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【抜粋・感想】SWITCHインタビュー達人達 佐藤健×木皿泉 人物を生む、物語を生きる。Q10

木皿泉とは

和泉努と妻鹿年季子(めがときこ)の夫婦脚本家。
「すいか」野ブタ。をプロデュース」「Q10」、堀北真希の「おやじの背中・ドブコ」
「昨夜のカレー、明日のパン」など。
木皿泉 - Wikipedia 木皿泉 - Wikipedia

脚本作り。

登場人物の設定など大枠を決め、関係しそうな本を手当たり次第に読む。
テーマや鍵となる小道具、使いたい音楽など、思いついたアイディアをとことん話し合う。

和泉:考え方としては黒澤明「生きものの記録」みたいに。家族こそこの世の中で一番最高のエゴである。

二人のアイディアの断片が日々の会話の中で徐々に熟成され、あるとき繋がる。妻鹿が一気に書き始める。

Q10


河野P Q10インタビュー(佐藤健、前田敦子) - YouTube

佐藤健:「Q10」やってるとき台本がとにかく面白くて僕たちが毎週楽しみに待つ感じだった。
妻鹿:佐藤健さんは変っていうか、根本が全然違う。私が普段思っているのと全然違うところで芝居をされるので。すごくオーソドックスなんだけど
和泉:ミステリアスな存在。謎。ご自身で、自分のことどんな性格だと思ってるんですか?
妻鹿:芝居の上で苦手なのってないでしょ?
佐藤:あります。笑うのって苦手です。笑うのダメなんだ。悪役は、得意か不得意かで言うと得意。良い子で元気で明るくて、みたいのが苦手。
当て書きをしづらい俳優っていうのは・・
妻鹿:「受け」の芝居っていうか、前、前って感じないじゃん。
佐藤:台本読んだ時、これはリアクション芸だなと思いました。
和泉:ナンセンス喜劇、スラップスティック喜劇を目指したらどうですか?
妻鹿:佐藤さんはジャンル、パターンにはまらない俳優さんだと思いますよ。何をベースに芝居してるかよくわからないんだよね。
佐藤:結構、台本読むとき画が見えるんですよ。
妻鹿:うわ、怖いこと言わはるわ
佐藤:画を実現というか、体現してるんですよ。読んだ段階で超見えます。
妻鹿:私も。おこがましいけど同じですね。
佐藤:同じだけど、想定してたのとは違う。でも「Q10」の世界観とかほんとに好きで。台本を超えることがまず目標だった。毎週楽しみにしてたって木皿さんに打ち上げの時言ったと思うんですよ
妻鹿:それ聞いてない。ごめんなさい(笑)熱くて難しいこといっぱいいう人だなって

佐藤:今回会うのに台本読み返した。特に第4話。 

月子:この世界に永遠はない。いずれ宇宙は終わる。
平太:宇宙って、終わりがあるの?
月子:宇宙には暗黒物質が23%、暗黒エネルギーが73%
平太:なんだよ、それ、ほとんど暗黒じゃん。 
月子:私たちが物質と呼んでるものはわずかに4%。残酷なことに、時間とともに暗黒エネルギーは増えていく。 

平太:いまわかった。この世のほとんどは、どうでもいいことと、どうにもならないことでできている。ぼくは、大切なものを、心から大切だと思えるようにしっかりと抱きしめて。いま宇宙の4%を抱きしめている

佐藤:今読んでも鳥肌が立つ。アフレコの時も毎回同じところで鳥肌立ってうまく言えなかった。モノローグが。言葉のリズムみたいなものも含め、秀逸なモノローグ。改めて読んでも毎週同じところでゾワッて。
妻鹿:ドラマがはっちゃかめっちゃかでも、モノローグで戻っていける。山田太一先生からパクりました。その方法は暗黒物質と暗黒エネルギーが96%ぐらい、物質は4%みたいなことをふつうにNHKで流れてたことのほうが、私には衝撃でした。ちょうど書く前ぐらいにテレビでやってたんです。日常の中で「宇宙はやがて潰れます」みたいなことを平気で。それ見た時に「やった!」って。

※木皿さんの自宅にはまだ30年前のワープロが現役。そっか、佐藤健ワープロの稼働するところを見たことがないんだ。プリントアウトしてるとこ久しぶりに見たなあ。まだ生きてるワープロ。壊れてしまったら廃業になっちゃう。 佐藤健より5歳年上のワードプロセッサOASYS 40AP。