2次会はシダックスでカラオケという方も多かろう。
19歳大学生女子。カラオケが苦手です。私も大学生らしくカラオケをみんなで楽しみたいのです。歌が上手でないことも理由の一つですが、それ以上にマイクを持って人前で歌う行為自体が恥ずかしくてできない。しかし断ることで空気を壊したくないので、行くことはあります。歌わないでいると周りに気を使わせてしまうので歌いますが、恥ずかしい。友人が歌っているのを聞くのもいたたまれません。上手くなれば良いのかと思い勇気を出して一人で練習に行きました。効果なし。友達や彼氏と歌を口ずさんでいる時は楽しいし、歌自体は好きです。(中略)行かなければいいと思われるのかもしれませんが、一緒に楽しみたいのです
歌が上手くないったって
他人にここまで思われてないだろう。
あたし、の~すればいいの・・坊主が生まれてからカラオケなんて数えるぐらいしか行ったことない。昨夜は行く気満々だったのに旦那からブラックメールが来て
「坊主(仮名)の泊まりの遠征が延期になってさっき帰ってきた。明日の弁当も作れ」なんてこったい(泣)朝4時40分起きですよ恐怖の早朝集合。でもカラオケ歌うのは40過ぎたら急に苦手になってきた。一番レパートリーありそうな人にマイク預けて、自分たちはひたすら飲む。でも誰が何歌ってたかとかいちいち気にしてない。自分も歌うより人の歌聴いてる。
野村総一郎先生の回答(抜粋)
たかがカラオケ、されどカラオケ。これで悩む人は存外に多い。実は私もその一人。普通は「いかに逃げるか」を考えるんだけど、あなたの場合「いかに好きになるか」が課題。カラオケ練習を一段と強化するしかないと思う。単なる遊びですが、一種の発表会だと腹をくくる。一度や二度ではなく何十回も繰り返す恥ずかしいのは単に慣れてないから。場を踏めば改善されるはず。もちろん紅白歌合戦に出ようというのではないのだから、持ち歌はほんの1,2曲で十分。一人で慣れたら、彼氏に協力してもらい、2人でカラオケを楽しむ。それから本格デビューですね。
楽しまなければならないって気持ちは何なんだろう。彼氏がいるというだけでも同情の余地はないと思ってる読者がいる(かも)。
明治時代の人生相談がツボな件。
昔から人間は(他人から見たら)愚にもつかぬ悩みを持つ生き物。

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日本で最初に新聞に載った人生相談
明治39年12月21日「都新聞」
去る九月中旬ある人と夜芝居に行きしが縁となり、ついに夫婦の契約を致し候。しかるに、現戸主及び母の叔父某なるもの、正式の結婚に承諾を与え申さざるため、二人はほとほと絶望の底に沈み、ひとかたならぬ苦悶をしており候。
いまでいうところの「二人でコンサートに行ったのがきっかけで結婚の約束したんだけどぉ、 おっさんが反対してやんの。もう信じられへんねんキッツイわ」※明治の民法によれば男は30歳未満、女は25歳未満の場合。父母のみならず戸主(戸籍を共にする一家の首長。家族を統括する義務がある)の同意が必要。昭和22年に廃止。
ブタブタな悩みは明治39年「女學世界」から。
二十歳の女便秘症ですが、ブタブタと肥えているところを見れば病的な肥満でせういかなる運動及び薬を用いてよろしいか伺いたく候。
頼むから「候」と一発変換してくれ。「早漏」じゃ「あかひげ薬局」ずら。「女便秘症」「ブタブタ」は原文のまま。素晴らしい表現である。
回答
液体のものをあまり摂らぬよう、医師について便通を整えてもらい、騎馬、登山、競争徒手体操、亜鈴(アレイ)、棍棒(こんぼう)、ブランコ等がよろしい当分肉類鶏卵の如き動物性の食物をやめ、粗食してご覧。薬品は用いるに及びますまい。
野菜食って馬乗って山登って鉄アレイ持ち、ブランコ乗っとけ!すごいな。ちなみに棍棒とは警棒のことでもあります。
先日の「キスで汚れた私」は「大正時代の身の上相談」(マガジンハウス刊)にあり。

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