われ思う、故に 我悩みあり。私がこの人生相談室の室長、武田信玄ですw
愛することがわからない
エーリッヒ・フロム「愛するということ」
恋愛をしてみたいのに、好きな人ができません(19歳・女性)
人を愛せないし、愛されたこともありません。ひとりで生きていくのはさみしい気持ちはある。どうやったら人を愛せるのでしょうか。(47歳・女性)
小川 哲学カフェで市民の方と対話するんですが、若い人も年配の人もあるんですよ。人を愛することができないのは、社会現象になってるんじゃないかなという感じがします。
高田 悩むっていうことは真面目ということ。
石井 あんまり考えすぎちゃってさ、落ち込んでしまう
磯野 いちいち説得力がありますね
高田 もう後ろの哲学者に聞かなくていい
石井 聞いたほうがいいんじゃないすか
小川 プラトン「愛とは完璧なものを求めること」そこからプラトニックラブという言葉が生まれた。
高田 ちょっと顔が愛川欽也さんに似てるフロムさん(笑)
アメリカに移住「資本主義は万能ではない」と思うようになる。愛するとは技術。
人々は愛よりも他のもののほうが重要だと考えているのだ。
どうして愛するという技術を学ぼうとしないのか
小川 恋愛マニュアルやモテるためのものではないんですよね。この技術とは「愛することにどう向き合うか」その心構えをこの本で論じている。
愛は「落ちる」ものではない。「自ら踏み込むもの」である
愛とは、特定の人間に対するものではない。世界全体に対する態度や性格の方向性である。
思考実験
ドクター純次の人生リセットボタン
絶対に幸福になる保証付き。ただし記憶もリセットされる。
※ドラえもんで人生やり直し機ってあったよな。
A ボタンを押して人生やり直す 高田純次
B ボタンを押さずに今の人生を続ける 石井竜也、みちょぱ、磯野貴理子。←みちょぱの理由の一つに「ドクター純次が怪しいから」
高田 だいたいね、幸せになるっていうのがわからない。大きな言葉で言っても、それぞれの幸せがまた違うから、人によって。
石井 自分の幸福ってなんなんだろうって。
小川 設定なんで、自分の思う幸せにはなる。同じ快楽を毎日繰り返しても飽きない?
石井 日本のカリギュラになりたい
小川 人生にとって一番大事なことはなんなのか。石井さんにとっては快楽になるわけですか
石井 だって快楽は幸福感の一つですから。一番わかりやすい。
磯野 わたしはつらいことも、なんでもいいから味わいたいんですよ。いろんなことを。幸せなことも辛かったこともあったほうが有意義っていうか
石井 俺今言ったのカットしてほしいな(爆笑)リセットボタン押したいの今。消したいわ、カリギュラって言っちゃったの(笑)
小川 なんでですか?
石井 やっぱり...やっぱりねぇ、どう考えたってさぁ(笑)
高田 押しなさい押しなさい!!
石井 やっぱり今が一番いいなぁ、この瞬間。わりぃことがあったとしてもさ、家族がいたり友達がいたりして一緒に乗り越えるのが人生の面白さでもある。
高田 かけがえのない人生を送りたいって言うじゃない。かけがえの人生っていうのもアバウトだから、すごくね。どういう時にかけがえのない人生が送れるのかとか、幸せになれるのかとか。
みちょぱ人の話聞いてたら、あれ、私の悩みってちっぽけじゃね?みたいな
小川 不幸だと思ってたけど良かった、っていう
みちょぱ 全然大丈夫じゃんって
石井 今みたいに「ちっぽけじゃね?」(笑)ああいうのいいよね。いいなあと思っちゃう。
時代の流れについていけない磯野貴理子。自分も50になり、とみに感じるようになった。
高田 いやらしいですね~(笑)時代の流れについていきたい?
磯野 アナログとかデジタルって言葉が出てきた時から怪しいって思ってた(笑)ブログとかツイッターですか、どうしたらいいのか
石井 俺なんもしてないっすよ ←え?そうなん
で、その答えがレヴィ=ストロース「野生の思考に従え」
高田 獣になれってことですね
上善とは物事の一番いい状態。水のように逆らわずに流れてゆく。決して無理をせず、ただついて行けばいいと説く。
小川先生、哲学カフェに行きたいんですけど遠いのと何より日程が合わないのと、ですね...
エンディングに「What's Going on」Marvin Gaye - What's Going On - YouTube