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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

【抜粋】ボクらの時代 オダギリジョー×中谷美紀×若林正恭 インド旅行記 泥酔はらくだし キューバ 

中谷美紀の「インド旅行記

仕事を辞めようと思っていた

若林:読ましていただいて
中谷:すみませんありがとうございます。くだらない本を読んでいただいて
若林:いやいやそれでちょっと話聞きたいのと、オダギリさんのキューバの映画の
   お話を聞きたいのと
オダギリ:留学を考えてんじゃないっすよね(笑)
若林:留学したら終わっちゃいますから、俺もう

若林:インド行かれたらやっぱり、自信になったんですか?
中谷:どこででも生きていける自信にはなりましたね
   ほんとに仕事を辞めようと思ってたので、そういう意味では
   「嫌になったらいつでもやめていいんだ」という自信があるんですよね

泥酔腹下し

オダギリジョー

若林:すごい何回も笑ったんですよ
中谷:笑ったんですか、ああよかった。
若林:殺菌のために、インド何回もあたっちゃうから、わさびのチューブを常に
   中谷さんが持ってるんすよ。で、チューブをスプーンに出して
   食べて涙目になったりするシーンがあって(笑)
   芸人の罰ゲームじゃねえかと思って(笑)
中谷:罰ゲームじゃなくて本気でしてた。でもやっぱりお腹下しますからね
   下しました?エルネストの最中
オダギリ:もちろんです。僕日本でも360日下してます。
中谷:えっ?(笑)繊細なんですね
オダギリ:普通の時のほうが少ないです
若林:それは精神的なもんなんですかね
オダギリ:酒じゃないですかね
若林:お酒めっちゃ飲むんですよね
オダギリ:僕基本的に一人で飲むんですよ。家で。なのに二日酔いになるんですよ
中谷:どれだけ飲んでるんですか
オダギリ:自分で大丈夫かなと思うときあるんです
中谷:ちょっと心配です
オダギリ:次の日に部屋がすっごく綺麗になったりとか
     なんかトイレ掃除スゴイしてたりとか
中谷:酔っ払ってトイレ掃除してるんですか?
オダギリ:何かに気になったものにすっごい集中しちゃうみたいで
若林:ベロベロになって掃除してる
中谷:へぇ~おもしろ~い
オダギリ:仕事がないときにそういう生活になっちゃうんですね
中谷:「HUJITA」の時二日酔いで畳の上で寝てましたよね
オダギリ:ひどかったですあの時
中谷:撮影以外1日寝てましたよね
オダギリ:言ってないかもしれないけど、芝居の途中で外に出て
     2~3回吐いてましたもん(笑)
中谷:もうやだ~

若林正恭キューバ旅行

社会主義ってどんな感じ

若林:ずっと行きたくて
中谷:どうしてキューバだったんですか?
若林:社会主義ってどんな感じなんだろって
   35過ぎてぐらいから、ニュースとか知らないと。
   若い時は知らなくても「そんなことも知らないのか」ツッコまれて
   終わりだったんですけど、マジで引かれる感じになってきて
オダギリ:そうですよねえ
若林:実際見てみないと気が済まなくなっちゃって、一人で行ったんですけど
   社会主義って不思議。キューバってレストランのウエイターにしても
   学生時代にウエイターを養成する学校に通って、なるから
   アルバイトの概念自体が
中谷:ない
オダギリ:アルバイトは確かないですよ
若林:20代で、お金なしで風呂なしのアパート住んでるとき、
   割と苦労してましたって話をしたのが急に恥ずかしくなって
   仕事があることとかにも感謝してるんすけど、帰ってきたら2週間弱で
   全然なくなりますねそういう気持ち
オダギリ:確かに。洗濯するのは時間かかって、汚れるのあっという間なんですよね(笑)
若林:そうすね。戻るとあたりまえになっちゃうから。キューバの映画見て思い出したのは
   ゲバラのポスターを自分の部屋に貼ってる日本の男の子がいた場合
   これが芸人の漫才の中に、ネタとして入ってたりするんですよ
   それは変な奴ってことで。ゲバラに憧れてる奴を厨二病って言葉でもって、
   夢見がちな現実を見てない...
オダギリ:熱くなるってことに対してなんかちょっとカッコ悪いみたいな価値観なんですか
若林:そういうツッコミというか、揚げ足を取る、とり方の笑い方。
オダギリ:なんでなんですか
若林:割とそういう制限があると思ったんですけど、俺は。日本は人の目って
   いい面もありますけど

人目を気にしない文化

中谷:インドの目抜き通りでですよ、いきなりおばちゃまがスカートたくし上げて
   下着はいてないんですよ。排泄行為をなさったんです。
   目の前で見てしまって、え?えーってびっくりしたんです
   ほんとに一目気にしないですよね
若林:一目気にしないの頂点の行為ですね(笑)
オダギリ:周りの人は見たりするんですか
中谷:見てないです
オダギリ:やっぱり見ないと気にしないのスクラムなんですね
中谷:そうですね。人のことなど構ってられない
   
