安藤なつが似すぎてる件。
再現ドラマ+証言で構成。
ナンシー関のあの顔、あの体格。誰が演じるのかと思ってた。マツコさんしか思い浮かばなかった。見た瞬間ひっくりけぇった。降臨だ降臨。志村後ろ後ろ。
いとうせいこう
テレビと刺し違えるつもりで書いてる。いかがわしさに対する嗅覚。その鋭さを決して単に切って捨てるわけじゃなく
愛おしさも感じ、でも許せないことは絶対に許せない。どの角度でその人を彫るかで、批評精神が出ちゃうし、ちょっとしたキャッチコピーも入れるじゃないですか?そうするとコラムニスト的な角度が出るわけです。「あの人はこっから見ると面白い」最初に上がってきた原稿、改行が1個もない。多分最初はヒトマス空けるんだろうけど、あとは全部改行なしでびっしり。
内容は面白いんですよ。言いたいことがもう浮かんじゃって、あふれる何かがナンシーの中にあったと思いますけどね。消しゴム版画に「関直美」ってあったら、版画って古いメディアに見えちゃう可能性があるんですよ。カタカナの「ナオミ・セキ」でも良かった。ナオミワッツ的な。それじゃまだ雰囲気が離れてないんですよね。やっぱナンシーって名前を日本人が付けてることがバカバカしい「出ちゃうと好きなことが書けなくなる」とテレビ出演を断っていた。
2022.10.18追記
池袋の喫茶店で会った。なんとなくもじもじしながら話をした。消しゴムに似顔絵描くって子供っぽい。すくなくとも、大人の真面目な雑誌に載せるようなもんじゃない。一緒に面白いことやれる人と仕事がしたかった。自分の違和感に正直な人だったと思いますよ。許せないことに対してすごく誠実で。なんとなく違和感を感じてる人はたくさんいたけど、それを表現するのは難しい。
※ヒロイン誕生!放送。まさか田牧そらちゃんが演じるとは思わなんだ。青森の高校生だった関直美時代と知って納得。
顔面手帖
編集担当 君塚太:筆の進みが遅い方でもあったんで。なかなか原稿を書いていただけない。出版界では「玉稿(ぎょっこう)」と言われ、書き手、作家の方の原稿は大事なものであって、大切にしなければいけない
著者自ら、四つ折りにしてコートのポケットに入れて3枚ぐらい持ってふらっと現れるなんて、親戚のお兄さんから小遣いもらってるみたいで。
現場取材と称し、毒蝮三太夫のミュージックプレゼントにも出没。「冥土に土産を持たせる男」として発表※この場面はご本人、マムちゃんが出演。ほんのちょっとでしたが。
「私は子供の頃から規格外だからね。平凡な幸せを求めちゃいけないんのだよ」たとえそう思ったにせよ言ったにせよ、何か引っかかるセリフ。
デーブスペクター
復讐の味は甘いから、太るよ
彼女が持ってる秤の目盛りは、いちばん上に「最悪」、一番下に「最低の最悪」と書かれてる。他人はみんな嫌いで、自分自身のことも嫌いに違いない。愛してるのは、自分より太った女性だけ。こうして彼女は手辺り次第に罵ることで何かの復讐を続けている
ナンシーさんに煽られた訳ではありませんが、同じく面白く書いてやるという、反論ね。だから表現とか考えて、負けないぐらいの皮肉、揶揄を書いたつもりです。ナンシーさんのをもちろん読んでたわけですけど、いつも会ってもいない人たちのことを書くんですよ。自分でもわかるんですけど、あったことのないひとに「ああ嫌だ」って先入観できちゃうけど、会ってみるとそんな悪い人じゃない。コラムニスト見てるとわかるんですけど、専門知識がほとんどない。新聞でもわかってない。ナンシーさんの場合は全く自分の好き嫌いで書いててホントのこと言うと、深くまで分かっていない(文才もあるし、アーティストとしては最高。番組最後にそうコメント)
「頭さくるな、デーブスペクター」結局「こういう原稿を書く事をやめろ」と言いたいらしいが、これが私の生業(なりわい)である。聞く耳持たん。それと、あなたには片っ端から罵っているように読めるかもしれないが、それじゃあお金はもらえないのだ。自分で言いたくはないが、芸なのである。ま、ちゃんと読んでから怒ることだ。
おお強い。強くならざるを得ない。