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【抜粋】SWITCHインタビュー達人達 山田ルイ53世×今泉忠明 ざんねんないきもの

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今泉忠明

フィールドワーク

今泉 奥多摩とか富士山に出かけて行って、そこに住む動物とか、どういう生態とか、そういうのを調べる。2泊3日で行ってます。山の方に行って、歩きながら動物の食べたあととか、糞とかを集めて、分析して。
山田 想像もつかない作業、仕事ですねそれは。
今泉 ただ、わかってくると楽しい。テン(いたちの仲間)の糞を拾いますね。秋には果物を食べる。アケビとか、そういうのを食べた糞を集める。もともと肉食なんですよ。秋だけ果物をいっぱい食べる。そういう文化が分かる....いや~、嬉しいなと思うだけですね(笑)
山田 世の中に発表とか?
今泉 発表しても誰も喜ばない
山田 そんなこたないでしょうけど
今泉 変わり者と言われるだけです。だから僕だけで楽しむという感じ

山田 フィールドワークというお仕事、ご研究で、生活は出来るんですか?
今泉 あ、生活はですね...生活はアルバイト。ガソリンスタンドで給油したり
山田 いやっ、ほんまのバイトやないですか。ちなみに覚えてらっしゃるアルバイトは
今泉 ガソリンスタンド、伝票書き、氷作りですね。配送もやったなあ、デパートの(笑)
山田 お歳暮とかのですか
今泉 そう(笑)
山田 若手芸人ですやん
今泉 同じですよ、食うためにはね
山田 研究で食べれるんかなあ思ってたら、全く違うバイトをする生活ですね
今泉 そうですね。だから生活費は一生懸命稼ぐ。その合間に山に行く。
山田 すごいですね。アルバイトしないとご飯も食べれない、でも研究は好きやということでずっとやってきてますけど、どっかのタイミングで「ダメやこれ、もうやめようかな動物学」みたいな
今泉 気持ちは「今に見てろ、がんばるぞ」だね

山田 ニホンカワウソの写真を撮られた。すごいことですね
今泉 自分的にはね
山田 正直生活変わられたってことはあるんですか
今泉 変わらないね。モチベーションは上がりましたね。あと書籍。出版社からの評価は上がったんですよね。信頼度が増すというか

山田 中2ぐらいから6年間引きこもってた時期があるんですけど、動物界でそういうのはあるんですか
今泉 ないですね。引きこもってたら死にます。食べれない。面倒見てくれる動物って、普通はいないです。ですからこれは食べ物の豊富な、安全なところで生きている人間の特性でしょうね
山田 ちょっと怒られてます?俺
今泉 いやいやいや。淡々と言ってるだけです。だから6年間ずっと考えてたんでしょうね。いろいろね。それはそれで大丈夫。人間は動物よりも発達したんです。脳が。人間は頭が良すぎるってことですね。記憶力が良すぎる、まず一番に
山田 なんでも覚えてる
今泉 嫌なことは特に覚えてる。これがひきこもりの状態になる。脳が発達した分いろんなものが残る。これが人間のまずいところです。
研究室で本を読むだけじゃなくてね、現地へ行ってみる。そうするともっと動物のことが分かる。自然のことも。机の上で考えているだけじゃなくて、自分で体験したものも入っていきますから、よりいい本ができると思います 

山田 これから動物学者を目指す子供たちに、なにかメッセージがあれば
今泉 そうですね。好きなことはどんどんとことんやれ。それで食えなかったらアルバイトで稼げ。それしかないですね(笑)やってよかったなと思いますね。年を取ってね。好きだと思ったことはやり続けるのは大事。親戚によく言われたんです「おじさんまだねずみ研究してるの」(笑)50年経ったって何一つわからない。研究ってそういうもんなんですね。簡単にいろんなことはわからない。続けることですね。棺桶に入るときに「ああ、あれやり忘れた」というのは悲しい。若い子達に言いたいですね

山田ルイ53世

いっぱつやげいにん

一発屋と呼ばれてる芸人たちに対して、余りにも辛口の勢力の方が大きすぎるなというか。皆それぞれ、お笑い史に残る発明をしてるんですね。いざ仕事が落ち着いて、一発屋と呼ばれる状態になるとすごく軽く見られる。これを期に一発屋芸人というのは才能豊かなすごい人たちというのを、1回ちょっと云うてやろうかと思って

一発屋芸人の不本意な日常

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