おならが出っぱなし
30年ほど前から
おならが出っぱなしで困っています。特に午前中は5分おきで、隣の部屋まで響く大きな音です。食事するとすぐお腹が張ります。臭わないのが救いですが、勢いがあまりに強いので脱肛になり手術を受けました。市販の整腸剤も腸内ガス除去剤も効かず、...
※2017.9.17 読売新聞「からだの質問箱」より
高野正博先生の答え
呑気症(のんきしょう)とは
臭いがない場合は、多くは口から飲み込んだ空気で呑気症が考えられます。
一度にたくさん食べた、急いで食べた、話しながら食べた、飲み物と一緒に食べたなどの時、無意識に空気を飲んで起こる病気です
X線検査で、胃が大きく膨らんでいれば呑気症と考えられます
え??
そもそも「呑気」とは
「呑気」は当て字。ノンは「暖」
①気晴らし、気散らじ。
②気分や性格がのんびりしていること、心配性でないこと
【呑気節】俗語の一 大正の初め頃から流行。広辞苑より
「呑」という漢字から連想するのは「呑兵衛」「呑気」のんびりした何か。
呑気症という名称をそもそも知らなかった。
呑気症を防ぐには
いかに空気を飲み込まないかです。食べたり飲んだりはゆっくりしてください。
炭酸飲料を避け、ガスを発生させやすいキャベツ、玉ねぎ、豆などは控えましょう。腸内環境を整えるヨーグルトがおすすめです。
神経質な人、緊張しやすい人、気分が落ち込みやすい人はなりやすい傾向。普段からリラックスいて、ストレスを避けましょう。難しい場合は専門のカウンセリングを。
かみしめ呑気症という、口を噛み締めることで空気を飲む病気もあります。口の中にマウスピースを入れて飲み込みを少なくする方法もあるようです。
おならといえばイモ類
30年間悩んできたとは。コントに出てくるおならネタも辛いだろう(推測)
たけしはタイミングよく出せるので呑気症ではない
脱肛といえば、私たちは子供の頃「ヒサヤ大黒堂」の広告が好きで習字の時間に「ぢ」「ぢは苦しい」と毛筆で落書きしては先生に叱られた。
しかし大人になりバチが当たったかのように、おならやゲップで悩む年頃となっているのである。この方はもっと上の世代だしなにより切実だし、実際悩んでる患者は多い。