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人生案内メモ、文字起こし、感想。

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あさイチ プレミアムトーク 村木厚子

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瀬戸内寂聴

辛い目にあった人の気持ちや立場がよく分かる。あんまりおしゃべりでもないしね。表に出たがらないけど非常に頼りになる人。あんな立派な人が力を入れてくれているというだけでね「若草プロジェクト」の値打ちが上がるでしょ、だから出て、出て!もっとテレビに出なきゃいけない

村木 一番皆さんに分かってもらえるのはテレビです、出なさいと言われて、覚悟を決めた。
大吉 次はチコちゃんあたり
村木 大ファンです

拘留164日

あきらめない

娘達が母親の逮捕を報道で知るという事態だけは避けたかった。テレビに逮捕された人の車が映りますよね。あれで「お母さん逮捕されたんだ」って知ったら、どれだけショックを受けるだろうと思って。刑事さんに「電話番号を申し上げますから」探すふりして「た・い・ほ」って3文字、変換しててうまくいかなかったら大変だから平仮名で、出張中の夫に送りました。それさえ知らせればなにかしてくれるだろうと。やっと聴いてもらえるようになったから、これから警察に行ってきまーすみたいな感じで行ったから。たいほと打てばわかりますよね。

夫・太郎さん:突然メールで「たいほ」という平仮名3文字が入ってきて、一瞬頭が真っ白になってなんのことだかわからなかったんですよね。続報が来るんだろうと待っていたところ、待ってもなにも来ないんで、娘に連絡を取りました。5ヶ月間は長くないんです。長いのは、終わりが見えないこと。いつ保釈されるかが全然わからない。何回保釈請求をしてもその都度却下される。このままひょっとしたら、年末も年明けも、あるいはその先まで拘留されてしまうかもしれない、と思うのが長く感じること。期間じゃないんです。娘との約束で、とにかく普通に過ごそう、普段の生活を変えずにいよう、いつでも同じ生活の中に戻rってこられるよというのが基本。顔見たらいつもどおり何も気負うことはない。4人でおしゃべりをしながら帰ってきた。一緒に人生を歩んでいく同志で結婚した。揺らぐことはないです。ただ娘(次女)と私との関係はすごくかわりました。結果的に娘との2人暮らしで過ごしていたので、すごく困難な時を2人で乗り越えた、娘との同志的な関係。親子とは違う関係と勝手に思ってます

村木 私の経験、記憶と、残り家族3人の経験記憶が違う。残り3人のえもいわれぬ連帯感ができてたんですね。
娘 母は闘っているというより、いつもどおり目の前のことを一生懸命やっているように見えました/まずは自分が精神的に落ち着いていることが第一に意識。面会室ではお茶の間でするような会話ばかりしてしまい、拘置所の職員の方にまで笑われてしまいました。

「僕の仕事は、あなたの証言を変えさせることです」「執行猶予が付けば、大した罪にはならないじゃないですか」

村木 5ヶ月間、13番と呼ばれてました。縁起の悪い番号ですごくショックだった。感覚の違いにすごくびっくりした。真顔で言われたので。ずっと否認してると裁判で厳しい結果が出ますよと何度も言われたんですね。だんだん不安になる人もいるでしょうね。コミュニティ、仕事の中で悪いことをしたと認めるのは、ものすごく裏切りになると思ったんですね。それだけはしたくないと思ったんで。たかだか20日なのかもしれないですけど、当時はものすごく長い20日間だったんですよ。1日終わった、2日終わったとカレンダーを穴のあくほど眺めて。これで取り調べは終わった、最後まで否認し続けることができたんで、今日ぐらい自分のことを褒めてもいいかなと

大吉 夕飯が4時半と早いですね。
村木 昔の病院食の時間帯だと思うんですけど。朝ごはんは必ず麦飯プラス3品。学校給食のイメージ。ちゃんと食べてれば栄養は完璧。なにがあっても9時就寝。ラジオ聞いてても、9回ツーアウトでもバタッと切れる。次の朝まで気になって。冷暖房がないので、最大の敵は暑さと寒さでした。女性刑務官の人たちが24時間勤務で、ものすごく親切にしてくださるし、そういう意味ではすごく守られた生活ではあったんですけど。

※大阪拘置所阪神戦のみ聞けた。選手名鑑の差し入れで虎ファンに。

コナンが好きとは初めて知った。
検事が押収品を改ざんしていた事実が発覚。逮捕から1年3ヶ月で復職。

助けられた本

花さき山/斎藤隆介作・滝平二郎

心がラクになった。誰かの為に優しいことを一つすると、ひとつ花が咲く。貧しい家の女の子が妹のために、新しい着物を買ってもらうことを我慢する。最初この本を読んだ時は、誰かに具体的になにかしてあげないといけないと思ってたんですけども、妹のためを思って我慢するだけでも花が咲く。拘置所にいて、誰のためにも何もできない、っていうふうに思ってたのが、ここにちゃんと元気でいると伝えるだけでも、もしかしたら花が咲くんじゃないかと思ったら、すごく気持ちが楽になった。手紙をもらっても返事なんかかけないと、書かずにいたんですけど、元気でいると返事を書けば花が咲くのではと思った。

花さき山 (ものがたり絵本20)

花さき山 (ものがたり絵本20)

  • 作者:斎藤 隆介
  • 発売日: 1969/12/30
  • メディア: ハードカバー

警察庁から来た男/佐々木譲

一番最初に読んだ本。推理小説の大ファン。自分が持ってった本じゃないかな。これで警察が嫌いになるかなと思ったんですけど。

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)

一日一生

過酷な修行を二回も成し遂げた作者

一日一生 (朝日新書)

一日一生 (朝日新書)