文化功労者とは
文化の向上・発展に対し特に功績をあげた人
・1951(昭和26)年制定
.これまでに824人(現存者236人)
・2015年の平均年齢78.5歳 ※2014年度は75.0歳・対象分野は文化勲章と同じ
・文科相が決定
・年間350万円の終身年金
・顕彰状と年金証明
文化功労者選考分科会が毎年選考。文芸、美術、芸術、理工、生物など専門家10名のメンバーは毎年入れ替え。
文化勲章とは
芸術や学問など文化の発展にめざましい功績をあげた人。
・1937(昭和12)年制定
・これまでに368人(現存者75人・・2015年現在)
・2015年度の平均年齢 78.4歳 ※2014年度は77.7歳。
・文化功労者の中から選出
・憲法でいかなる特権も伴わないとされているため、副賞なし。
・勲章と勲記
田中啓二氏
2014年度文化功労者
誰がどのように選んだかわからない。事前の問い合わせもなく予期していなかったので大変驚いた。私の研究を国家が評価してくれるのはとても嬉しく名誉なこと。
2015年度
梶田隆章さんは文化功労者・文化勲章両方受章。大村智さんは文化勲章のみ。2012年度文化功労者。勲章資格あり。
橋田壽賀子(90)
文化功労者。平均年齢を上げたのはこの人かと。2015年、文化功労者。受章分野はもちろん「脚本」テレビドラマの脚本が評価された初のケース。
90歳の今も週1回プールで1キロ泳ぐ。スクール水着だろうか。※2021.4.4死去。95歳。大正14年生まれ
ほかにも
文化功労者(16名から抜粋)
野村万作(84)、川淵三郎(78)、黒柳徹子(82)
皆川博子(85)・・作家。「恋紅」で直木賞。吉川英治文学賞やミステリー文学大賞など数多く受賞。
岡崎恒子(82)・・分子生物学。
野本寛一(78)・・民俗学・地方文化振興。
最年少は安西祐一郎(69)情報科学・認知科学・学術振興。
受章しなかった佐藤栄作
平和賞は文化と直結しないため選出されなかった。
辞退者の理由
杉村春子
文化勲章をいただくと、この先芝居を続けていけなくなる気がする。
外国人ではドナルド・キーンが2008年、ニール・アームストロング(ほか3名)、1969年度文化勲章。
※参考:Nスタ ホリダス 2015.10.30放送分、読売新聞2015.10.31より
過去記事
1年前にも疑問に思って書いてた。
追記(2016.10.29)
2016年版より抜粋
文化功労者
杉良太郎
国連教育・科学・UNESCOの福祉活動、国際交流活動にも取り組む。緑綬褒章、紫綬褒章。
小松和彦
民俗学。古来の妖怪や民間信仰を
日本人の世界観を映し出す重要な研究対象として分析。日本の妖怪文化が世界的にも稀な美しさをもち、現代のポップカルチャーを支えていることを明らかにした。紫綬褒章。
古井貞煕
音声工学。スマホなど様々な製品で活用が進む音声の自動認識、理解技術なで先駆的な研究開発を行なった。世界最大の話し言葉の音声データベースを構築。音声の認識精度を大幅に向上させた。紫綬褒章。
西尾章治郎※今回最も若い65歳
ネット上でのデータ管理などで先駆的な研究。IoT時代を予見し、実社会での構築に貢献。紫綬褒章。
他にも
小野喬、白石隆、筒井隆、岩井克人、尾崎邑鵬、小山やす子、辻惟雄、田中信昭、篠崎一雄、津村節子。