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SWITCHインタビュー達人達 さかなクン× タイムスクープハンター 磯田道史

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さかなクン×タイムスクープハンター

目下一尺鯛(めしたいっしゃくだい)

磯田:昔だったら献上鯛。天皇が食べてた鯛。目から尻尾の先までが30センチ。一尺のを必ず納める。

ウルフフィッシュ

さかなクン:ギョギョ!このお魚は北海道に暮らしてます。
磯田:「オオカミウオ」か。
さかなクンオオカミウオは生物界内では人気ものですけど、魚屋さんには滅多に入らないですよね?相当ラッキー。
磯田:結構脂肪分が多そうですよね。
さかなクン:この独特の歯を使って、蟹、ホタテ、ウニなどを食べてる。北海道の美味しい魚ばかりを食べてますので、ギョく上の白身

カガミダイ

さかなクン:キラキラと輝く体つきから「カガミダイ」ですね。口がビューっと伸びるんです。吸い込んで小魚を食べる・・

サメガレイ

さかなクン:鮫肌なので「サメガレイ」今から3年前に、なんと、当時小学生の女の子が未来に送った手紙をサメガレイちゃんが背中に乗っけて運んできてくれたので、大変なニュースになった。
http://www.bsddiary.net/shirahige-natsumi/ 

シロワニ

さかなクン:山陰地域などで、サメのことをワニという
磯田:あれですね、因幡の白兎が上を飛んだやつ
さかなクン:それですぅ~。ウサギちゃんが騙したのは、ホントはワニではなく、サメちゃんなんですね。

ニセゴイシウツボ

磯田:ウツボウツボが泳いでるとこ、生まれて初めて見た。
さかなクンウツボちゃんの仲間たちは、普段は意外とおとなしい。海ん中でウツボに出会った時「ギョエ!ウツボだ!」慌てちゃうと「ええいっ!ガブッ!」反射的に噛み付く。
磯田:やっぱり海の中では落ち着きが肝要なんですね。

ニホンウナギ

さかなクン:今や絶滅危惧種に指定されてしまった。
磯田:食べたら栄養があると「万葉集大伴家持の歌で出てくるんですよ。

石麻呂に我れ物申す
夏痩せによしといふものを 鰻(むなぎ)捕り喫(め)せ

金魚、クニマス

磯田:元々飼ってて、死んだら金魚のために古墳を造営してました。前方後円墳。1mとか、2mとかの。
さかなクン:金魚ちゃん1匹に1m2m!それは、すギョい!日本で一番の金魚ちゃんのお墓ですね。もともと金魚は中国で品種改良された。ルーツは1500~1600年前。
さかなクン:元々は川に泳いでいた鮒が1匹だけ「赤いぞ!」大切に飼われて品種改良された結果。

磯田:淡水魚、クニマスのことを聞きたいんですけど。日本市場にさかなクンが残る出来事。
さかなクン:ありがとうございます。秋田県田沢湖産、クニマスの標本が売られてますので。70数年前に絶滅してしまったので、     14個体の標本の一つを見せていただいて(描いた)。魚類学者の中坊徹次教授が「クニマスに近い仲間にヒメマスがいるんだよ」
3月でしたので漁獲されないシーズン、北海道魚連も「今は取れない」山梨県の当時の組合長さんが「この時期でもワカサギを捕る網に、時々ヒメマスがとれます、いいですギョ」開けてみたら黒ずんでて、3月なのに産卵してる跡があると。
磯田:「田沢湖にいる」という頭を捨てなきゃいけない。形を素直に虚心坦懐に見て「これはヒメマスじゃない。クニマスの可能性がある」
さかなクン:西湖には10万の卵が運ばれ、クニマスが放された歴史があるんです。70数年も命をつないできたとは誰も思わなかった。はい。
磯田:これは絶対ヒメマスじゃない、と信じるのが重要。「いや、そんなはずじゃないや」と思考停止しない。夢を持つのも探求の時に必要。
さかなクン:このお魚に会いたい、この方に会いたいと強く思っていると、不思議とひょこっと会えたりするんですよ。
磯田:いつまでも新鮮な感動を持ち続けられるのはとても大事。

さかなクン:子供の時に描いた夢はとても大切。それを宝物に。
磯田:「そんな夢みたいなことでは食べられないよ」僕も散々言われましたよ。だけど違うような気がして。前方後円墳の土を牛乳瓶に詰めて横に倒すと、ハワイまでつながる長さになるかどうか、計算するため算数を頑張った。縄文土器を復元するためには、陶芸の本を読まないといけないから、字と漢字を覚えた。必要だからやるんですよ。必要でもないのに勉強できるのはすごいなと思う。僕には真似ができないから。欲しいモノがあるから、道具としてあとから勉強がついてくる。

※夏休みといえば親子で水族館、水族館といえば魚。魚といえばさかなクン。自由研究や読書感想文に。

チョウザメ

磯田:阿州、阿波国徳島県津田浦で捕まった。チョウザメ徳島県で捕まりますかねぇ
さかなクン:鹿児島県でも近年取れたという記録があります。昔は北海道や東北の川にもそ上、産卵していた。
磯田:200年前、キャビアを食べることは理論的に可能だったんですね。

誰かと共有したい

いじめ

磯田:いじめられたりしなかったんですか?大丈夫でした?
さかなクン:小学校の頃からタコ、タコと言われたり、1日中タコの絵を描いたり休み時間も図鑑を読んだり。多分からかわれたりいじめられたりしたんでしょうけど「ありがとう!タコって呼んでくれて」って感じに捉えてた。きっとからかわれたんだろうな。
磯田:さかなクンと話してて、何が嬉しいかってまず「無償の遊戯性」損得関係ない。楽しいからやる。道楽なんですよ。労力かけて成果が得られなかったらどう、なんて考えない。そんなところに研究の道は開けないと思うと、道は開けない。

さかなクン:オタクは自分自身が納得して、喜びを得て追求していくと、いろんなことが見えてくる。だけど一人だけで自己満足してるともったいないと思えてくるんですね。自己満足の段階ではアマチュアを超えられない。誰かと共有しようと思うと、お仕事に繋がったり食べていけるようになっていくのかなあ。

(この対談は)オタクサミット、と学生に言われたそう。
磯田道史 結婚」→既婚ですよ。