なぜ人は死ぬの(抜粋
高2女子
終わりはいつ来るかわかりません。そんな事を考えると、今まで自分が生きてきた時間はなんだったのかと考えてしまいます。両親は元気で姉もいるのですが、最愛の家族が亡くなって、もう二度と会えなくなると思うと胸が苦しくなってきます。5年前に祖父が亡くなり、身内の死はこんなにも人を悲しませるのだと思いました。その悲しみを介護という形でやわらげたいと考え、介護の仕事が私の将来の夢になっています。
私は自分の死も人の死も嫌で仕方がありません。なぜ人は死を迎えてしまうのでしょうか。死とは一体何なのでしょうか。
樋口恵子さんの回答(抜粋
生きる幸せを見つけて
私もあなたに近い年頃に、自分や親しい人の死の恐怖にとりつかれていました。みんな平気で生きているのが不思議でした。毎朝の通学電車で社会人の女の人と親しくなり、悩みをぶつけてみました。
「みんな死ぬのが怖くないの?どうせ死ぬのになぜ子供を産むの?」
20代前半だった知的な女性は、まともに受け止めて答えてくれました。
「仕方ないの。どんな立場の方でも、誰もが死ぬのよ」
人は例外なく死ぬことを知ってましたけど、あらためて死の公平性、普遍性、必然性を認識しました。(中略)受容というより諦念に近いでしょうか。
一方、どうせ生きるなら自分が実感したことを、より困難な人の立場から発言しようと、新聞記者を志望。紆余曲折ありましたが、80代になってまだ仕事をしています。死を真剣に見つめて悩むあなたが、自分を伸ばし、適職を選び、生きる幸せを見つけてくださるよう心から祈っています
おばあちゃんからお孫さんへ宛てた手紙のよう。
坊は2020年春社会人になった。特別警戒13都道府県在住のため自宅待機。毎日のように人が死ぬ夢を見るとLINEが来る。夢占いによれば吉夢らしい。不安の表れではないか。昨年父が(坊にとっては祖父)亡くなった。親子して死を身近に感じる。/高2の頃、不登校気味のさなか丹波哲郎「大霊界」を読んだ。スネークマンショーも聴いた。死ぬのは嫌だ、怖い。戦争反対! 愛の戦場。
コロナ関連
高2