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ろんぶ~ん 猫ブームの起源 遠藤薫 能力 高木佐保

遠藤教授は招き猫をコレクションしている。

近代における都市-農村・日本- 世界の文化的交差 <近代>を準備した江戸の猫ブーム ※学習院大学 法学会雑誌53巻1号 2017.9

猫ブームの期限

平安時代の猫は首紐で繋がれている。
遠藤 唐猫(からねこ)といって、中国から輸入された猫なんですね。高かったと言われてるんです。貴重品だから逃げられたら大変ですよね。

江戸時代

都市の人口がどんどん増え、ネズミ問題がに手を焼いた京都のお役人が、飼い猫の首紐をほどいたため、手の届かなかった猫が、身近なアイドルになり、養蚕業の発達で蚕を守るために地方にも広まっていった。猫は蚕の守り神(宮城県丸森町などに猫神として祀られている)
遠藤 普通の人が何に夢中になっているかで社会が見える。あまり古い時代には猫の話ってあんまりないんですね。いつからだろうって思ったら江戸時代で...
猫の絵が描かれたうちわや、草双紙(江戸時代中期に出版された本)には、鰹節問屋の飼い猫、おこまちゃんが登場し、大ベストセラーになった。吉原の花魁がこぞって猫を飼ったことで、女性を生き立てるファッションアイテムとして広まっていった。

猫又、化け猫

社会的不安と猫依存

鎌倉時代、猫の瞳や、人になつかない性格から猫又と呼ばれ始める。かわいくて、あやしい。化け猫=社会不安

遠藤 化け猫って、幕末もそうなんですけど病気が流行ったり火事が起きたり自然災害が凄かったり黒船がどんどんやってきたり
淳  どんどん不安が
遠藤 そういう時に化け猫が人々の喝采を浴びるんですね
淳  まさに時代が変わる不安な時に、明るい未来も当然あるんだけど不安もあるから、この入り混じった状況を化け猫で表現している
遠藤 そうそうそう
淳  いま猫人気がぐーっときてるじゃないですか。そのぐらい猫が求められてるってことは、実は社会的不安要素が高まっているから猫に依存しているっていう考え方ができませんか?
遠藤 できるかもしれませんね。猫なんかどうでもいいじゃん、一生懸命考えようと思わないじゃないですか。でも、わたしはそういうもので社会が動いていくんだと思うので、猫を考えることでこれからの社会を前向きに捉えていこうとすることが重要。

何やら難しいテーマの論文だがひるむ必要はない。田村淳と教授としょこたん笑い飯哲夫が噛み砕いて紐解いてくれる。テーマによってはすごく面白い。

猫の能力

高木佐保

猫は一度きりの経験を通じて、偶発的に記銘された記憶を利用できる

猫に思い出はあるか

淳 瞬間瞬間を刹那的に生きてる動物かと
高木 記憶力や思考力があるんじゃないかって思うことがありまして。科学的には全然明らかにされてないので。今回「思い出せるか」に着目して実験を。

哲夫 4つの皿におやつを入れます。2つ食べ終わって、3つめ、4つ目を引き離します。ここで猫を15分間別の部屋で遊ばせ、その間に先ほどの4つのお皿を、全て空のお皿と置き換えます。そこに再び猫を入れてどう行動するかを観察します(笑)答えは、おやつを食べていない皿を長く探した。

高木 食べられなかった場面を思い出した。

もう一歩ステップアップした実験は「おやつ以外のものが入っていたら」4つの皿、ふたつにおやつ、ひとつにヘアピン、もう一つは空。おやつをひとつ食べ終わったところで引き離す。すべて空のお皿にし、15分後にもう一度戻すと、おやつを食べていない皿を長く探した。

実験から、どこの皿に何が入っていたかを覚えていると結論づけた。(1日ならできるが、1年2年という長いスパンだとまだわからない)

高木 猫は気まぐれなのでなかなか実験に乗らす、研究が進まない。
その気になってくれるのをひたすら待つ。
ねこは本能的に物理法則を理解している | ギズモード・ジャパン