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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

【メモ】あさイチ プレミアムトーク 角野栄子 物語が生まれる魔法の暮らし、ブラジルの話

魔女の宅急便

ヒントになったのは12歳の娘さんの描いた絵。中1ぐらいですね。そのぐらいの女の子の物語を作ろうと。

ゴロウ・デラックスより

角野 小さい頃から、なんでも魔法で叶えられるのは嘘くさいな、って思ってたんですよね。だから魔法はひとつにしようと。なんでも解決しちゃうと、それで終わりになっちゃいますよね話が。だけどひとつだったら(ほうきが)壊れることもあるだろうし、飛べないこともあるだろうし。そういう時に13歳の女の子がどうやって工夫して乗り越えていくかっていうのは、きっと物語が面白くなると思った。
稲垣 スーパーウーマンだったらね、憧れはあっても、近くには感じられないけど...。だから応援したくなったり、自分のお友達みたいに感じたり
角野 まさにそうだと思いますね

本棚には魔女の本がズラリ。

一部ですね。もっともっとあります。/鏡リュウジ先生の本も。

闇の歴史 カルロ・ギンズブルグ
魔女の社会史 浜林正夫
魔女はなぜ空を飛ぶか 大和岩雄
魔女と魔女裁判 クルト・バッシュビッツ
ウィッチクラフト 魔女術 鏡リュウジ
魔法と猫と魔女の秘密 正木晃
魔女の黒髪 天使の金髪 夏森恩
フェノロサと魔女の町 久我なつみ
魔女・産婆・看護婦 バーバラ・エーレンライク
中世の窓から 阿部謹也
ヨーロッパの祝祭 レオン・マルケ
.......

昔、犬を飼っていてね。寝言を言うんですよ。犬にも言葉のリズムがあるんだな....って思いましたね。日常の苦労が寝言に出てる。

鎌倉のご自宅。テーマカラーは赤。壁と本棚はいちご色。ちょっとくすんだ、ちょっと落ち着いた。赤い服を着て仕事に臨む。頭の動きと手の動きが一緒になりたいので、手書きにこだわる。「後で読めなくなったりするのをおかしく思いながら、仕事してるの」書けなくなると落書きしたり。絵を描いたりしてごまかしてるうちに書けるようになる。今書いてるのは少女の眼から見た戦争。執筆が順調だと息抜きに散歩。
髪の毛が白いと、いろんなものが綺麗に着れる。

ネッシーのおむこさん、かいじゅうトゲトゲ...ミニチュアと思い出話。
しゃべってて自分で思います。下町弁だなって。(生まれは)東京の深川なんです。小さい頃は戦争中なので、スパイになりたかった。今でいうすごいスパイじゃなくて、牧歌的な。

きっかけ

ペレがちようど18歳の時、ブラジルに行ったんです。

当時、ブラジルはちょうど首都を作ってたんです。行ってる間に遷都するんですけど、何にもない荒野、道もない荒野に首都を作るって、おもしろくないですか?機材は全部飛行機で運ぶんです。そういう国ってちょっと面白いなって思いまして。行けるんだったら行ってみようと。最初は生活スタイル全く違いますし、お金も、政府が少ししか替えてくれませんからあまりない。お肉も、牛が縦割りになって並んでるよなお肉屋さんで、どうやって買っていいかわからない。ちょっと落ち込みましたね。とんでもないとこ来ちゃったなって。

大吉 船旅が楽しかった?
楽しかったですね。三食昼寝付きでした(笑)

(物語を)書くつもりはなかったんです。ブラジルに行ってきましてね、大学の時の先生から「ブラジルの事を書いてみたら?」それで、書けるかしらぁ、と思ったんですけど、すごい、いい思い出がたくさんあったもんですから、書いてみようと。何回も何回も何回も書き直したんですね。でも書けないんですよね。書く練習をしてませんから。でも書いてるうちに、あたくし、書く事が好きだって思ったんですよね。同じこと毎回毎回繰り返しても、嫌にならないので。それできっとこれが好きなんだから、書く事を仕事にならなくてもいいから、一生やって、続けたい。そうすると一生あんまり退屈しないんじゃないかな、そう思ったのが始まりです。なんて言うんですか、無理やりではなくて、行ってきた経験をかわれて、誘われて書いた。それがきっかけです。

本田圭佑のサインを持ってるとは。

デビューは「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」(1970)

ルイジンニョは、同じアパートに住んでる男の子。「あたしのブラジル語の先生になって」って頼んだんです。お金がないから学校に行けないし。毎日会話も得意になって、あたくしにポルトガル語を教えてくれましたね。彼のお母さんはサンバの歌手で。彼はおなかの中からサンバを踊る、歌ってる、叩いてる。言葉を教えるのがうまいんですね。リズムをつけて。そういう言葉の覚え方ってすごく素敵だなって。

父の言葉

見えない世界なんて、ないと思ったら大間違い。

比較的思春期って生意気になりますよね。だから親に口答えするわけでしょ。そうすると「見えない世界はこの世にあるんだから、見える世界のことばかり見てちゃいけない。」ってことを言ったんだと思います。それであたくしは口答えして「だからお父さんって古臭いの」って言いました。あんまり幸せっていうこととは遠いですけど、でも悲しみっていうのも力があるなあと思います。喜びも力になるけれども、悲しみもその人に力を与えてくれると思います。
わくわくしたい、冒険したい。あそこでコーヒー飲んだら美味しいかしらとか思いながら暮らしてます。書けなくなったらどーんど落ち込みますけどね。

一人で開業間もない東京スカイツリーの行列に並んだとスタッフからの証言。