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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

サワコの朝 夏井いつき プレバト 俳句と国語の楽しみ方 

プレバト

へたくそな俳句が目の前に出てくるから怒るわけで。あたくしあれを添削しないといけないわけですよ。本人が何を言いたいのかもわからないわけですよ。ということはあの下手くそな句を、推理しないといけないでしょ。この人は一体何を言いたくてこれを書いたのか。もうシャーロック・ホームズですよ。添削をね、ふたつ、ひどい時は三つぐらい用意してカメラの前に立つ。そうするとご本人は、わたくしの推理をはるかに超えたような、どこにも書いて無いだろうみたいなことを、いけしゃあしゃあと語るわけですよ(笑)(いい俳句が)ひとつやふたつある。心が、血がきれいになる。いい句にであったら。

記憶の中で今もきらめく曲

真夏の果実サザンオールスターズ

20代の初めぐらいからずっと聴いてます。息子や娘が一緒に聴くようになって。あたしなぜか、曲名が覚えられない。めんどくさいから全部「勝手にシンドバッド」とか
「勝手にシンドローム」とか「勝手にしまくらちよこ」とかいい加減なこと言いながら子供達とバカ笑いしてた頃の、なつかしい曲。歌詞の中に「すごい比喩だな」と気に入ってるところがあるんです。「マイナス100℃の太陽みたいな」この比喩すっげ~!うわ鳥肌立った!!みたいな。鳥肌が立つような言葉に出会うと、血がきれいになる。

※明石家紅白だったか、さんちゃんが「太陽は罪な奴」の 「高気圧はVenus達の交差点」てフレーズが好きだって言ってたっけ。 余談だがタモリは「匂艶 THE NIGHT CLUB」が好き。 

子供の頃

父が毎月届く少年少女文学全集を買ってくれて、妹と奪い合って読んでた。あたし国語以外は何もできないんです。数学はなんだかわかんないし、英語も横に追うのがなんだかわからなかった。

阿川:学校の国語がすごく苦手だった。国語の問題って「作者の「これ」は何を意図してますか」そんなの人によって違うだろ!

「それ」は何を指しますか、って言われて、推理するのが楽しかった。これとこれとこれの可能性があるけど、これの可能性が一番わたしには楽しいな、と。

※高校入試に向田邦子「父の詫び状」が出題された。(83年春)入学後に梶井基次郎檸檬」を習ったけど、どちらも感じ方は人それぞれなのに、正解があるなんてどういうことだろうと思った。あの狭い解答欄にどこまで抜き書きすればいいのか、と。当時は楽しめなかった。習わされてる感。

俳句の面白さ

季語の魅力

歳時記に出会って。季語が面白いんですよね。全国いろんな学校に、俳句の種まきとして回ってるんですけど、学校に行ったら掃除の時間に、顔なじみの男の子が「組長だ!」迎えてくれて。その日はすごい風が吹いてたんですよ。彼は竹箒持って一所懸命はいてるけど、全然。飛ばされていくのね。「いやぁ組長、今日みたいな風は青嵐ですね!」
中3の山口くんが「これがいつきさんが言ってた青嵐なんだなと思いながら掃除してたんです」言われたら嬉しくなっちゃって。
季語は知識で覚えるんじゃなく、体で「今吹いてる風が青嵐だ」とか。例えばミカン食べるんでも、スーパーで買ってきたんじゃなくて、冬の季語のみかんなんだ、と思って食べるのとそうじゃないのは季語の身に付き方が違う。汗もハンカチも季語。持ち物の特性が現れるのが、季語として認識される。都会だって季語がある。風邪もマスクも季語。

青嵐【あおあらし】
初夏の風を揺すって吹き渡るやや強い風。
せいらん。

※季語等を調べるときは検索でなく、辞書で調べましょう。ネットで「青嵐」検索すると大野智くんが最初に出てきます。

俳句のつくり方

中の句に季語がないかチェック
「まっしろな」から思い浮かぶのは雪か髪か。ここで雪って言ったらしばいたろかと思いましたが(笑)なさけなくしようとおもえばできるんですよ。
「まっしろな あなたの髪に すきま風」

「山眠る」はなかなか趣のある季語ですね。「風花」は「かざはな」四音なので「風花す」風に乗って向こうから雪の粒が飛んできてます。
「まっしろな あなたの髪や 風花す」
※どう詠んでもハゲの予感

(佐和子さんは)めっちゃ才能が有る。

季語を楽しみ尽くして俳句を作りたい。人生に退屈という言葉がなくなる。散文を書く脳のメカニズムと、俳句を書く脳のメカニズムは全然違う。五感情報が外から入ってきて、脳の中で構成される。語弊を恐れずに言うと、外からの情報の方が自分でも驚くようなものができる。

夫が去年肺がんの手術をしまして、確かにうろたえたんですよ。そしたら「物事はいいようになるか、悪いようになるか どっちになるかわからないけど。なるようになるんですから」って言われて。それなら俳句を生業にしてるんだから、俳句をとにかく作ることを祈りにしようと。百や二百じゃないですね。今時の肺がんの手術って、翌日からすごい動くんですよ。でも歩いただけすごい勢いで回復する。「朝の蝉明るし」も、手術もうまくいって、やっとここまで来たなという。

(抜粋)
六月の綺麗に 手術着の青も
ぬるくふるえて 病院食の冷や奴
草に濡れ来て 草色の月涼し
朝の蝉明るし 検温の時間

心に響く曲はマユミーズ「密会」
いつきさんの俳句にメロディをつけた曲
夏井いつき「密会」(CDブック「俳句ソングス」より) - YouTube

2018年版 夏井いつきの365日季語手帖

2018年版 夏井いつきの365日季語手帖

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