チキンカレー
大倉さん用にスパイス強め
鶏がらスープ
鶏がらを鍋に入れて水を注ぎ、強火のまま2時間ほど煮る。途中、玉ねぎやニンニクの皮等を加える。
丸鶏のがら以外の部分を炒める
ニンニクと生姜を炒め、丸鶏のがら以外の部分を加える。途中スパイスを加え1~2分炒める。
玉ねぎを蒸し煮、蒸し焼きにする
切らない炒めないのが最近の僕の流行り。私だけのおいしいカレー。
仕上げ
鶏ガラスープ、マーマレード、醤油、ココナッツミルクを加え、弱火で20~30分ほど煮る。
ベースがインド料理。
カレー作りと舞台作りの共通点
味が濃すぎた、美味しすぎる....って。ポリシーは「美味しすぎないように」だから。
水野 おいしいカレーって、本当に美味しいんですかね。なんか役者の世界とか、舞台でも同じかもしれないけど。出ていきなり数秒で気持ち掴んでインパクト残して、みたいな役者の人もいるかもしれないけど、その舞台全部見終わって翌日ぐらいにじわじわ「あの人良かったな」みたいな人もいるじゃないですか。僕は後者の方のカレーを作りたい。ひとくちめからうわぁ!ってやつはやりたくない。
大倉 舞台なんかやってると顕著なんですけど、客がどういうふうに見たいかとか、どういうふうに喜ぶか、どういうところで悲しくなるかが分かり始めると、そうしてやりたいという意識でお芝居をすることがあるんですよ。若い頃はそれでやっちゃったり、それがダメだってことに気づかないでやっちゃってる。このぐらいの歳になってくると、なんて恥ずかしいんだ、と
水野 言いづらいんですけど、そういうことはしようと思えばできるんでしょ、いまたぶん。経験を積んだいま。
鈴木 やっちゃダメなことは基本的に。ここでしゃべることに集中しないと、相手の気持ちも動かないじゃないですか。基本は「相手のためにやる」仕事だから。それをお客さんがのぞき見る。ここ(共演者側)よりも、こっち(客側)に意識を向けてる役者さんがいたとすると、ここの立場はどうなるんですか。(共演者との)交流を見てるのに、あなた何のために芝居してるんですか、と
水野 本当に伝えたいことが伝えられないってことですね
大倉 やってるものを食べてもらう、だとすると、最終的にお客さんに喜んでもらわなきゃ意味がないです。でも、ぼくらはその、一本の芝居の中の構成員。つまり材料であったりスパイスであったり、火の通し方であったりするのに、俺がクミンだとしたら「クミンどうですかァァァッ!」てことばかりだとしたら、お客さんはクミンの味しか知らない、いらんわクミン、なんてことにもなりかねない。一番ちょうどいい火の通し方、炒め方、いい感じに煮あがってる肉とかになってかないと、一本の芝居がガタガタになりかねない。
息子さんには「お父さん普通のカレーが食べたい」と言われる大倉孝二。
この本はいつも手元に。
最新刊(2018.5)
新刊「わたしだけのおいしいカレーを作るために」の巻末レシピで致命的な誤植がありました。プレーンヨーグルトは、1500gではなく、150gです。お買い求めいただいた方々、申し訳ありません。お詫びいたします。水野カレーを作るときにはお気をつけください、AIRSPICEのレシピは大丈夫です。 pic.twitter.com/e5yorh25ui
— AIR SPICE 水野仁輔 (@AIRSPICE_mizuno) 2018年5月16日
自費出版のカレー研究本、Labo Indea。大倉孝二が読んでいた。すごい勉強になるらしい。書いた本人は「誰が読むんですか」
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