スタンスの種類
スクエア
ベースに対し両足が平行。
クローズド
踏み出す足がベース寄り。アウトコースのボールに届きやすくなる。ひねった姿勢からシンプルに回転に入っていけるため、確実性が増すのでは
オープン
体を開き、踏み出す足が外側。インコースのボールに対応しやすくなる。上半身は必ずひねられた状態になる。体を大きくひねる力を利用しやすい。プロに増えている。
ほぼ足元の話
王貞治:立った時、両足の付け根に意識を常に持つ。気持ち前がかりぐらい。
塙:ほぼ足元の話(笑)上半身はNG
掛布:コアですね。僕自身もスタンスと聞かれると、どうだったんだろうと。若い頃からだいぶ変わってると思いますね。年々。ホームランを要求されれば、体重移動だとかいろんなことを考えて、狭くしたほうがいいんじゃないかとか。試行錯誤はスタンスにあるかもしれません。
秋山:下手したら、月ごととか、1試合前とも変わっていることもある
宮崎敏郎
アベレージヒッター、パワーの出し方
ー球辞苑、50分スタンスでいけると思いますか?
無理でしょうね(笑)両目でボールをしっかり見るために、ちょっとオープンに、後ろに足を引いて踏み出すための準備として、ほぼ片足で立ってる状態じゃないですかね。右足の軸足に、いちばん力が入る方法として、最初からいつ打ち出してもいいように、右足にパワーをためてる。そこから一気にパワーを出す。 もう両足くっついてます。内転筋とか股関節の間に力を溜めてる。
ー動き出しのポイント、体重の移動は?
ピッチャーの足が伸びるときに、自分も足を上げ出して打つ感じです。体重の移動はまだ右足にあります。打ちにいくときに一気に左足に行って、そのまま右足に戻ってくる
ー踏み込む足の位置は?
踏み込む足はほぼまっすぐ直線にイメージしてるんですけど、ピッチャーによって開くときも踏み込む時もあります。変えてます。打ちたい方向によるのかも。
単打を打つときは重心から近いところに着地し、くるっと速く回転するように見えますが、長打はよりスタンスを広く取って強く踏み込んで体を回転しているように見える
打ち方は小学生の頃から変わっていないのかもしれない。体が小さかったので、人より遠くへ飛ばしたいという思いから、最初から構えて思いっきり振るところで、そこへたどり着いたのだと思います。小さい子供は真似しない方が良いと思います(笑)
里崎:僕も宮崎選手と同じで、ピッチャーを真正面から見たくてオープンにしまたのと、右足に体重を乗せやすい。多分体重移動が下手くそやと思うんですよ。だから最初から右足に体重を乗せて踏み込んでいきたい。インコースが得意じゃないんですよ。インコースにバットの通り道を作りたくて。アウトコースが得意じゃないと難しい。
秋山翔吾
宮崎選手みたいにずっと変えなくていい選手と、修正していく選手も結構いて。今メジャーに行って、日本の時みたいにゆっくり足上げる打ち方で最初入ってた。球のスピードが速かったのもありますし、自分自身の力もありますけど、少し下げて。ベースも、最初ラインの半分に靴があったんですけど、アウトコースがめちゃくちゃ真ん中に見えてる時があって。これは追いかけるんじゃなくて、下がって諦めようと。一足分外側に離れるようになった。
これ、タイミングの話ってしていいんですかね(笑)ステップとスタンスとタイミングって... 塙 ダメなんですけど(笑)次のテーマは「ベースとの距離」をやりたいんですけど(笑)今日は特別に...
掛布 2ステップするわけ?そのほうが待てるよね、ボールを
足を引いて、おしりが落ちた時に上げる。それでタイミングとって。動きが欲しかった。手も打ち方は変えない。足の動きを変えたら打てるようになった
アルトゥーベ型
オリックスの吉田選手、特徴はフルスイング。ステップした時の足の踏み込みの強さ。思いっきりインパクトに欠けて膝を進展させていく。ソフトバンクの柳田選手も良く似た打ち方で体を回転させているのでは。
落合博満型
スタンスを広げ、両足でしっかりと地面を掴んで回転させる打ち方。重心から離れた位置に踏み込むことで回転を生む。 西武の山川選手。誰よりもスタンスが広い。相当広く取って回転を生み出している
浅村栄斗
アルトゥーベ+落合型
強い踏み込みと広いスタンス、両方バランスが取れているのは浅村選手。
ややオープン、靴半足分ぐらいですか。右目でボール見たいんで。スタンダードに構えちゃうと左肩が入る。肩が入ると右目でボールが見づらくなるので、まっすぐするために、自分の中では半足分ぐらいのオープンがベストかなと思って、今の形になってる。5~6年前からスタンスをもう1回見つめ直して、今ようやく形になってきてる。
当時西武にいた橋上コーチと、キャンプからシーズンにかけてずっとバッティングについて話してて、そこで気が付いてスタンスについて取り組んできたのはありますね。
重心を軸足側に持ってった状態で、大きく広いスタンスで踏み込む。一塁側方向に強く踏み込むので大きな回転を生み出している
踏み込んでいかないと外がケアできない。打ちにいく時靴半足分ぐらいクロスになる。1足分ぐらい入って打ちに行ってる。今パ・リーグのピッチャーはスピードボールが多いんで、しっかり回転して打たないと(ボールに)さされますから。スピードボールをミスショットしないように。ホームランを打つためにやろうと思ったんではなく、しっかり結果が出るように改良してきた
最初は左右5:5ぐらいに構え、足を上げると同時に右足の内転筋に力を溜める感じですね。体重移動は左足が付いたら、右足に貯めた力を3割ぐらい左の内転筋にのせる。
秋山 まず浅村があんなに長い時間しゃべるのは見たことない(笑)野球の話したらあれですけど。これ、私服で出ていい番組なの?(笑)橋上コーチの話は初耳。来た時は三振をチームで減らそうとか、データとか細かい野球やりましょってのを託してコーチになられたんですよね。浅村にアドバイスしてるのは見たことあったんですけど、スタンスの走りだったというのは認識がなかった
掛布:フィルダーですね。あれは真似できない。柴犬は柴犬なのかな。柴犬の良さがあるじゃないですか、そうでしょ?
掛布の声がなぜか松村邦洋で脳内再生...解説の森下先生、どことなく大江千里感。森下といえば新人王。スタンス、種田型は唯一無二。←あれはフォームw番組と無関係の動画貼ってしまった。
八重樫幸雄69歳
超オープンスタンスとメガネ
あまり語ったことないんで。メガネかけるようになったんです。そこがはじまりですね!それまではスクエア ※82年もスクエアスタンスだが銀縁眼鏡。年間打率.183 昔のメガネはフレームがあるんで、肩が入ってくるとフレームが視界に入る。インサイド高めに来るボールが見えなくなる。真ん中と外角のボールは見えるから、だいぶ外れたボールでも振ってしまうし、簡単なストライクでも見逃したり詰まったりしてしまう。 もうどうにでもなれと思ったんですよ。ここまで来たらあとはないって時に、師匠だった中西太さんがコーチに来た時話をしたんですね 「ちょっと八、2人で今年ダメだったらやめようや」
やっぱ80年代やの。パンチパーマ中西