祖母の相談(抜粋)
東日本大震災と原発事故で避難指示
1ヶ月に5回も移動しました。一人っ子の孫(男)は知る人もいない県内の小学校に入学。準備していた学用品は自宅から持ち出せませんでした。2DKのアパート暮らしとなり、さらに仕事の都合で母親が単身赴任になりました。その後母親の勤務先に家を建て、父親を残して引越し。その後父親も一緒に住むようになりました。
孫の個室がありますが、母親とベッドを並べて寝ています。暗がりを怖がり、いつも電灯をつけています。友達が来ても個室は使わず、勉強も遊びもリビング。
未だに母親と寝ることが心配です。
事情が事情なので
>勉強も遊びもリビング
これは目をつぶっても良いのでは。2Dkの時の名残のような気がする。リビングが安心する場所なんだと思う。暗がりを怖がるのも震災などの影響。一番の悩みは「未だに母親と寝ること」ただこの相談の場合は一般論でくくってはいけない。
震災ではないが、うちも坊が転校や部活で悩んでる時は夜遅くまで話を聞いた。一緒に寝るのは小学校低学年までだったかな。安心させることが先決。
為末大さんの回答。ご参考までに。”お母さんのほうにも依存心があるような気もします。何となくですけれど、息子さんはたぶん大丈夫””人生のやり取りの一つ一つは即興劇”
president.jp
大日向雅美先生の回答(抜粋)
中学2年生の男子であれば、一人で寝るのが望ましいでしょう。この年齢になると第2次性徴も表れてきます。少なくとも異性の親と寝ることは、子供の方からも嫌がるようになります。
ただ、これはあくまでも一般論です。震災とその後の生活がどんなに恐ろしく、また切なかったことでしょう。心的外傷後ストレス障害、PTSDに苦しんでいる可能性も十分考えられます。地域の福祉保健センターや心療内科などで一度、専門医に相談してみてもいいかもしれません。そうした行動を取るためにも、お孫さんのご両親がこの問題をしっかり認識する必要があると思います。
被災してしばらくバラバラに過ごさなくてはならない厳しい環境では、母子が一緒に寝ることが自然だったのでしょう。でもそのまま子供の成長に気づかずに過ごしているうち、お孫さんの方が母親と寝る不自然さに気づいて悩み、それでも暗闇で寝る恐怖から一人で寝られないなど、二重に苦しんでいることも考えられます。
お孫さんの母親に、あなたの方から率直に話してみては
地域の福祉保健センターは、担当によっては全くあてにならないことがある。人による。
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