若林:キューバで、海に行ったら、普通にあき竹城みたいな体型のおばさんが
   ゴリゴリのビキニ着て。結構いっぱいいるんですよ。
   多分江ノ島だったらないよな、やっぱりと思って
オダギリ:海外行って帰ってきて、夏にいいやと思って
     上半身だけ裸で歩くこともできないですよね
     そういうこともさせてもらえない。息苦しいですよね日本の生活。
   

若林:方向の違い
中谷:オダギリさんにそっくりな男性が、全裸で歩いていたのを目撃しました。
オダギリ:全裸とか多いっすね。
中谷:ぶ~らぶ~ら(笑)ぶら下げて歩いてた
オダギリ:ぶ~らぶ~ら、朝から言っちゃいけないでしょ
若林:見ちゃってるからね中谷さんが
中谷:車で通りすがりだったんですけど、ずっと後ろ振り返って見ちゃいましたもんね
   具合悪かったのに(笑)

撮影の過酷さ

ゴリゴリブラック・オフの時間をつくる

若林:スケジュールハンパないっすよね。映画とかドラマって
   ゴリゴリブラックだなと思って(笑)
中谷:それ言わないでください
   私たちブラックな現場でずっと生きてきたんです。20年以上。
オダギリ:日本の現場って結構世界一ぐらいハードじゃないすかね
若林:こんなこと言ったら失礼なのかもしれないけど
   もっといい弁当食べてると思ってました
オダギリ:そうですね
若林:スケジュールハードだし
オダギリ:入ってない期間の方が長かった、僕はそういうタイプなんで
     めちゃめちゃ暇ですよ(笑)
若林:入ってない期間てどれくらい?
オダギリ:僕今んとこ、3~4ヶ月ぐらい休んでますよ、最後の作品から
     でも暇なときの方が多かったりしません?
中谷:むしろその時間作るようにしてます。仕事しない時間を大事にしてますね。日常。
若林:20代、無理ですよね。どのぐらいから言えるんですか(笑)

オダギリ:僕は30でしたね。仕事が嫌になったというか
中谷:やっぱり30
若林:中谷さんも30ぐらいですか。インドぐらいの
中谷:インド、29ぐらいで行ってますので。

自己顕示欲を消す方法

若林:嫌になるってどういう感覚なんですか
オダギリ:やっぱ働きすぎてたと思うんですよ、20代は
若林:詰め詰めですか、映画終わったらすぐ始まって...
オダギリ:そうですね。30がひとつの階段みたいなのあるかもしれない
若林:そうっすね。僕こないだ、こんなこと思うんだってことがあって
   目立ちたいとかチヤホヤされたくて芸人になったと思うんですけど
   たとえば大喜利とかやってる時に、センスいいなって思われたい気持ちが
   ずっとあったんすけど、こう思われたいみたいのが
   急に30超えたらなくなってきて。自己顕示欲というか
   こう見られたいとかいう気持ち、あるもんですか?
オダギリ:まずそれを消すことから始めましたね。気落ちしてる時に
     うまいと思われたいとか、邪魔でしかないので。芝居するときに
若林:消す方法ってあるんですか?
オダギリ:どうでもいいと思えたんですよね。周りの意見とか、どう思うかとか
     未だにそうなんですけど、未だに気にするのは母親ぐらいですね
     母親がどう思うかしか気にならない
若林:デビューされて、受け手の感じ方とか、考え方が変わってきたなとか思うんですか?
   作品をやってきて
オダギリ:それはあるかもしれないですよね
若林:時代の中で変わりますかね
オダギリ:はやりの映画ってコロコロ変わりますよね
     変なアクション映画ばっかりじゃないですか
若林:いやいやそれは(笑)要相談てことで(笑)
中谷:単館系の映画館が軒並み閉めて、廃業なさったの、自分の青春時代が
   全てなくなったなあってのありあすよね。だから小さいうちにいい映画を見る環境に
   いないと、大人になった時にまた見たいという感覚にならないじゃないですか
   なのでオダギリさんが映写機を持って、全国回るってのどうですか?
   いい映画を。各学校回るんですよ。小学校を。
オダギリ:僕一人でですか(笑)
中谷:私も一緒に。別々で。
若林:一緒に行けばいいじゃないですか
中谷:人が多いほうがいいから。
オダギリ:一緒のほうがいいじゃないですか。機械とか運んでほしいし

中谷:そこは男女平等なので
   どうすればいいですか?日本映画の発展のために
オダギリ:やっぱ才能ある若い方にお金回すべきじゃないですか
若林:映画界だけじゃなくて、全部のお仕事の方に言えることかもしれないですよ
   テレビも、そういう話してるスタッフさんいますもん
   お金はやっぱり大変みたいですね
中谷:極論ですけど、アラブの大富豪と結婚しまして
   第八番目ぐらいの夫人ぐらいで、ちょっとゆるいところにいて
   すべてのお金を芸術振興に費やしたいと思ったことがあるんです。
オダギリ:最高ですね
中谷:でも嫌じゃないですか。好きでもない人と結婚するの
オダギリ:応援します(笑)大丈夫です。中谷さんなら絶対いけます
中谷:リターンとか考えずに、好きなもの作っていい環境があったらどれだけ幸せかと
オダギリ:ホントですね
   
  

『エルネスト』オフィシャルブック〈もう一人のゲバラ〉

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