メイプル超合金 安藤なつが似すぎてる件。
ナンシー関のあの顔、あの体格。
誰が演じるのかと思ってた。マツコさんしか思い浮かばなかった。
見た瞬間ひっくりけぇった。降臨だ降臨。志村後ろ後ろ。
日頃はこんな人↓
再現ドラマ+証言で構成。
いとうせいこう
テレビと刺し違えるつもりで書いてる。
いかがわしさに対する嗅覚。
その鋭さを決して単に切って捨てるわけじゃなく
愛おしさも感じ、でも許せないことは絶対に許せない。
どの角度でその人を彫るかで、批評精神が出ちゃうし
ちょっとしたキャッチコピーも入れるじゃないですか?
そうするとコラムニスト的な角度が出るわけです。
「あの人はこっから見ると面白い」
最初に上がってきた原稿、改行が1個もない。
多分最初はヒトマス空けるんだろうけど、あとは全部改行なしでびっしり。
内容は面白いんですよ。
言いたいことがもう浮かんじゃって、あふれる何かが
ナンシーの中にあったと思いますけどね。
消しゴム版画に「関直美」ってあったら
版画って古いメディアに見えちゃう可能性があるんですよ
カタカナの「ナオミ・セキ」でも良かった。ナオミワッツ的な。
それじゃまだ雰囲気が離れてないんですよね。
やっぱナンシーって名前を日本人が付けてることがバカバカしい。
「出ちゃうと好きなことが書けなくなる」と
テレビ出演を断っていた。
顔面手帖

- 作者: ナンシー関
- 出版社/メーカー: 角川書店
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作品集。
筆の進みが遅い方でもあったんで。
なかなか原稿を書いていただけない・・
出版界では「玉稿(ぎょっこう)」と言われ、
書き手、作家の方の原稿は大事なものであって、大切にしなければいけないと。
著者自ら、四つ折りにして
コートのポケットに入れて
3枚ぐらい持ってふらっと現れるなんて
親戚のお兄さんから小遣いもらってるみたいで・・
編集担当 君塚太
現場取材と称し、毒蝮三太夫のミュージックプレゼントにも出没。
「冥土に土産を持たせる男」として発表。
※この場面はご本人、マムちゃんが出演。ほんのちょっとでしたが。
「私は子供の頃から規格外だからね
平凡な幸せを求めちゃいけないんのだよ」
・・たとえそう思ったにせよ言ったにせよ、何か引っかかるセリフだ。
デーブスペクター
**復讐の味は甘いから、太るよ
彼女が持ってる秤の目盛りは、いちばん上に「最悪」と書かれてて
一番下に「最低の最悪」と書かれてる。
他人はみんな嫌いで、自分自身のことも嫌いに違いない。
愛してるのは、自分より太った女性だけ・・
こうして彼女は手辺り次第に罵ることで
何かの復讐を続けている
ナンシーさんに煽られた訳ではありませんが
同じく面白く書いてやるという、反論ね。
だから表現とか考えて、負けないぐらいの皮肉、揶揄を書いたつもりです。
ナンシーさんのをもちろん読んでたわけですけど
いつも会ってもいない人たちのことを書くんですよ。
自分でもわかるんですけど、あったことのないひとに「ああ嫌だ」って
先入観できちゃうけど、会ってみるとそんな悪い人じゃない。
コラムニスト見てるとわかるんですけど、専門知識がほとんどない。
新聞でもわかってない。
ナンシーさんの場合は全く自分の好き嫌いで書いてて
ホントのこと言うと、深くまで分かっていない。
(・・文才もあるし、アーティストとしては最高。番組最後にそうコメント)
「頭さくるな、デーブスペクター」
結局「こういう原稿を書く事をやめろ」と
言いたいらしいが
これが私の生業(なりわい)である。
聞く耳持たん。
それと、あなたには
片っ端から罵っているように読めるかもしれないが
それじゃあお金はもらえないのだ。
自分で言いたくはないが、芸なのである。
ま、ちゃんと読んでから怒ることだ。
↑
おお強い。強くならざるを得ない。
記憶スケッチアカデミー
・・・に投稿してすぐ、亡くなってしまった。
通販生活の1コーナー。
連載途中でいきなりこの世からいなくなった。

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1日15時間以上、テレビを見ていた。
すごいすごすぎ。
もし生きていたら、今でもそんな生活なんだろう。
ネットとどんな風に付き合っていたのか。
ブログ?HP?
当時に比べて、もっとわけわかんないのが増えた現在
どのように描き表したんだろう。
不摂生が寿命を縮めたとはいえ、早すぎる。
タクシーの中で意識がなくなり
2002年6月16日、虚血性心不全で死去。39歳没。
ドラマのラストのやりとりは「ゴースト」みたい。
「なぜ死んじゃったの?」
「テレビがつまらなくなったから。
テレビの寿命は、ナンシー関の寿命。冗談だべさ」
再放送予定はありません、だと?
※2015.1.7 22:00~放送

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