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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

ボクらの時代 藤原竜也×吉田鋼太郎×溝端淳平 カラーギャング大抗争 淳平を励ます会ってことで

きっかけは蜷川幸雄の舞台

飲んだ話、お金の話

溝端:最初からこんなに意気投合したんですか
吉田:いや、蜷川さんの舞台に出ると、みんなで肩寄せ合う感じになるんだよ
溝端:はい、それはわかります
吉田:蜷川さんの攻撃(口撃)身を守るためにみんなで肩寄せてないと
溝端:二人のやりとりは、僕から見るとほんとにおこがましいですけど楽しくてしょうがないです。飲んでる時も。
吉田:藤原くんはね、例えばもう一軒行こうもう一軒行こうって三軒目ぐらいでスナック行くとするじゃない、カラオケとか好きだから、俺も好きだし歌うじゃない、4~5人、5~6人で行くと結構な値段になる。それを払わずに帰る事多いね。
藤原:そういうとこありますね
吉田:うやむやになってんね、いつの間にか。
藤原:若い時はやっぱ違ったんですけどね、最近鋼太郎さんもそうですけどちょっと渋るようになりましたね。
吉田:そうすっとうちの奥さんが怒るわけだ(笑)「なんであんたばっか払うの!」こっちは払ってもいいと思うんだけど。「なんで竜也が払わへんの!」

藤原:それ言うんだったら紀伊国屋で芝居してる時吉田さんが「竜也、金ねえんだ。2~3万貸してくんねぇ?」「いいっす いいっすよ」貸して翌日何にも言わねぇから「昨日の3万円..」言ったら「ケチだな」(笑)そういう人です。お貸ししてんですよね
溝端:ケチじゃない。返せばいいじゃない。
藤原:ま、いいんじゃないお金の話は
吉田:いやらしいよねお金の話は。竜也と飲んでて思い出は結局そういうことになっちゃう。
溝端:お金の話(笑)
吉田:何話したとか、いい話もしてない
藤原:これがまた面白いのはね、自然と蜷川さんの話になっちゃうんですね。

自宅で稽古をつける

溝端:鋼太郎さんちに呼ばれていった時に全然知らない人がいて、結果誰だかわかんなかったんですけど「さっきの飲み屋の常連だよ」鋼太郎さんも「俺も分かんない」知らない人も家に入れる
藤原:鋼太郎さんはフレンドリーだから。うちは入れないよ。鋼太郎さんは、もう誰でも入れるよ(笑)
吉田:そんなこたァないけど
溝端:僕がシェークスピア初めてやった時、夜中に台本持って押しかけて稽古してくれたことも一生忘れませんし。あんとき迷惑でしたよね
吉田:迷惑だったね(笑)迷惑なんだけど迷惑って言っちゃいけないのね
藤原:やっぱりそらそうですよ、後輩が来てね
吉田:なんとかしたいと思ってるその眼見るとさ、向上心、シェークスピアに立ち向かっていこうとする姿見たら、一杯飲んで休みたいけどやるよね。やればやっただけ上手くなるからね。それは間違いなく。
溝端:教え方がうまいから
吉田:僕だって最初そうだった。

溝端:鋼太郎さんが20代の時って、どういう人間だったんですか、どういう俳優...
吉田:会わしたいです。当時の俺と。君たちに。もうあれだよ、すごかったよ。刃(やいば)刃物だよ。いるだけで武蔵って感じ(笑)
藤原:周りも緊張して
吉田:あと貧乏だったからさ、言い方貧乏じゃないな、ハングリー。なめんじゃねえぜ。
藤原:腹減ってんだぜ
吉田:そういうの無いの君たちって。若くしてスターだからさ
溝端:いやぁ
藤原:俺なんかいっぱいありますよ
吉田:ある??

池袋東口カラーギャング大抗争

溝端:今日久々電車乗って、Suicaと自分ちの家のカード間違えてました。あ、これ家のカードだ、って(笑)通り抜けらんなくて「でけえな」今日池袋駅なんて降りたの久々じゃない
藤原:久しぶり
溝端:スカウトされた場所でしたね
吉田:スカウトされたの?池袋で何してたの
藤原:遊んでました。そんときちょっとスカウトされて
吉田:なんて言われたの
藤原:蜷川さんの芝居出ませんか
吉田:で、どういう答えをしたの
藤原:受けてみて、そっからの始まり。蜷川さんと目黒で出会って。
吉田:蜷川さんと出会える話よりも池袋で何してたの(笑)そこを聞きたいんだよ
藤原:ぶらぶら...
溝端:僕が知ってるだけですよ、カラーギャング同士の抗争見に行ったって
吉田カラーギャングて何
溝端:昔いたんですよ
吉田:チーマーみたいな?それ見に行ってたの?ハハハハ
藤原:おっきな抗争、大抗争があった(笑)池袋東口で。埼玉秩父の中高生が「池袋でこんなことがあるー!」みんなで「行くぞ~!!」って、西武鉄道で池袋まで2時間かけていくわけです。
吉田:なんかワクワクしながら、抗争があるぞって
藤原:「いくぞー!!」池袋東口降りて、案の定やってる。で「飯能に、けぇるか」って言って(笑)

