初めてのライブは17歳
2日前に書き上げた「BODY FEELS EXIT」
安室 あんなたくさんの集客のステージに立ったのも初めてだったし、なおかつ小室哲哉さんプロデュースの楽曲を披露する、でも曲は未完成、でも披露しなきゃいけない。どうしようどうしようって言いながらギリギリまで振り付け、歌を確認して。いよいよ始まるんだな、私は小室さんの楽曲でどう進めばいいのか。ちょっと恐怖もあり、プレッシャーもあり。本当にがむしゃらでした。
石坂健一郎(ライブ制作に関わった)振り付けもついて、その曲を完璧に当然やってるんですよ。「いつやったんだろう、すごくない?すごいよ彼女は」てことをすごい言ってましたね
安室 小室さんにプロデュースしていただいた時期はすごく忙しくて、次から次へと新曲が。敷かれたレールの上をきちんと走ってくだけにすごい集中してて、脱線しちゃいけないと。
日向大介
転調という手法
よく小室くんの曲に「yeah yeah wow wow」出てくるんですけど、僕はそれが結構カギだと思うんですよね。息をプッシュしてる方が、カラオケやってて達成感が大きい。踊りながらWow WOW 言ってるのは絶対楽しいことだと提示していた。
転調、そうすると永遠に飽きずにみんながダンスしていける。飽きた頃に「もう1回行けるぞ」(これまでのミュージシャンは)転調を出し惜しみする。でも彼はそんなことどうでもいいというか、効果的ならやりますよという。こっち行っちゃったほうが早くない?という(←関ジャムを思い起こさせる解説
97年、ちょうど坊主が生まれた年。あの頃仕事に戻る選択肢が自分になかった。まあ仕事が違う違いすぎる
宇多田ヒカル「Automatic」の衝撃
小室 あんなに歌謡曲から新しいものに行こうと思ってた自分が、今度、古い方のものになってる感じだよね。ちょっと新しくてやりたくて、僕もわかってたのにできない。
99年とは20年前か。それにしてもなにゆえ教室でコメントしてるんだ
座間味D 1年間休業されてた時、何か新しく湧き上がってきた気持ちもある時期なんですか
安室 その時はまだ二十歳だったので(産休中の)1年て長いなと思った瞬間、焦りが急に押し寄せてきて。でもなんで私は焦ってるんだろうか、早く仕事に復帰したい欲だけなのか。焦りを通り越したとき、ふと自分を一歩引いて見ることができて、私ってこういうポジションなのか、どういうふうに見られてたのか冷静にキャッチできて。安室奈美恵は今後どうしたらいいか、ちょっとずつ考え始めていた時期だったと思います。
小室哲哉プロデュースから離れて
作曲もしたけど
安室 離れた時からが本当の始まりなのかな、あんなに気に入ってもらえる楽曲がどれなのか、どう探せばいいのかわからなくて。不安で不安で。みんな気に入ってくれないんじゃないか、でもこんなのじゃいいものができないんじゃないかな...自分で.作詞も作曲もしなきゃいけないんじゃないかって。機材を揃えてやってみたりとかしてましたね。ちっちゃい楽器とコンピューター、キーボード。一通り揃えたんですけど、得意不得意があるなって気づいて。作曲に関してはすぐに卒業しました。
プレッシャーに押しつぶされそうな時の方が多かったなって。そんな安室奈美恵からの開放感もあって。こんなに楽しく作れたかなって、その時はハッと気づかされた「奈美恵ちゃんどういう歌詞が好きなの?」初めて音楽っていうものに触れたかなって感じはありますね。いつの間にかコンサートをしてる自分が一番楽しそうだった。毎年毎年好きになった。常に不安があります。今の自分に刺激的でワクワクする楽曲であっても、ファンの皆さんにとってそういう楽曲になるかどうかわからないので、いつも不安。でもその反応が見れるのはコンサート。実際に同じ空間で同じ楽曲を体感した時に、みなさんがどういう反応をしてくれるのか毎回すごい怖いです。(MCが苦手)そこを克服するよりやめてしまってコンサートの演出に集中して。MCなかったね、じゃなくて、ああ楽しかったねってコンサートにすれば納得してくれるんじゃないか
AI 最初にあったときはシャイな女の子って感じだったけど、いろいろなことがあって、乗り越えて強くなった感じがしましたね
流れたのが安室ちゃんだけでなく、Mr.Children、平井堅、SMAP、修二と彰、ケツメイシ、嵐、レミオロメン....近いようで遠い、何もかも懐かしい。でもこのインタビューどっかで見たことがあるようなないような
小室哲哉と再会
楽屋にご挨拶したとき「すごいね がんばってるね。奈美恵ちゃんは今の奈美恵ちゃんのままで 君にしかできないことを」サラっと言ってくれたのが嬉しかった。自分を信じてやってていいのかなって。これで間違ってないのかなって勇気は湧いたと思います。
7年前に声帯を壊していた
ファンの皆さんの中に「いい状態の安室奈美恵」を思い出として残して欲しいなと思います。ひとつのゴール地点はそこだった。ちょっと声帯もいろいろお壊してしまって、そういう不安もあったりはしていたので。そろそろ声帯も限界なのかな、と思っていて。
いろんなことが目まぐるしく流れていった時間を濃厚に過ごしていた。いろんなことを勉強させてもらって、いろんな経験もして、25年間やりきったというのはありますね。悔いなく。すごくあっという間でした25年間。15歳の女の子がデビューして、40歳まで携われるなんて奇跡。本当に良かったなと思います。
安室奈美恵ドコモCM 「namie amuro×docomo」 - YouTube
イモト、リアタイで見たかな、録画してるよねきっと。
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