30代主婦
人づきあいが苦手
2014.1.9 読売新聞
私は人付き合いが苦手で、子どものころからずっと悩み、苦しんできました。自分に対して不安を与えるか、そうでないかで人を見てしまいます。一度悪い印象を持ってしまうと、中々覆すことができない癖があります。小学生の時にいじめに遭ったこと等も原因だと思っています。傷つくことを恐れて、人と距離をとっていることにも気づきました。友人だと思っていた人とも、いつの間にか疎遠になってしまいます。
小さいことですぐに落ち込み、なかなか立ち直れず、当然こんな自分に自信が持てません。自分を変えようと努力していますが、うまくいきません。人と付き合って、自然体でいられる人がうらやましいです。友達ができなかったとしても仕方がありません。せめて、夫や私の家族とはギクシャクせずに打ち解けたいです。
眉村卓さんの回答
不安の裏返しなのでは
あえて、うがった見方をすると、その心理は、自分がこうだと信じようとしている(信じている)人間像よりもっと悪い、
或いは認めたくないところを相手に見抜かれるのが怖い、という不安の裏返しなのではありませんか?
プライド、自衛のために自分を作ろうとし、それを守るために人と安全な距離を置きたい。
近づいてくるひとに傷つけられるのではないかと思う ということではないか。
バカにされようと呆れられようとかまわない相手を作ってはどうでしょうか
人間みなあなたみたいなところがあるのですから、分かってくれる場合があります。
もしわかってくれなかったら、どこかで悪口を言われていても結構、ぐらいに開き直ったほうが
いいでと思います。
「ずーっといい子」を死ぬまで続けるのは大変です。楽になれる方法を考えましょう。何かが変わってくるに違いありません。
関連、思うこと
30代最後の年にブログを始めてからは、あんまし悩まなくなった。他人とは、長い人生のほんの数年、1日のうちのほんの数時間しか関わりあいを持たないのだ、と気づいてからこちらからは安易に友達だと思わないことにした。
誰かが「●●さんって・・」と振ってくれてはじめて、その人の悪口を言うもんだよね?それまでは、いつもいつもそいつのことばっかり考えて行動してるわけじゃないし。
相談者は結婚して伴侶がいる。どう思われてもいいやって思えるひとと、一緒に居るのではないですか。
いい子やってると疲れる。いじめられた経験は、確かに人生観を変えてしまうけど。自分が思うほど、他人はあなたのことを考えちゃいないよ。