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人生案内メモ、文字起こし、感想。

ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ ヘタウママンガロ展 都築響一 湯村輝彦 

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ヘタウママンガロ展。

2014.10-2015.3 フランス
パキート・ポリノ(主催者)
私にとってヘタウマはアート。マンガもアート。オリジナリティに溢れたアバンギャルド作品。未完成に思える作品が、ミケランジェロの彫刻と変わらない価値がある

Mangaro Wall Painting Live 02 - YouTube

浮世絵

都築:浮世絵は最初、何も価値を認められてなかった。日本が開国してヨーロッパに行くときに、お茶碗の包み紙にした。クチュクチュのクッション(梱包材)みたいにして。それを見たヨーロッパの人がのけぞった。で、聞いた日本人が「あ、これってすごいんだ」となる。

西田藍:アートではない扱いになるんですね。

都築:ただの漫画だしイラストってことになりますね。
   

1960年代

東京イラストレーターズクラブ発足(横尾忠則、長新太ら)挿絵画家がイラストレーターとして認識されるように。

長新太「イラストレーション-イメージ」(1965)
粟津潔「デザインの発見」(1966年)

湯村輝彦(テリー・ジョンスン)

ヘタウマ創始者。ポップアートから影響を受けた画風だったが、1967年「江戸時代の銭湯」で突如ヘタウマに。

僕は不器用で下手だから、色塗り一つとっても、枠の中に収まらずにはみ出してしまう。それがむしろ、面白いと思うようになったんだ。

南伸坊

イラストの依頼をした

それが面白いよね。どうしてもはみ出るなんて。頑張ればはみ出ないわけですよ。ハミ出ちゃって、それでダメだなって思わないで、これでもいいじゃないかって思ったところが先に行ったわけ。つまり、マイナスだと捉えていたものをプラスに転換していった。ものすごくきれいに一様な線を引かなきゃなんないと思ってたところに、そうじゃない、ものすごく乱暴な線を入れてきたんですね。

情熱のペンギンごはん(1980)

ヘタウマを世に知らしめた。糸井重里共著。

南:江戸時代に「洛中洛外図」ていう京都の街の中の様子を描く絵が流行ったんですけど、金屏風に着彩して。金屏風は高いものですよね。それにものすごく下手くそな画家に描かしてね、そういうものが残ってる。なぜかというとそういうものを面白がる美学を、昔から日本人は持ってた。

「なんだか知らないけどすごくいい」っていうのがわからんでしょ。言ってみればヘタウマですよね。

山藤章二「ヘタウマ文化論」

飯沢匡:私が学生だった時代には「弊衣破帽」といって、きたならしく、オンボロを身にまとうのが、ひとつのダンディズムだったことがありました。日本人は、片一方では小奇麗に、巧緻(こうち)を極めたものを尊ぶ美学がある一方で正反対に、乱暴に、簡潔に、未完成に表現することを佳しとする美学も共存しているんですね。これは世界中でも珍しい現象で、外国の伝統的美術史の中では、ちょっと見当たりません。

※弊衣破帽(へいいはぼう):破れてボロボロの衣服や帽子。身なりに気を使わず粗野でむさくるしいこと。
 
巧緻(こうち):精巧で緻密。たくみで、細部にわたってよくできていること。また、そのさま。

飯沢匡(1909-1994)劇作家、小説家、小説家。「ブーフーウー」「ミューミューニャーニャー」サトちゃん(佐藤製薬)のキャラクター考案に携わった。

ヘタウマ

下手だけどカッコイイ、味がある。ヘタだけど存在感がある

都築:「ウマイ」完全にフリーハンドで絵が描けるとか。「ヘタ」ってのもあるんですよ。(ヘタとウマイの)間にはさ、上手いけど心がこもってない「ウマヘタ」と描けない「ヘタウマ」。「ウマウマ」「ヘタヘタ」もある(笑)演劇だって音楽だって一緒だよね。めちゃめちゃうまいけどだからどうした、アイドルだって完璧な振りで完璧にこなすけど、ピンと来ない。歳下の子だけど絶対追いかけちゃうとか。

風間:一番強いのはヘタウマになります。世の中の聴衆性、協調性で言うとウマウマが重宝されます。されるけど人の心があるというか、ビジネスではないといえばヘタウマになる。
飛永翼:ヘタウマに若干嫉妬がある。お笑い、ネタ番組だとMCがいて、ネタやった時にヘタウマが重宝される。でも僕らが行くと「面白いんだけどね・・」たぶんウマヘタなんですよ。

「terry 100channels」監督は塚本晋也。動画検索しても出てこない。なつかしい甘茶ソウル。

蛭子能収

自分も含め、出演者もなんきんと記憶がごっちゃになっている。番組内ではなんきんを取り上げることはなかった。
天才たけしじゃなく、スーパージョッキーの熱湯コマーシャルでキレたのが蛭子能収。

なんきんも取り上げて欲しかった。指摘どうもです。よくぞここまでスクロールして下さいました。

なんきん - Wikipedia

蛭子能収 - Wikipedia


蛭子:どっちかって言うとストーリー重視の方が漫画は面白いと思う。ストーリーさえ面白ければ、絵(画)はストーリーの中に馴染んでいくので。ストーリーがものすごく変わって斬新なんですけども、絵もそれに合わせて斬新なのを入れてくるんですよ。だからやっぱりストーリーが先にあって、そのあとに画を入れるのが俺は漫画かなあと思ってるんですけど。貧しいってこともあったと思う。お金がなくて。そういうのって怒りやすい、何かに対して怒ってる。だから大抵俺の漫画は最後に怒って誰かを殺すというのが、すごく多かったんですよ。この人を殺すために5ページは使ってやると、そのぐらい怒りを込めて・・

もう少し勉強しなくちゃと思ってます。展覧会とか恥ずかしい。

ami-go45.hatenablog.com

根本敬

ものすごく暴力的でバカバカしい。破壊的衝動。
それはやっぱりハタチ前後の若者にはたまらないものがあるんじゃないですか。
ロックでいえばセックスピストルズが出てきたみたいな。
漫画界のセックスピストルズみたいな、そういう感じですかね。
くだらないモノ、どうしようもないモノを見る目を養うことでもあるんじゃないか。
物の見方、感性としてのヘタウマ。
おしゃれでもカッコよくも、なんでもないものを
逆にかっこいいものに仕上げるのがデザインだったり。腕の見せ所じゃないですか。

SEX PISTOLS

ヘタウマ漫画、イラスト特集のはずが一例として引き合いに出されてしまった。


Sex Pistols - Anarchy In The U.K - YouTube

スチャダラパー登場

ヘタウマってなんだ、マスの目から見て上手いか下手なのかなどを
メンバーが語ってた。今はコピペしたら作れちゃうけど、本当に届くものにはならないよねって結論に。

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