まだまだじっくり読みたいので、途中感想。
広告批評、総まとめ本。天野祐吉集大成。

- 作者: 河出書房新社編集部
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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印象的な特集
「特集 わッツービートだ!」
「最近のギャグ・ネタを集めてテーマ別に並べてみた」がある。
ババア、病気、テレビ。
今でも動画で見ることができる(多分テレビでは不可能)。
ところが、ギャグ・ネタは書き起こすとスピード感がない。
サーっと読めるだけでなく、毒気を抜かれた状態の、ただの文章になっちゃってる。
対談
糸井重里、谷川俊太郎、杉浦日向子、伊藤直樹。
どの方との対談も、何度も読み返しておこうと思う。
杉浦日向子さんとの対談が特に印象深い。
杉浦さんが亡くなってもう10年近く経つ(2005年没)。
掲載された対談は98年のものなのに
16年経った今でも通じる内容。
テレビも変わってないし、広告もあんまし引っかかるものがない。
「いい広告をほめるのはいいけれど、悪い広告はどうするんですか。」
答えは簡単で、よくない広告は批評に取り上げないことで
「取り上げるに足らないもの」という批評をしていることになる。
「広告も変わったねぇ。--ぼくと広告と広告批評」より抜粋。
批評
物事の善悪・美醜・是非などについて評価し論じること
評論
物事の価値・善悪などを批評し論じること。また、その文。
批判
人物・行為・判断・学説・作品などの価値、能力、正当性、妥当性を評価検討すること。
否定的内容を持つものが多い。
感想
心に浮かんだ思い、感じ。所感。