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【まとめ】NHK ファミリーヒストリー 坂上忍 父との断絶

父のルーツ

父は5年前に他界。
どういうルーツであんな人ができたのか。それが一番気になっていた。

本籍地は熊本県玉名郡小天村。
取材中「忍さんは次郎さんの息子さんじゃなかったん?」
・・それは「飛びます、飛びます」・・・
大正2年、坂上家は大牟田市に移住。三池炭鉱。
曽祖父、勝は新聞社を立ち上げる。
「金になると思ったら頭がいい人は新聞社を作るでしょう。
 大牟田には化学産業がいっぱい。そういうところにお金をもらいに行くんです」
勝、昭和6年結婚。
妻スソエは若くして最初の結婚に失敗。心臓発作で倒れ、ペルーへの移住ができず。
6歳の娘を連れて勝と結婚。
出稼ぎ労働者のための下宿を立ち上げる。
昭和13年、勝也誕生。(←忍の父)
勝、大牟田市議会選挙に立候補するも落選。
その後、大牟田市立船津中学校PTA会長

ん?どこの校長室でも写真が飾られてるわけじゃないよね・・

昭和26年離婚
勝、家庭では違う一面が
今で言うDV。
母スソエと暮らす勝也は、
「バカな父親」
「母に深い心労を与えてきた忌まわしい人物」と書き記している。

忍:熊本から大牟田に行ったのも知らなかった。
  親父のお父さんが、奥さんに辛い思いをさせて離婚する。
  うちの親父がそうでしたから
  同じことを繰り返したのは、あまりに学習能力がない。

  時代というのもあるかもしれないですけどね・・帰っていいですか?

忍の父、勝也

国語が得意な生徒だった。
昭和29年、三池高校入学。文芸部入部。

人間失格

人間失格

太宰治大全

太宰治大全

高校2年、宮川くんから「人間失格」を渡された。
その1冊は私に強烈なインパクトを与えた。それはあまりにも鮮烈で、
肺腑をえぐられるような衝撃だった。
不安と恐怖に襲われ
自分に絶望を感じ・・(以下略)

日本ニュース、太宰情死の映像が怖い。
勝也、同級生と山中で心中未遂、高校退学。

自滅
きょうは、学校はやめた。
偽善者は今日只今より即刻廃業だ。

太宰になりきった写真。小説家を目指すが落選続き。
けれども書きたい気持ちが強かった
文化タイムスでバイト
「阿阪弘」名義で詩を書くなど。
三池争議で発行部数が落ち込んだため、上京を決意。
交通新報社に記者として就職。
新聞社の事務員、淳子(忍の母)と知り合い、昭和38年結婚。

昭和42年、忍誕生。

2年後、スソエ死去。淳子はおとなしくなった忍を心配し、児童劇団へ入れる。
勝也は学校のある日でも忍を海釣りに連れて行った。
当時副業でやっていた不動産投資が成功。
出版社を設立。「釣り談義」刊行
発行部数伸びず、借金まみれ。酒に溺れる勝也。

釣り談義〈第6集〉 (1978年)

釣り談義〈第6集〉 (1978年)

ami-go45.hatenablog.com

83年、家族の前から姿を消す。
忍、高校中退。26歳で借金完済。
「あなたが放棄したことを、僕はつとめを果たしました。」
「僕はあなたより多少は何かを残しました」と
 どこかで言いたくて(役者を)続けて。

突然「小説を出すので出版記念のサイン会を手伝ってくれないか」と電話があり。

歳月のかたみ

歳月のかたみ

引き受けることを決意。父に対する怒り。

父勝也の手紙(下書き)

はじめに断っておかなければならない。
私は君に対し謝罪をしなかれば、頭を下げる気持ちもない。
父と息子の因果関係なぞ
世間で言うほど強いものでもない。
君の人生は君のものであり
私の人生は私のものだ。

私を恨む気持ちがあれば、木刀や竹光など半端なものでなく
真剣で斬りかかってくるがいい。

・・ああいう独特のニヒリズム

生まれとか育ちとかは選べるものじゃない。

ルーツのせいにしたところでなんにもならない。

どこのご家庭だって離婚しないほうがいいんだし

それをバネにして生きていかなければならない。坂上忍 

遺品の中から忍が宛てた手紙(抜粋)

あなたが謝罪する必要など全くない
あなたの放棄した家族は
あなたの置き土産によって、既に鮮血している。
それでも僕はあなたの背中を見続けてきた。
あなたの背中を視界から払拭しようとしたがだめだった。

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