10代の頃

吉田:めっちゃ興奮したぜみたいな、そんときに
藤原:スカウトされた(笑)で、蜷川さんに叩かれて
吉田:そっからはみんな知ってんだよね(笑)
溝端:俳優に興味はあったんですか?その時
藤原:ない。鋼太郎さんあったでしょ
吉田:おれは14歳の時はまだない。俺は17歳の時だから。14歳はさすがにないね
藤原:淳平だって、JUNONからでしょ、それは俳優になりたいと思ってないでしょ
溝端:なりたいと思ってました
藤原:ドラマでたいとか
溝端:舞台とか蜷川さんに出たいとかじゃないですけど
藤原:中学からモテたでしょ
溝端:いやぁいやぁ
藤原:いや~とかいいんだよ、モテたでしょ
溝端:聞いてっ、あのね
藤原:聞き飽きたよ。モ テ た だ ろ
溝端:結構あの....やんちゃクソだったんでね。ぱっと見女性に優しいみたいな感じかもしれないすけど、結構どっちかって言うと女性に嫌われるタイプ。
吉田:竜也寄りだったんだ。抗争見に
溝端:抗争あったら絶対見に行ってますよ
藤原:初めて女性とお付き合いしたの何歳溝端:ちゃんとデートしたの中3
藤原:告白されたの
溝端:告白しました
藤原:自分で?同級生?
溝端:はい。家に電話して
藤原:なんて電話したの
溝端:関西なんでね、和歌山の。「好きやから」
吉田:なんていうの向こう
溝端:「わかったよ」付き合えて
吉田:俺は君らと世代が違うから、中3で男女交際なんて全くなかったね。ほぼ0%。周りにもいなかったね。高校もなかった。全寮制だったから女子との交流が全くなかった。大学入ってからだね。中学の春休みに一回デートしたことある。ただ歩くだけっていうデートってしない?
溝端あります
吉田:どっか入る店もないし、知らないし、お金もないしさ

吉田鋼太郎の最初の結婚は20歳。

溝端:おれみたいな、これからもっと熱い湯にも冷たい水にも入らなきゃいけない人間が、安心していいのかな
吉田:なかなか聞かないたとえだねこれは(笑)
溝端:ハンパもんが結婚していいのかなってのもありますし、付き合うとなると一年二年後じゃないですか。十年二十年後も
藤原:そらわかんないよね。それぞれですから
吉田大変だと思うよ、君たちスターは。結婚したらしたで、大騒ぎなるわけだしな。

1日1回怒りたい理由

藤原:怒りたいんだって、いろんなことに対して。でもワンちゃん来てから穏やかになった、怒れなくなったって言ってましたよ

吉田:うん。こないだ脳学者の先生とお話した時に、怒る(いかる)ことと嫉妬することは人間の脳をものすごく活性化するって。抗原的な感情なんだろうね。怒りと嫉妬は。怒りは俳優のエネルギーって感じがするじゃない。いつも怒りを持ってないといけない感じがするじゃない。ところが俺最近ね、嫁に対してはめっちゃ怒るんだけど、犬に対しては怒れないの。自然と奥さんに対しては怒れなくなった。奥さんが怒りどころ満載の人なのよ。俺にしてはラッキーなのよ。また怒れるぜ。まずね、扉を締めないんだ。開けっ放しなんだよ。要するに暖房、冬場、夏なんかでもエアコンが効かなくなるでしょ、そういうのもふくめて。扉を開けたら閉める、子供の頃から習ってきてるんだよ。1日3回ぐらい「開けたら閉めろ!」言うんだよ。結婚して2年経つんだけど、まだ言ってんだよ。「まぁ~ごめ~ん」とか言ってる(笑)
藤原:いい奥さんだよね
溝端:素敵な方ですよ
吉田:明るいのよ。怒っても後をひかない。だから俺も怒れる。

新幹線で座席をフルで倒されたら話
溝端淳平の前の座席がアントニオ猪木だった。
そら倒すわなMAXでも何も言えんわ。

本当に才能が有る役者とは

吉田:売れてなくても、スターと呼ばれてなくても才能があって一線で出てくるだろうし、その人たち見てるとちゃんといろんなこと考えてるし、見てるしいろんな本読んでる。数え切れないぐらいいるよ。いい役者と思う若手。芝居が大好きで朝から晩まで芝居のことを考えてる役者が好きだね。言ってるもん竜也だって。とにかく夜寝れないわけよ。思いついて「あのシーンはこうしよう」よしっ、また寝るんだけどまた思いつくわけ。結局浅い眠り。いい役者はみんなそうなんだよ。

藤原:以前鋼太郎さんとシェークスピアやったとき、手も足も出ねぇなって思ったとき、見事なまでにシェークスピアのキャラクターを演じきっていて、スゲエ人だな、鋼太郎さんてこんなスゲエ人だったんだと。改めてそう感じたよ。次は鋼太郎さん演出で、丁寧に演出してくれたんだけど自分は何ができるんだろうと思ってた。常に24時間どうしよどうしよって考えるわけじゃない?これは通用するかな、これやったら過剰かな、いろんなことを考えて試す。出の直前になったらあんなに考えてたのに予想だにしないようなことが起きて、修正して。
こんなことテレビで言うことじゃないかもしれないけど、僕は蜷川幸雄さんを亡くして、どこに自分の思いをぶつけていいかわかんない時にね、たぶん鋼太郎さんが「良かった」と言ってくれる瞬間のために、やったほうがいいんだよ。だから淳平は絶対鋼太郎さんとやったほうがいい。そらもう、よその仕事が悪いとは鋼太郎さん言わないけど、演劇でシェークスピアって、僕らにとっては人生の蓄積。

吉田:回ってないから言うけど、ほんとに全然だめだよ。ヤバいレベルだよ。あれじゃダメだよ。どっちかっていうと、竜也を、お前がもっと触発しなきゃダメだよ。稽古初日で、淳平ちょっと変わったなって、思わせなきゃダメじゃん。だって、目にもの言わしてやる時じゃん。カメラ回ってないから言うけどね(笑)淳平一番かっこいいなって思われたいし
藤原:淳平良かったなって思われたい
溝端:(涙)
藤原:泣くなよ。淳平頑張れ、淳平を励ます会ってことで。