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人生案内メモ、文字起こし、感想。

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ニッポン戦後サブカルチャー史 70年代雑誌 宝島、POPEYE、ヒッピー文化

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1970年

よく読む定期刊行物ベスト10

※学生実態調査
1位: 朝日ジャーナル

2位:少年マガジン

3位:世界 

4位:文藝春秋 

5位:中央公論

6位:週刊少年サンデー 

7位:週刊朝日 

8位:展望※78年廃刊・休刊 

9位:エコノミスト 

10位:サンデー毎日

展望 (雑誌) - Wikipedia

宮沢章夫:左手に少年マガジン、右手に少年マガジンを持っていた。今では考えられないようなことが起きていた。

宝島

植草甚一

高平:若者たちの教祖、ファンキーおじさん。そんな異名をとってたことでジャズ、映画、ミステリー、散歩...なんでも広範囲、まさに「歩くサブカルチャー

新しく起こっている何かを伝えられるものが必要※だからって「大麻レポート」なんて特集もやってたとは。
75年には「ニューファミリー」が流行語に。

ニューファミリーとは

戦後ベビーブーム以降に生まれた世代の夫婦と子供たちで構成された家庭。友達同士的な夫婦関係、マイホーム志向、ファッションに敏感。

POPEYE

76年創刊

赤田祐一:自分たちの体験のよりどころ、基礎をカタログ形式で作ってる。カウンターカルチャーの思想が「宝島」
「ポパイ」は無思想。無思想って思想なんだけど楽しくやろうぜっていう。その時代においては新しかったんですよ。

宮沢:POPEYEってPOP、EYEじゃないですか。その視点がポップである。宝島とは違う。頭でモノを考えるよりも体が大事だ、知性主義から反知性主義へ。雑誌、例えば朝日ジャーナル、世界みたいな論壇誌とは違う。宝島には知性があるけど、何が違ったかっていうと「ビジュアル」

風間俊介:だんだんレイアウトや写真にこだわったりとか、スタイルが大事になってきたって変化ですか?
宮沢:それ自体がメッセージであると。言葉だけじゃない。レイアウト自体がメッセージ。あるいは写真自体がメッセージ。

ホール・アース・カタログ

1968年創刊

ポパイ、宝島が影響を受けたとされる。

スチュアート・ブランド

ヒッピー世代の若者のためにアイデアを思いつく。
若者たちはコミューンを作り、独自のカルチャーを生み出そうとした。自分達で家を建て有機農業をする、画期的な試み。そこで彼らに役立つ道具やテクニックを紹介する雑誌を作った。

72年には大ベストセラー。スティーブ・ジョブズも愛読。

【オーディオブック】ハングリーであれ、愚かであれ。 - YouTube

石川次郎:編集方法としてのカタログもあるんだなって。
ポパイの原型は1975年「メイド・イン・USAカタログ」10万部のベストセラーに。

宮沢:カタログってものが「我々に必要なものが載ってない」てとこから、それに対抗する意識があったと思う。
中川翔子:コミューンって知らなかったですね。
宮沢:知らなかった?日本にもあったんですよ。
中川:まさか裸にはなってないですよね?
宮沢:なってたんじゃないですか?
中川:怒られそう。
宮沢:スクリーンセーバーってあるじゃないですか。多くはヒッピーカルチャー、サイケデリックですよ。ヒッピーは思想、生活のスタイル。

京都や長野にヒッピーのコミューンがあった。80年代まではいたらしい。

ヒッピーといえば

忌野清志郎 ヒッピーに捧ぐ - YouTube

雑誌ワンダーランド

サブ(1970)

神戸で創刊。毎号、赤瀬川原平浅井慎平横尾忠則らが登場。

だぶだぼ(1970)

「マリワナ栽培の仕方」など過激な特集も。ホールアースカタログの影響で突如カタログ形式に。雑誌サイズ、内容ともにコロコロ変える。

面白半分(1971)

野坂昭如「検事は恐山のイタコか」←タイトルが(絶句)半年ごとに編集長が替わる異色の雑誌。面白くてためにならないモノを体現。編集者たちには「夢の時代」だったわけで。