に楽な感じ。あまりブルペンで投げないようにというのがアメリカのスタイル。

日本はちょっと年齢というか、どうしてもルーキーの子達がしゃべりにくかったり、多少あると思いますが、アメリカではそれがないので(自分の立ち位置は)ルーキーの仕事をやって。水を置いてあげるとか。アクアマンと呼ばれてました距離感がすごく違う。選手とファンが。けんかしてましたね。やじがすごいので、警備員さん、警察とかいるので退場させたり。僕もずっといじられてるグランドがありましたね。ジャイアンツ球場。あそこ近いんで、しゃべりかけてきて。僕もう何言ってるか全然わからなかった(笑)球場の観客とか雰囲気とかを感じてそのまま上がれるのでいうと、メジャーの球場のほうがいいと思います。東京ドームとか阪神とか、こんな熱気があったんだ、って、そこでちょっとなんか立ち遅れみたいなする人もいると思うし、ぼくもしたことがある。一歩ちょっと遅れてしまうことがありました。先発で全然結果も出ませんでしたし、ずっと先発やってたらメジャーで挑戦できることもなかったと思いますし、なくてはならない。ブルペンがあったからここまでこれた、メジャーにも挑戦できた

ブルペンキャッチャーの仕事

長田勝(カープ

オリックスドラフト6巡目で指名していただいて(2003年)、5年やって戦力外になりまして。トライアウトでカープから「ブルペンキャッチャーやらないか」と声かけられて
即返事して「ぜひよろしくお願いします」嬉しかったですね。

14時~グラウンド整備。15時 投手とキャッチボール。捕手練習の手伝い、17時~先発投手の遠投 18時~中継ぎ陣のブルペン

しっかり音が鳴ってミットが止まっている方がピッチャーは気持ちいいと思います。捕るときは一発で入るほうがいい音が出る。捕った位置で止めることを意識してます。ピッチャーに球筋がわかるよう、自覚してもらうのが狙い。キャンプの時はひとり100球、多くて4人なので400球ぐらい。特に人差し指がひび割れしたり、冬は辛い。左手の方が分厚い。
會澤のキャッチャーミットは僕が預かって、柔らかくするのが僕の仕事。
捕るだけではなく伝えることが最も大事。当初黒田に対しひたすら気を使っていた。悪いボールでも「大丈夫です」という時はあったけど、それじゃダメだなと。カットボールにしてもツーシームにしても、バッターの手前で動かしたいというのがあったので、曲がりが早くないか、ボールが弱くなってないか、確認は常日頃していましたね。
思い切って自分が思っていることを伝えようほとんど年下の若いピッチャーなので、できるだけコミュニケーションは取るようにしてます。

里崎 受けるのは楽なんですけどね、座っとくのがしんどいんですよ