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ボクらの時代 原晋×和田正人×武井壮 スポーツ界の不祥事、セカンドキャリアに思う

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原晋

中国電力一期生~サラリーマン生活~青学

原 すぐに、1年目の夏かな。クビになって、普通のサラリーマン生活ですね。10年間のサラリーマン生活は決して無駄ではなかった。
武井 社会人生活を経て青学じゃないですか。当時の青学なんて、ぶっちゃけ長距離全然有名じゃなかったし、短距離女子に可愛い子がいるぐらい(笑)ハードル。(←城下麗奈)初めて見た時どう思ったのか、そこからどうしようと思ったのか
原 青山学院の学生は素直な子が多かったんですね。ちゃんと言い聞かせてやればやる子。ただ一方で、同好会的な色が濃い。箱根駅伝出れたら出たいけれども、自ら勝ち取って、っていうのは
和田 予選会ではぎりぎり箱根に行けるかどうかですらなかった
原 もう論外
武井 何変えたんですか
原 基本的なことですよ。私生活寮生活をきちっと。三食ご飯をちゃんと食べて睡眠とって...できないできない。朝練で雨が降ったらコンビニで立ち読み。
和田 トップを目指してない人はそれが当たり前
原 大学の大会はそれが普通なんでしょうね。私自身指導者としての反省もあって、日本一の練習をしたら日本一になれると錯覚したのもあって、量の多いトレーニングを課した結果、みんな故障。その子の能力に合わせたトレーニングを組んであげないと伸びないんだと、私自身も勉強さしてもらった
武井 まずマイナスをなくしていこうと
原 そうですね。まずはひとつの目標に向き合わせることからスタートした

最初はカミさんの友達(キューティーハニー似w)狙って電話した。たまたまその子の部屋に居たのがカミさん。知り合って1年で結婚。足だけでなく手も速いw(by武井壮)普通のサラリーマンと結婚して、失望感、闇を抱えた自分と結婚した恩もある。※キッチン泡ハイターの人ですね

和田正人

真面目な選手時代~なれそめ

和田 素敵だなと思って1回面食事の時に直ぐにつきあってくださいと。誰に対しても屈託のない、気持ちのいい笑顔を振りまいてくれるところ。誠実さとか育ちの良さ
武井 性格の良さね。パカっと口あけて笑う。
和田 そういうところ、すごく力をいただく

このまま陸上を続けていれば、30半ばまでにどこまで行けただろうと想像した時に、日の丸はおろか、陸上に名を残すこともなく終わっていくだろうと考え、将来に絶望した。死ぬまで積み重ねていく仕事をしたいなあと思ったときに俳優っていいなと。欲に忠実に。

スポーツ界の不祥事に思う

アスリートたち、体制に思うこと

武井 二人はどう考えているのかな....コメントしづらい?
原 いや全然
和田 私も母校が色々とお騒がせした部分があるので(笑)なかなかね。考えましたけどやっぱり。パワハラが行われたりどうのこうのっていうのは、どうしても現場と運営側の理解が深まってない。卓上の理論。そんなところが根本にあるのかなあと
原晋 生きる道がその道しかないから、そこで外れたら自分は全く違うチャンネルで生きられないから、そこに執着せざるを得ない。リーダーが間違った方向に行ってたら、その部下たちはその道でしか生きていく方法がないもんだから、自分の思いと真逆なことをやっちゃうのが長く続いたのかな
武井 アスリートやってる時ってまだ世の中のこと全然知らないから。勉強してないし、特にアスリート勉強しねえし(笑)スポーツやってたら何かいいことしてる空気に自分がいるような気がするんですよ。ぶっちゃけ指導者なんて。たいしたことないっすよ、一人ひとりの力なんていうものは。上に指導という立場にいるだけで全部従わなければいけない気になっちゃうんですよ。
原 組織、クラブ活動にいると先輩後輩の序列があって、変わらない序列から指導者に転身した場合、そっから協会に入って序列だからね。ずーっと変わらない体制にいる。AにいたらBというルートに入れるよとか、全く異質な文化でも活躍できるよ、ビジネスマン、芸能界、自営業だって活躍出来るよって選択肢があるのに、その選択肢を得ようとしてない。
武井 得ようとしてないのと、僕が一番言いたいのは、得るための知識がない
原 知識もないし努力もしてないね
武井 今のアスリートたち全員ですよ。全員に足りないこと。トレーニングだけの毎日にただ没頭しているのは、日本のスポーツ界の一番よくないところだと思う。それを協会とか大人のせいにしてたら変わんねえって
原 そこなんですよ
武井 だったら我々現場の人間がどんどん一個ずつ作っていかないと。
原 私自身も異質な男。10年間陸上離れてサラリーマンした。営業して売りまくって戻ってきた。コイツに何ができると言われながら。陸上界に戻ってきたとき「なんだこの遅れた産業は」と感じたもんね。違う社会を見たからこそ比較ができた。見なきゃいけない。基礎勉強も欲も必要。

武井 有名になりたいと心の端にでも思っていたら「スポーツはお金の為じゃありません」なんて言ったら絶対たどり着けない
原 組織のマネージメントをする人間が入らなきゃいけない。リーダーシップを発揮した人は数多く出たけれども、マネージメント能力を発揮したのはいない。お金は悪だと教えられてきたから。そこを変えないといけない
和田 あとセカンドキャリア
武井 セカンドキャリアなんてねえんだよ。ずっと陸上で積み重ねたものを生かしてやっていくわけで。このままお前のキャリアは続くということをもっと言ってあげなければいけない。いくらもらってんだ?給料ないんですけど。このままやってたらセカンドキャリアはねえぞ。厳しい言い方なんだけど
和田 説明するとき壮さんカメラのほう向いてるから。世の中に訴えたい陸上熱
武井 苦しいことにめちゃめちゃ耐えられる精神性持ってて。いいこたちばっかりなのよ。お前らそんないい人間性持ってるのにマジでちょっと勉強してお金持ってる奴に全部持ってかれるんだから。お前ら努力する天才なんだから、お前らがそこ行ったら圧勝だ
原 ケツをまとめるとな、準備とこだわりだ!みんな準備するんだよ。そこにいかにこだわるか、そこで人生決まるんだから!準備とこだわり!(カメラ目線)

武井壮の最高月収は4~5千万。朝原宣治さんとマスターズ陸上に挑戦したBのドキュメントは見た。あれはほとんど睡眠とってなさそうだったな