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人生案内メモ、文字起こし、感想。

SWITCHインタビュー達人達 平野啓一郎X野口健 極限、アイデアについて。

山に登る理由

息ができない 意識が遠のいてく。クレバスによって雪崩の勢いが弱くなり、野口たちは奇跡的に助かった。無我夢中でシャッターを押し続けた。助かったことを伝えたくて。死を意識した瞬間一時的に興奮状態はあったけど、記録を既にスタートしてて、現場を楽しんでいた。ポジティブマインドを持っている。

平野 野口さんの著書を読むまでは、そんなにたくさん死んでいるとは思わなかった。
野口健 流れとか落石とか。野生化するんですよね。快感?変態かなあ。男って命をかける行為に憧れがある。ヒマラヤ行くと、頭で考える死とは違うものが来る極限状態になった時、最後に求めるのは日常。「やっぱり日常生活っていいなあ」

野口サンって早口なんだよね。いいこと言ってんのに書き起こすの大変。死に引き寄せられていく瞬間。無意識のうちに引き寄せられる方が時に勝っちゃう。
無精ひげが生えてる

山で死ねたら本望なのか。

エベレスト下山中にかつて落ちて行った登山家の足が見えたりする。
降りなければ行けない。怖い。
死の恐怖を払いのけるのは大変なエネルギーがいる。アルピニストが職業として成りたつ根本に期待がある。

目標を失っていた10代に植村直己の本に出会った。一種独特の興奮も含めて、登山の魅力。
失敗と成功ってなんだろう。人生を1つの作品とすると、まあまあよかったのかな。

平野(自殺は)何で大事な命を粗末にするのかって意見がありますが、心のなかで起こっていることとは違うんじゃないかと。
野口 主人公は生きることに思いがあるあまり、死んでいく

最初から最後までどこどこのだれだれさん、て書き方だと読者は「そういう人もいるかもしれないが自分には関係ない」と思う。
デビューのときから、こうすべきじゃないかと思わず、やりたいことをやる。小説家の場合は「やりたいこと できること すべきこと」がある。登山で言うとあるところまでやってどういうことができるかが見えてくると、短い人生で全部やろうとしたってきりがない。すべきことに集中する。

イデア

浮かんではダメの繰り返し。

30分ごとに書いては休みを繰り返して執筆。作家で結婚がうまくいくには、家の間取りが重要。1LDKで結婚してて作家業をやるのは無理。
妻はモデルの春香サン。

若林正泰:友達に勧められたときは、難しくて分からなかった。5年後とかにもう一度読んでみて。想像力が桁違い。「ドーン」とか。

文体は主人公で決まる。死について深く考えないといけないときに、ものを考える力のない主人公だと物事が進まない。脳内オーディション。
まず小説の世界を10ページ書いてみたら、冒頭からしっくり来ない奴がいるので、文体とキャラクターの調整が一体になって。
小説のゴールは決まってなくてもいい。
ここを書くというシーンのイメージさえあればいい。

リストラされて自殺する人。
会社の自分がバツだとしても、家族や趣味の中では生きられるかもしれない。「いなくていいんだ」って思うだけですごく楽になれた。

厳しさは内面化され、できない自分にものすごく厳しく当たってしまう。
自分に対する否定的な感情が強い
僕に効く薬は、同じ悩みを持つ人にも効くだろうという考え方なんですよね。
自分が死んだ後も母とか奥さんとかは生き続ける。
自分だけは死と言う状況を続けなきゃいけないのは恐ろしいなと。
宗教を信じないし、来世も信じることができない。
死とは無になること。