姉のお下がりばかり
惨めでつらかった(抜粋
小さいころから姉のおさがりばかり着ていました。学校で使うものもお下がりばかりでした。買い物に行っても買ってもらえるのは姉ばかり。学校でも私だけ古い服を着ていて、からかわれて惨めでつらかった。
社会人になり、好きなものが買えるようになりましたが、気持ちが満たされず、今でも涙が出ます。
家にお金がなかったわけではありません。物がもったいないという親の気持ちもわかります。学費や習い事のお金は出してもらったので、姉と同じように愛してくれたのだと思います。
ですが、お下がりのことを思い出すと母のことを責めてしまいます。
親としてはもったいない一心
姉妹、兄弟あるある。もったいない以外に理由が思いつかない。いちいち買うのが面倒とも言う。
妹が自分のお下がりを着ていた記憶がほぼない。サイズは妹の方が大きかった、身長も早くに追い越されてしまった。なんなら学歴も妹が上。裕福ではなかったので、さぞやたいへんだったろう。
先日、小学1年生であっても、80年代のサンリオキャラクターがついた、使い込まれた筆箱を持ってくる子がいた。でもキレイな状態だった。手入れがきちんとなされていた。
山口恵以子さんの回答(抜粋
リサイクルショップのすすめ
とてもお気の毒になりました。あなたは理性では(略)分かっています。
それなのにこれほど傷ついてしまったのは、周囲と違っていたからです。もしあなたが50年早く生まれていたら、お下がりは当たり前でしたから、納得して受け入れたと思います。
理性ではわかっていても、感情が納得できないのは、ひとえに「お下がりは新品に劣る」という観念故
実は、私が仕事で着ている和服は、ほとんどネットで買ったリサイクル品、つまり他人様のお下がりです。だからこそ新品なら手の出ない高級品が「もってけ泥棒!」価格で買えて助かっています。
ジーンズだって、ビンテージ物はとてつもなくお高いですが、あれはおさがりですよ。
一度リサイクルショップをのぞいて、お気に入りのものを探してみては。掘り出し物を見つけて、お下がりに対するコンプレックスを消してください。
パックンは親友にあてた手紙のような回答
何度か読んでようやく腑に落ちるのがいしいしんじさん
具体的な提案を示すのは大野裕さん
分かりやすく、哲学への興味をそそるのが小川仁志さん
(今日の回答は)あえて苦手なものに向き合い、コンプレックスを消せと言う山口恵以子さん。
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