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【感想少々】横尾忠則 本を読むのが苦手な 僕はこんなふうに本を読んできた

あとがきに答えがある

2009年4月~2017年6月に朝日新聞に発表した、全133編の書評。当初の約束は2年だった。とても読書嫌いだとは思えないが、あとがきにちゃんと理由が書いてあった。

先ず本を読む必要がある。これが大のニガ手である。長い日数をかけて読み終わったら、読む尻から片っ端から忘れていく。あーあア、もう一度最初から読まなきゃいけない。こんな繰り返しを毎回やってきた。
 

読書感想文に悶絶している子供のようである。

読書はそれなりの努力がないとできない、本を選ぶポイントは表紙が親しみやすいか、使われている漢字が読めるかどうか、と言ったのは中江有里

活字がギッシリの本は興味の対象如何にかかわらず避けてきた。活字が大きく、なるべく薄い本で、易しい言葉で高尚な内容を語っている本をいつも探して書いてきた。

読み終わったら、すぐ書かないと忘れてしまう。

書評を読み返すと、書いたことさえ忘れていたり内容すら覚えていないものもあるので

実に読書は無駄な時間であったとつくづく後悔する。
(中略)
読書は人間成長のために有効だという人もいるが、僕に関しては絵を描く時間を盗まれたという恨み言しか出てこない。

あとがきで笑ったのは久しぶり。

背表紙には「本を読むのが苦手な僕は   こんなふうに本を読んできた」
表紙は「苦手な」と「僕は」の間が空いている。微妙な違い。

133冊の中から

読んでみたい、或いは既に読んだ本があったのでいくつか選んでみる。

睡眠のはなし

若い頃から不眠気味で、眠れたのかそうでなかったか世界観が二分されるほどの人生の主要テーマだった。
睡眠に関心を寄せる人々の多くは睡眠障害者ではなかろうか、ともある。確かに自分も睡眠障害気味。睡眠とうつ病の関係についての研究。

アーティストが愛した猫

愛猫が亡くなった時には体調不良になるほど猫なしではいられない生活だそうで。
「猫不在の生活は実に味気なく憂いを伴う」

読むというより眺める本。猫についての文章は確かに少ない。

アーティストが愛した猫

アーティストが愛した猫

アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし

アンデイ・ウォーホルになりきって書評を書いている。これが一番ひねりが効いてて面白い。

芸術って怖いだろ?

ほかに、デヴィッド・ボウイ インタビューズ
レディー・ガガ メッセージ
高倉健インタビューズ、王貞治ジョージ・ハリスン..
全部紹介するのはよろしくないのでこのへんで。

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