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【関ジャム】矢沢永吉インタビュー第2弾 時間よ止まれのサビ、坂本龍一起用の理由

ボーカリストだから、夏のエアコンが大敵。夏でもエアコンつけない。ウチの嫁さんいい迷惑w

時間よ止まれ

サビの最後、4度メジャー7の理由

傑作なコード進行ですから。これ笑っちゃうのは、自分で使っていながら(コードの)名前知らない。なんていうの?って聞いたらC#7(♭9)なにそれ?自分いつも音色で聴いてるから。よく書いたと思う。E→Eaug→G#m7→B7 C#m→C#m(M7)→F#m7 B7(ここサビ)....

よく20代で書いてる。自分で言うのもおかしいけど。コードの響きに惚れたんですね。一時期僕は、ノーマルなコードで完結するのがすごい嫌だった。GだとかCだとかF。なんかつまんない。普通すぎて。シュッとねじるような、デイミニッシュコードの世界ありますよね、AM7で終わるとブワ~ンと、切なさの風がよぎるよく書いた。嬉しいです。

坂本龍一起用の理由

正直なところ言いますよ、最初キャロルって全く「アレンジって何?そんなもん我々ロックンロールは皆、突っ込んでいこうぜ」みたいな感じだったんですよ。それであるとき僕が、サディスティック・ミカ・バンド、なんかキャロルと一緒にツアーやった時に、同じメロディーなのにアレンジによってはどうとでも変われるかもしれない、ということを目の当たりに感じた。それで「元気いっぱい、まっすぐだけじゃダメだ」アレンジの深さ。僕いつのまにか、あこがれからいろんなもの吸収してる。ミカ・バンド...アレンジカッコいいと思ったときに何か感じたんだと思う。たぶんすごく、いい意味でミーハーなんじゃないかな。武道館なんかでMCの時にも言ってますけど。すげえって思う気持ち、もう、吸収してるんです。坂本龍一は誰に紹介してもらったのかな、後藤次利なのか覚えてないんだけど「永ちゃん、鍵盤やらせたら、なかなかいい奴いるから、使うんだったら紹介するよ」それが最初の出会い。すぐアイツ好きになって「またレコーディングやろうね」こいつヤバイやつだな、後にこの人に全部エネルギー取られるんじゃないかなって、坂本龍一が言ってたって聞いて(笑)

アレンジャーのアレンジを気にし始めるんです。僕もよちよち歩きで、自分でアレンジし始めるんですね。だからね、凝りに凝ったアレンジ、一時期ハマりまくったことありますけど、やっぱり行くところは、シンプルに戻るね。生き物なんですよ、音楽は。

バラードで心がけてること

切ないコードとか、優しく包むようなコードが好きみたい。だから「過去を振り返る詞」の内容、嫌いじゃない。全部繋がってる。僕のベースの中に政治のこととか、あんまり言いたくないのかなあ、って言ったことがある。シンプルに、僕はラブソングを歌いたい、それが矢沢のバラード、俺のスタイル
谷中敦は「東京」が好き。「心は...」の歌い方が好き。ここだけで矢沢さんの全てが表されている

メロディーが生まれるとき

止まらないHa~Ha/AZABU

(乗ってくれ Ha~Ha)正月にベロベロに酔っ払って、なんでもいいからギターでチャッチャカ遊んでた。ノリいいじゃん、って言ったら周りがHa~Haですよ(笑)「AZABU」は、風呂入ろうと思った時にメロディが沸くね。片足入ろうかって時にふわっと浮かぶんですよ「カセット~~!」今はICレコーダーでしょ。だからどんなに粘ってギター握って、その気になって、ビール置いて暗くしても出ないものは出ないし。でも、だからいいんですよ。
カセットに入れるのが一番早い。あったかさもあるんじゃないですか。音源で残すのが一番早い。
デタラメな英語なのか、矢沢語なのか。エモーション引っ張り出してるんですね。矢沢式。今はもう500曲あるんじゃないですか

STANDARD

選曲方法

つくってる本人は意外と思い入れがありすぎちゃいますから。そしたらあの、リサーチする会社がある。ファンではない、20代30代40代に聴いてもらって「あなたにとって良い曲ってどれ?」中には当然ファンの方もいたんでしょうけど、そういうのを度外視して。そしたら「面影」が1位に出てきて。詞の内容もいいね。メロディー、アレンジ、矢沢のボーカルとの混ざり方。ライブでよく言うのは「詞がいいだけでもダメ、メロディーが良いだけでもダメだよね。何かと何かがぴたっと重なったら、1+1=2じゃなくて、4にも5にも化けちゃう」楽曲ってすごいよなって思いますね

いつの日か

17曲ミックスダウン、4曲カラオケ撮り直し
昔の曲はとんがってる。俺を見て!ちょっとこっち、オレを見ろよ!LOOK AT ME!っていうような音楽なんです。だから、押し付けてるんですよ「聴け!」って。若い時の矢沢の音楽は特に強い。それがだんだん嫌になってくるんです。押しつけじゃない音楽をもう1回やり直す。
「いつの日か」ずーっと「なんでこんなにキーが高いんだ!」って思ってた。あの頃はずーっと粋がってる、ツッパってる。この楽曲で1番美味しいところのキーってどこ?ってあるのに「最高の高いキーで歌ってやる」「ポールマッカートニーのロンウグ・トール・サリーみたいに」めっちゃキーが高い。月日が流れていくとね、なんでこんな高いキーで歌っちゃったの?(笑)ずーっと後悔。よし、1音下げたらメロディー、詞、ボイスがピタッとくると思ってました。カラオケから作り直すしかない。1音下げて作り直しました。「いつの日か」はものすごい、語ってくるような歌い方になりました。面白いでしょ。
矢沢の音楽の集大成「こういうメロディ書いてるんだ」意地がありましたから、嬉しいね。

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第1弾「めっちゃ良かった」リアルタイムでも見たし録画も2回みた。音楽を分解していく、ああいう番組ってあんまりないじゃないですか。関ジャムって面白い。いしわたりさん大好き!いい詞書いてくれてありがとうございます!


コロナ禍の現状、みなさん大変だと思う。俺も超えるし、みなさんも超えよう。